科目基礎情報

学校 和歌山工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 倫理
科目番号 0040 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 配布プリント
担当教員 鎌倉 祥太郎,赤崎 雄一

到達目標

1.人間関係における倫理的問題をとらえ、自らの考えを記述できるようになること。
2.人と技術における倫理的問題を理解し、自らの考えを記述できるようになること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1倫理的問題の基礎を理解できる倫理的問題の基礎を基本的に理解できる倫理的問題の基礎を理解できない

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
多様な観点から問われる倫理を自覚し、社会において果たすべき自分自身の役割を自ら問う力を養う。また「技術を理解し・実践する人/政策に関与する人/住民」といった異なる立場を踏まえた上で、技術者がもつべき/果たすべき倫理を理解し、社会における責任を理解する。
授業の進め方・方法:
各授業時にレジュメを配布する
注意点:

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス 倫理を学ぶとは 授業内容を理解できる。
2週 西洋哲学の展開① 古代ギリシア哲学とキリスト教 授業内容を理解できる。
3週 西洋哲学の展開② 現代思想 授業内容を理解できる。
4週 戦争と戦後日本社会① 丸山眞男と大塚久雄 授業内容を理解できる。
5週 戦争と戦後日本社会② 60年安保とベトナム反戦運動 授業内容を理解できる。
6週 公害と日本社会① 四大公害訴訟 授業内容を理解できる。
7週 公害と日本社会② 環境権とは何か 授業内容を理解できる。
8週 科学技術と倫理① 技術者倫理について考える 授業内容を理解できる。
4thQ
9週 科学技術と倫理② 生命倫理について 授業内容を理解できる。
10週 災害と倫理① 東日本大震災における避難と葛藤 授業内容を理解できる。
11週 災害と倫理② 「災害ユートピア」とは何か 授業内容を理解できる。
12週 現代社会と倫理① ジェンダー問題を考える 授業内容を理解できる。
13週 現代社会と倫理② 「外国人」差別と日本社会の課題 授業内容を理解できる。
14週 現代社会と倫理③ メディアと差別 授業内容を理解できる。
15週 倫理を考える テスト返却と解説 授業内容を理解できる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会公民的分野人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解し、これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。3前3,前9,前12
工学基礎技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史説明責任、製造物責任、リスクマネジメントなど、技術者の行動に関する基本的な責任事項を説明できる。3前4,前5,前6,前7,前10,前11,前12,前13,前14
現代社会の具体的な諸問題を題材に、自ら専門とする工学分野に関連させ、技術者倫理観に基づいて、取るべきふさわしい行動を説明できる。3前4,前5,前6,前7,前10,前11,前12,前13,前14
技術者倫理が必要とされる社会的背景や重要性を認識している。3前4,前5,前6,前7,前10,前11,前12,前13,前14
社会における技術者の役割と責任を説明できる。3前4,前5,前6,前7,前10,前11,前12,前13,前14
環境問題の現状についての基本的な事項について把握し、科学技術が地球環境や社会に及ぼす影響を説明できる。3前10,前11,前12
環境問題を考慮して、技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。3前8,前10,前11,前12
分野横断的能力態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性法令やルールを遵守した行動をとれる。3前1,前2
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。3前1,前2
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。3前1,前2,前3
企業には社会的責任があることを認識している。3前5,前10,前11

評価割合

定期試験授業での提出課題合計
総合評価割合7030100
配点7030100