到達目標
1.人間関係における倫理的問題をとらえ、自らの考えを記述できるようになること。
2.人と技術における倫理的問題を理解し、自らの考えを記述できるようになること。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 倫理的問題の基礎を理解できる | 倫理的問題の基礎を基本的に理解できる | 倫理的問題の基礎を理解できない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
多様な観点から問われる倫理を自覚し、社会において果たすべき自分自身の役割を自ら問う力を養う。また「技術を理解し・実践する人/政策に関与する人/住民」といった異なる立場を踏まえた上で、技術者がもつべき/果たすべき倫理を理解し、社会における責任を理解する。
授業の進め方・方法:
各授業時にレジュメを配布する
注意点:
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス 倫理を学ぶとは |
授業内容を理解できる。
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2週 |
西洋哲学の展開① 古代ギリシア哲学とキリスト教 |
授業内容を理解できる。
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3週 |
西洋哲学の展開② 現代思想 |
授業内容を理解できる。
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4週 |
イギリスの革命と社会契約説 |
授業内容を理解できる。
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5週 |
アメリカ独立宣言からフランス革命 |
授業内容を理解できる。
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6週 |
公害と日本社会① 戦前・戦後の公害問題 |
授業内容を理解できる。
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7週 |
公害と日本社会② 水俣病 |
授業内容を理解できる。
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8週 |
公害と日本社会③ 技術の発達と公害 |
授業内容を理解できる。
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4thQ |
9週 |
原子力発電と倫理① 反原発運動 |
授業内容を理解できる。
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10週 |
原子力発電と倫理② 原発事故と技術者倫理 |
授業内容を理解できる。
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11週 |
実例からみる技術者倫理① チャレンジャー号爆発事故とシティコープビル |
授業内容を理解できる。
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12週 |
実例からみる技術者倫理② ヒューマンエラーとその背景 |
授業内容を理解できる。
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13週 |
実例からみる技術者倫理③ 製造物責任と危機管理 |
授業内容を理解できる。
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14週 |
実例からみる技術者倫理④ 内部告発と技術者倫理 |
授業内容を理解できる。
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15週 |
倫理を考える テスト返却と解説 |
授業内容を理解できる。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文社会科学 | 社会 | 公民的分野 | 人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解し、これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。 | 3 | |
工学基礎 | 技術者倫理 | 技術者倫理 | 説明責任、製造物責任、リスクマネジメントなど、技術者の行動に関する基本的な責任事項を説明できる。 | 3 | |
現代社会の具体的な諸問題を題材に、自ら専門とする工学分野に関連させ、技術者倫理観に基づいて、取るべきふさわしい行動を説明できる。 | 3 | |
技術者倫理が必要とされる社会的背景や重要性を認識している。 | 3 | |
社会における技術者の役割と責任を説明できる。 | 3 | |
環境問題の現状についての基本的な事項について把握し、科学技術が地球環境や社会に及ぼす影響を説明できる。 | 3 | |
環境問題を考慮して、技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。 | 3 | |
分野横断的能力 | 基盤的資質・能力 | 自己理解 | 自己理解 | 法令やルールを遵守した行動をとれる。 | 3 | |
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。 | 3 | |
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。 | 3 | |
企業には社会的責任があることを認識している。 | 3 | |
評価割合
| 定期試験 | 授業での提出課題 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 30 | 100 |
配点 | 70 | 30 | 100 |