地形情報処理学

科目基礎情報

学校 和歌山工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 地形情報処理学
科目番号 0023 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 参考書]「空間情報工学概論」:近津 博文他(日本測量協会) [参考書]「地理空間情報工学演習」:日本リモートセンシング研究会 [参考書]「空間情報工学 改訂版」:村井俊治(日本測量協会)
担当教員 山本 昌也

到達目標

(1) 地理空間情報の基礎と最新状況の習得( C-1)
(2) 関連するGIS、GPSの概要の習得と実習 ( C-1)
(3) 地理情報システムのデータ構築手法の習得・実習( C-1)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
地理空間情報地理空間情報の基礎と最新状況を理解し説明できる地理空間情報の基礎と最新状況を理解できる地理空間情報の基礎と最新状況を理解できない
GIS、GPS関連するGIS、GPSの概要を理解し説明できる関連するGIS、GPSの概要を理解できる関連するGIS、GPSの概要を理解できない
地理情報システム地理情報システムのデータ構築手法を理解し説明できる地理情報システムのデータ構築手法を理解できる地理情報システムのデータ構築手法を理解できない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
地理空間情報処理学(工学)の知識は、地形、環境、地理的デザインを行う上で必要不可欠なも
のである。これに従い、「インターネットGIS」についても習熟が必要となる。地理空間情報の基
礎およびGISシステムを中心に、講義と実習を行う。
授業の進め方・方法:
講義と実習
注意点:
事前学習:参考書等で予習する
事後学習:ノート等で講義の復習を行う

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 シラバスの説明、地理空間情報工学とは? 
授業概要の説明(15回の内訳)、地理空間情報工学とは何か?
地理空間情報工学の基本事項、
 空間情報工学として必要な事項、測位の基準、
国土地理院の地図を使ってみよう(地図の入手方法 その1)
国が推進する「基盤地図情報整備事業」の概要
GoogleEarthを使ってみよう(地図の入手方法 その2)
国が定めた「地理空間情報活用推進基本法」の概要
 「地殻変動」をキーワードに調査してみよう(地図の活用 その1)
地理空間情報工学とは何かを理解し説明できる
2週 地理空間情報工学の基本事項、
 空間情報工学として必要な事項、測位の基準、
国土地理院の地図を使ってみよう(地図の入手方法 その1)
地理空間情報工学の基本事項を理解し説明できる
3週 国が推進する「基盤地図情報整備事業」の概要
GoogleEarthを使ってみよう(地図の入手方法 その2)
国が推進する「基盤地図情報整備事業」の概要を理解し説明できる
4週 国が定めた「地理空間情報活用推進基本法」の概要
 「地殻変動」をキーワードに調査してみよう(地図の活用 その1)
国が定めた「地理空間情報活用推進基本法」の概要を理解し説明できる
5週 GPS測位方式の解説
 GPSの概要とネットワーク型RTK-GPS
GPS測位方式を理解し説明できる
6週 SAR、VLBIなどの技術の解説
カシミールを使ってみよう(地図の活用 その2)
SAR、VLBIなどの技術を理解し説明できる
7週 GISとレーザー測量
 統合型GIS整備計画、航空写真測量及び航空レーザー測量
GISとレーザー測量を理解し説明できる
8週 GPS気象学 GPSの測位以外への応用例の解説 
 可降水量システムの概要について説明 ほか
GPS気象学 GPSの測位以外への応用例を理解し説明できる
2ndQ
9週 GISデータの作成 
 道路台帳の作成について説明
道路台帳の作成方法を理解し説明できる
10週 道路台帳作成、実習 (1)
道路台帳図を現場で作成する実習(GPS、TS使用)
道路台帳を作成できる
11週 道路台帳作成、実習 (2)
道路台帳図を現場で作成する実習(GPS、TS使用)
道路台帳を作成できる
12週 道路台帳作成、実習 (3)→編集(1)
道路台帳図を現場で作成する→CADで編集する(AutoCAD使用)
道路台帳を作成できる
13週 道路台帳作成、編集(2)
CADで編集する(AutoCAD使用)
道路台帳を作成できる
14週 道路台帳作成、編集(3)
CADで編集する→道路台帳に完成させる要素の編集追加(AutoCAD使用)
道路台帳を作成できる
15週 実習成果発表会、まとめ
 道路台帳の出来具合の相対評価と絶対評価、授業のまとめ
作成した道路台帳を成果として発表できる
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

レポート実習データ成果物態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合404020000100
基礎的能力0000000
専門的能力404020000100
分野横断的能力0000000