測量学Ⅰ

科目基礎情報

学校 和歌山工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 測量学Ⅰ
科目番号 0034 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 堤隆著 環境・都市システム系 教科書シリーズ 11 改訂 測量学Ⅰ(コロナ社)
担当教員 三岩 敬孝,青木 仁孝

到達目標

1. 区域の大小、順序、方法、目的および法律による分類について、説明できる。
2. 測量体系(国家基準点等)を説明できる。
3. 巻尺による測量で生じる誤差を説明でき、測量結果から計算ができる。
4. 光波・電波による距離測量を説明できる。
5. 単測法、倍角法、方向法を説明でき、測量結果から計算ができる。
6. 角測量で生じる誤差の取扱いを説明できる。
7. トラバース測量の種類、手順および方法について、説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
測量の分類、法規測量区域の大小、順序、方法、目的、法律による分類、ならびに測量体系(国家基準点等)について具体例を交えながら詳細な説明できる。測量区域の大小、順序、方法、目的、法律による分類、ならびに測量体系(国家基準点等)の基礎的な事項について説明できる。測量区域の大小、順序、方法、目的、法律による分類、ならびに測量体系(国家基準点等)の基礎的な事項について説明できない。
距離測量巻尺、光波、電波を利用した距離測量で生じる誤差および測量結果からの距離計算について具体例を交えながら詳細な説明ができる。巻尺、光波、電波を利用した距離測量で生じる誤差の基礎的な事項の説明ができ、測量結果からの距離計算ができる。巻尺、光波、電波を利用した距離測量で生じる誤差の基礎的な事項について説明ができず、測量結果からの距離計算もできない。
角測量単測法、倍角法、方向法と測量結果からの角度計算について具体例を交えながら詳細な説明ができる。単測法、倍角法、方向法に関する基礎的な事項の説明と測量結果からの角度計算ができる。単測法、倍角法、方向法に関する基礎的な事項の説明と測量結果からの角度計算ができない。
トラバース測量トラバース測量の種類、手順および方法について具体例を交えながら詳細な説明ができる。トラバース測量の種類、手順および方法の基礎的な事項について説明ができる。トラバース測量の種類、手順および方法の基礎的な事項について説明ができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
距離測量、角測量、トラバース測量の概念や測量で得られた測定値の処理・補正方法などについて学ぶ。
授業の進め方・方法:
講義を中心として演習問題を適宜実施する。
注意点:
事前学習:参考書等に掲載されている演習課題に取り組む。
事後学習:授業中に行った課題について再度取り組み、授業内容を次の授業までに復習する。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 測量学概説
距離測量 (1)
距離測量の定義、分類と精度、巻尺による距離測量の方法について説明できる。
鋼巻尺による測定値の補正ができる。
2週 距離測量 (2) 光波測距儀による距離測量の原理につて説明できる。
3週 角測量 (1) 角度の定義、測定機器に生じる機械誤差について説明できる。
4週 角測量 (2) 角測量における測定方法の分類について説明できる。
5週 トラバース測量 (1) トラバース測量の概説、方位角の意味とその計算方法について説明できる。
6週 トラバース測量 (2) 経距・緯距の計算ができる。
7週 トラバース測量 (3) 閉合誤差と閉合比の計算ができる。
8週 トラバース測量 (4) トラバースの調整計算ができる。
2ndQ
9週 面積・体積の計算 (1) 測量で得られるデータから面積・体積の計算ができる。
10週 面積・体積の計算 (2) 測量で得られるデータから面積・体積の計算ができる。
11週 課題演習 (距離測量) 距離測量で取得できるデータの処理ができる。
12週 課題演習 (角測量) 角測量で取得できるデータの処理ができる。
13週 課題演習 (トラバース測量) トラバース測量で取得できるデータの処理ができる。
14週 課題演習 (面積・体積の計算) 測量で得られるデータから面積・体積の計算ができる。
15週 期末試験
16週 試験答案返却・解答解説 期末試験で間違った問題の正答を求めることができる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野測量区域の大小、順序、方法、目的および法律による分類について、説明できる。4前1
測量体系(国家基準点等)を説明できる。4前1
巻尺による測量で生じる誤差を説明でき、測量結果から計算ができる。4前3
光波・電波による距離測量を説明できる。4前4
単測法、倍角法、方向法を説明でき、測量結果から計算ができる。4前5,前6
生じる誤差の取扱いを説明できる。4前5,前6
種類、手順および方法について、説明できる。4前7,前8,前10,前11

評価割合

小テスト期末試験合計
総合評価割合5050100
配点5050100