測量学実習Ⅰ

科目基礎情報

学校 和歌山工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 測量学実習Ⅰ
科目番号 0023 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 環境都市工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 3
教科書/教材 堤隆著:環境・都市システム系教科書シリーズ11 測量学Ⅰ,コロナ社
担当教員 平野 廣佑,横田 恭平

到達目標

測量学で学習した基礎工学の知識について実際にトラバース測量,平板測量,水準測量,三角測量の実習を通じて各種測量器械を使用した測量を実施することができる.(C-1(d1)) また,測定した数値を正しく計算できる技術,各種図面を正確に作成することができる.(C-1(d1))

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
各種測量器械を使用した測量の実施測量学で学習した基礎工学の知識について実際にトラバース測量,平板測量,水準測量,三角測量の実習を通じて各種測量器械を使用した測量を実施することができる.不完全ではあるが、各種測量器械を使用した測量を実施することができる.各種測量器械を使用した測量を実施することができない.
測定した数値を正しく計算できる技術測定した数値を正しく計算できる改善点はあるものの、測定した数値を計算できる測定した数値を正しく計算できない
各種図面の正確な作成各種図面を正確に作成することができる改善点はあるものの、各種図面を作成することができる各種図面を正確に作成することができない

学科の到達目標項目との関係

JABEE C-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
各種測量器械を使用して,トラバース測量,平板測量,水準測量および三角測量を行う.
授業の進め方・方法:
キャンパス内を利用し、各種測定機器を用いた実習を行い、その結果得られた物を課題として提出してもらう。また、必要に応じて講義を実施する。
注意点:
【事前学習】測量学Ⅰおよび測量学Ⅱにおいて,実習で用いる知識を教えているため,その内容を過去のノート・資料等から復習する 【事後学習】班ごとに測量時のデータを共有し,また課題が提示された場合は完成に取り掛かる 【備考】(1)測量実習は屋外での実習であり,天候に左右されるため,悪天候の場合は,授業内容が変更されることがある.(2)実習時の服装は研修服とし,盛夏については別途指示する.なお,必ず靴を履き,草履やスリッパについては,実習に参加させず欠席扱いとする.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 シラバスの説明.実習における安全についての注意,授業(距離測量) 測量学実習Ⅰにおける今後の授業計画を理解できる,距離測量について理解できる
2週 基本的な距離測量(目測,歩測,ビニールテープ,スチールテープによる測距) 各種方法から距離測量ができる
3週 授業(水平測量) 水準測量について理解できる
4週 直接水準測量1 水準測量ができる
5週 直接水準測量2 水準測量ができる
6週 授業(角測量) トランシットについて理解できる
7週 角測量(トランシットの据付け練習1) トランシットの据付けができる
8週 角測量(トランシットの据付け練習2) トランシットの据付けができる
2ndQ
9週 角測量(トランシットの据付け実技試験) トランシットの据付けができる
10週 角測量(測角練習1) 単測法で角度を測定できる
11週 角測量(測角練習2) 単測法で角度を測定できる
12週 角測量(測角実技試験1) 単測法で角度を測定できる
13週 角測量(測角実技試験2) 単測法で角度を測定できる
14週 角測量(測角実技試験3) 単測法で角度を測定できる
15週 授業(トラバース) トラバース測量について理解できる
16週 トラバース測量(選点,測距,測角) トラバース測量の手法を理解できる
後期
3rdQ
1週 授業(細部測量) 細部測量について理解できる
2週 平板測量1 TSを用いた細部測量ができる
3週 平板測量2 TSを用いた細部測量ができる
4週 平板測量3 TSを用いた細部測量ができる
5週 平板測量4 TSを用いた細部測量ができる
6週 地形図作製 計算した座標値をプロットできる
7週 GNSS測量 GNSS測量の理解、および使用が可能である
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の工学実験・実習能力建設系分野【実験・実習能力】建設系【実験実習】距離測量について理解し、器具を使って測量できる。4前2
セオドライトによる角測量について理解し、器具を使って測量できる。4前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14
トラバース測量について理解し、器具を使って測量できる。4前16
水準測量について理解し、器具を使って測量できる。4前4,前5

評価割合

レポート課題実技試験実習への取組み合計
総合評価割合503020000100
基礎的能力0000000
専門的能力503020000100
分野横断的能力0000000