総合理科

科目基礎情報

学校 和歌山工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 総合理科
科目番号 0023 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 [参考書] 鈴木;「フォトサイエンス生物図録」数研出版,浜島書店編;「ニューステージ地学図表」浜島書店
担当教員 湯川 逸紀,小出 敏弘

到達目標

(1)地球上の生物が多様であり、共通性があることを理解する。世界にある様々な生物群系の存在、成因、生態系の成り立ちを理解する。(2)地球の歴史の経過の中で、地球の表層や内部を関連させ、地球の特徴、地学的事象を理解する。地球の大気圏、水圏での現象、太陽とのかかわりを理解し、気象との関係を説明できる。工学が自然環境に及ぼす影響を正確に理解するために、地球環境、生物環境についての正しい理解が必須となる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1地球上の生物が多様であり、共通性があることを理解できる地球上の生物が多様であり、共通性があることをおおむね理解できる地球上の生物が多様であり、共通性があることを理解できない
評価項目2世界にある様々な生物群系の存在、成因、生態系の成り立ちを理解できる世界にある様々な生物群系の存在、成因、生態系の成り立ちをおおむね理解できる世界にある様々な生物群系の存在、成因、生態系の成り立ちを理解できない
評価項目3地球の歴史の経過の中で、地球の表層や内部を関連させ、地球の特徴、地学的事象を理解できる地球の歴史の経過の中で、地球の表層や内部を関連させ、地球の特徴、地学的事象をおおむね理解できる地球の歴史の経過の中で、地球の表層や内部を関連させ、地球の特徴、地学的事象を理解できない
地球の大気圏、水圏での現象、太陽とのかかわりを理解し、気象との関係を説明できる地球の大気圏、水圏での現象、太陽とのかかわりを理解し、気象との関係をおおむね説明できる地球の大気圏、水圏での現象、太陽とのかかわりを理解し、気象との関係を説明できない

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
生物とそれを取り巻く地球環境を中心に、自然の事物・現象、自然と人間との関わりについて学習する
授業の進め方・方法:
ノートは不要です。プリント(主としてB4)を配布します。そこに記入してください。
注意点:
事前学習:授業予定部分の教科書・資料をよく読んでおくこと。事後学習:授業内容に関する教科書・資料等を見直すこと。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 [地球の概観] 太陽系の中の地球(太陽系、地球の誕生など) 太陽系の中の地球(太陽系、地球の誕生など)について説明できる。
2週 地球の構造(地殻をつくる物質、地球の形と大きさなど) 地球の構造(地殻をつくる物質、地球の形と大きさなど)について説明できる。
3週 [活動する地球] 地殻の変動(変動地形など) 地殻の変動(変動地形など)について説明できる。
4週 地殻の変動(火山活動と地震など) 地殻の変動(火山活動と地震など)について説明できる。
5週 プレートテクトニクス(プレートの動き、火山、地震など) プレートテクトニクス(プレートの動き、火山、地震など)について説明できる。
6週 [大気と海洋] 大気の構造(地球の熱収支と温暖化など) 大気の構造(地球の熱収支と温暖化など)について説明できる。
7週 気象現象(大気の運動、気団と高気圧など) 気象現象(大気の運動、気団と高気圧など)について説明できる。
8週 後期中間試験
4thQ
9週 [生物の多様性と共通性] 生物の多様性 生物の多様性について説明できる。
10週 生物の共通性
生物の共通性について説明できる。
11週 エネルギーと代謝、光合成と呼吸 エネルギーと代謝について説明できる。光合成と呼吸について説明できる。
12週 [地球上の植生]  植生の遷移、バイオソーム 植生の遷移、バイオソームについて説明できる。
13週 [生態系]  生態系の構成要素、生態系ピラミッド、生態系における炭素循環とエネルギーの流れ 生態系、生態系の構成要素、生態系ピラミッド、生態系における炭素循環とエネルギーの流れについて説明できる。
14週 [人間活動と地球環境の保全]  熱帯林減少と生物多様性喪失、有害物質の生物濃縮、地球温暖化問題 熱帯林減少と生物多様性喪失、有害物質の生物濃縮、地球温暖化問題について説明できる。
15週 後期期末試験
16週 試験返却・解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学物理力学速度と加速度の概念を説明できる。3
平均の速度、平均の加速度を計算することができる。3
直線および平面運動において、2物体の相対速度、合成速度を求めることができる。3
等加速度直線運動の公式を用いて、物体の座標、時間、速度に関する計算ができる。3
平面内を移動する質点の運動を位置ベクトルの変化として扱うことができる。3
水平投射、及び斜方投射した物体の座標、速度、時間に関する計算ができる。3
物体の質量と速度から運動量を求めることができる。3
運動量の差が力積に等しいことを利用して、様々な物理量の計算ができる。3
運動量保存則を様々な物理量の計算に利用できる。3
周期、振動数など単振動を特徴づける諸量を求めることができる。3
単振動における変位、速度、加速度、力の関係を説明できる。3
等速円運動をする物体の速度、角速度、加速度、向心力に関する計算ができる。3
万有引力の法則から物体間にはたらく万有引力を求めることができる.3
万有引力による位置エネルギーに関する計算ができる。3
波動波の振幅、波長、周期、振動数、速さについて説明できる。3
横波と縦波の違いについて説明できる。3
波の重ね合わせの原理について説明できる。3
波の独立性について説明できる。3
2つの波が干渉するとき、互いに強めあう条件と弱めあう条件について計算できる。3
定常波の特徴(節、腹の振動のようすなど)を説明できる。3
ホイヘンスの原理について説明できる。3
波の反射の法則、屈折の法則、および回折について説明できる。3
弦の長さと弦を伝わる波の速さから、弦の固有振動数を求めることができる。3
気柱の長さと音速から、開管、閉管の固有振動数を求めることができる(開口端補正は考えない)。3
共振、共鳴現象について具体例を挙げることができる。3
一直線上の運動において、ドップラー効果による音の振動数変化を求めることができる。3
自然光と偏光の違いについて説明できる。3
光の反射角、屈折角に関する計算ができる。3
波長の違いによる分散現象によってスペクトルが生じることを説明できる。3
電気導体と不導体の違いについて、自由電子と関連させて説明できる。3
クーロンの法則が説明できる。3
クーロンの法則から、点電荷の間にはたらく静電気力を求めることができる。3
電場・電位について説明できる。3
オームの法則から、電圧、電流、抵抗に関する計算ができる。3
抵抗を直列接続、及び並列接続したときの合成抵抗の値を求めることができる。3
ジュール熱や電力を求めることができる。3
物理実験物理実験測定機器などの取り扱い方を理解し、基本的な操作を行うことができる。3
安全を確保して、実験を行うことができる。3
実験報告書を決められた形式で作成できる。3
有効数字を考慮して、データを集計することができる。3
力学に関する分野に関する実験に基づき、代表的な物理現象を説明できる。3
波に関する分野に関する実験に基づき、代表的な物理現象を説明できる。3
光に関する分野に関する実験に基づき、代表的な物理現象を説明できる。3
電磁気に関する分野に関する実験に基づき、代表的な物理現象を説明できる。3

評価割合

定期試験課題・提出物・演習・小テストなど合計
総合評価割合7030100
配点7030100