概要:
政策/企業/人の三者関係の中で、技術者がもつべき/果たすべき倫理を理解し、社会における責任を理解する。また、多様な観点から問われる倫理を自覚し、自分自身の社会において果たすべき役割を自ら問う力を養う。
授業の進め方・方法:
倫理をめぐる、今日的、また、歴史的問題を出来るだけ具体的な事例に則して考える
注意点:
【事前学習】授業時に、次回の授業のテーマについて説明する。次の授業までに、自らの問題意識を持って、そのテーマに関する新聞記事や本などで読んでおくこと。【事後学習】人と倫理、科学技術と倫理に関して関心をもち、授業で得た知見を主体的に、かつ多角的に発展させる。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 社会 | 公民的分野 | 人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解し、これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。 | 3 | 前1,前2,前12,前14 |
工学基礎 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 技術者倫理が必要とされる社会的背景や重要性を認識している。 | 3 | 前2,前4,前5,前9,前10,前11,前12 |
説明責任、製造物責任、リスクマネジメントなど、技術者の行動に関する基本的な責任事項を説明できる。 | 3 | 前2,前4,前5,前9,前10,前11,前12 |
社会における技術者の役割と責任を説明できる。 | 3 | 前2,前4,前5,前9,前10,前11,前12,前13 |
現代社会の具体的な諸問題を題材に、自ら専門とする工学分野に関連させ、技術者倫理観に基づいて、取るべきふさわしい行動を説明できる。 | 3 | 前2,前4,前5,前9,前10,前11,前12 |
環境問題を考慮して、技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。 | 3 | 前6,前7,前8 |
分野横断的能力 | 態度・志向性(人間力) | 態度・志向性 | 態度・志向性 | 社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。 | 3 | 前1,前5,前12 |
法令やルールを遵守した行動をとれる。 | 3 | 前1 |
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。 | 3 | 前1 |
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。 | 3 | 前2,前3,前13 |
企業には社会的責任があることを認識している。 | 3 | 前5,前6,前7,前12 |
総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。 | 3 | 前2,前15 |