概要:
読む・聞く・書く・話す・考えるという日本語の能力を有機的に連携させつつ育成することにより、社会において求められる論理的かつ多角的な理解力、柔軟な発想・思考力、豊かな口頭表現を含む効果的なコミュニケーション能力、および主体的な表現意欲を培う。また、基本文献の音読・読解をとおして自らの思考の相対化を図るとともに、言語表現の技術を主体的に向上させる。
授業の進め方・方法:
授業の進め方については講義・演習形式を併用する。
注意点:
皆さんが将来どのような職業に就くとしても、文章読解、文章表現、口頭表現の技術と、論理的かつ相対的な思考方法の獲得は必須である。もちろん、感情の理解と表出が、学校、職場、家庭などのあらゆる人間関係の基礎となるのは言うまでもない。授業を受身の姿勢で聞くだけではなく、「書く」「話す」「考える」行為を主体的に行ってほしい。3年時の教科書は難易度が高いので、しっかり学ぶことが必要となろう。さらに授業時以外でも、幅広いジャンルの読書を行なうことが望ましい。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス スピーチの方法
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スピーチの方法を理解できる。
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2週 |
評論「贈り物」としてのノブレス・オブリージュ
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現代の諸問題を理解し、自身の思考を相対化できる.
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3週 |
評論「贈り物」としてのノブレス・オブリージュ
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現代の諸問題を理解し、自身の思考を相対化できる。
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4週 |
評論「贈り物」としてのノブレス・オブリージュ
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現代の諸問題を理解し、自身の思考を相対化できる。 技術にすぐれるための心構えを理解する。
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5週 |
表現 文章の基礎 |
漢字や語彙についての知識を深めることができる。 技術にすぐれるための心構えを理解する。
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6週 |
小説「水仙」 |
新たなものの見方を理解して、自らの表現に生かすことができる。
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7週 |
小説「水仙」 |
新たなものの見方を理解して、自らの表現に生かすことができる。
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8週 |
小説「水仙」 |
新たなものの見方を理解して、自らの表現に生かすことができる。
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2ndQ |
9週 |
小説「水仙」 |
新たなものの見方を理解して、自らの表現に生かすことができる。
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10週 |
表現 意見の発表
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他者が理解できるよう自身の意見を伝えることができる。
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11週 |
随想「陰翳礼讚」 |
作者の主張を正確に読解することができる。
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12週 |
随想「陰翳礼讚」 |
作者の主張を正確に読解することができる。
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13週 |
随想「陰翳礼讚」 |
作者の主張を正確に読解することができる。
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14週 |
随想「陰翳礼讚」 |
作者の主張を正確に読解することができる。
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15週 |
期末試験
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試験により理解度を点検し、今後に生かすことができる。
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16週 |
試験答案返却・解答解説 |
試験による理解度点検を行うとともに、理解が不十分であった部分を補うことができる。
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後期 |
3rdQ |
1週 |
小説「舞姫」スピーチの方法② |
人間関係の力学をや欲望の発生の構造を理解できる。
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2週 |
小説「舞姫」スピーチ実践の開始 |
人間関係の力学や欲望の発生の構造を理解し、自らの思考を相対化できる。
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3週 |
小説「舞姫」 |
人間関係の力学や欲望の発生の構造を理解し、自らの思考を相対化できる。
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4週 |
小説「舞姫」 |
人間関係の力学や欲望の発生の構造を理解し、自らの思考を相対化できる。
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5週 |
小説「舞姫」 |
人間関係の力学や欲望の発生の構造を理解し、自らの思考を相対化できる。
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6週 |
小説「舞姫」 |
人間関係の力学や欲望の発生の構造を理解し、自らの思考を相対化できる。
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7週 |
小説「舞姫」 |
人間関係の力学や欲望の発生の構造を理解し、自らの思考を相対化できる。
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8週 |
小説「舞姫」 |
人間関係の力学や欲望の発生の構造を理解し、自らの思考を相対化できる。
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4thQ |
9週 |
評論 「猫は後悔するか」映像表現の手法 |
論理的な文章を読み、論理の展開を的確に把握するとともに、自らの意見を表明することができる。
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10週 |
評論 「猫は後悔するか」映像表現の手法 |
論理的な文章を読み、論理の展開を的確に把握するとともに、自らの意見を表明することができる。
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11週 |
評論 「猫は後悔するか」 |
論理的な文章を読み、論理の展開を的確に把握するとともに、自らの意見を表明することができる。
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12週 |
評論 「猫は後悔するか」 |
論理的な文章を読み、論理の展開を的確に把握するとともに、自らの意見を表明することができる。
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13週 |
評論 「猫は後悔するか」 |
論理的な文章を読み、論理の展開を的確に把握するとともに、自らの意見を表明することができる。
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14週 |
表現 手紙の書き方 |
実用的な文章を書くことができる。
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15週 |
期末試験 |
試験により理解度を点検し、今後に生かすことができる。
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16週 |
試験答案返却・解答解説 |
試験による理解度点検を行うとともに、理解が不十分であった部分を補うことができる。
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 国語 | 国語 | 論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。 | 3 | 前2 |
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。 | 3 | 前4,後13 |
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。 | 3 | 前9 |
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。 | 3 | 前5 |
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。 | 3 | 前5 |
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。 | 3 | 前5 |
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。 | 3 | 前2,後11 |
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。 | 3 | 後14 |
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。 | 3 | 後8 |
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。 | 3 | 後8 |
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。 | 3 | 前10 |
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。 | 3 | 前10 |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。 | 3 | 前5 |
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。 | 3 | 前1 |
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。 | 3 | 前1 |
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。 | 3 | 前1 |
他者の意見を聞き合意形成することができる。 | 3 | 後13 |
合意形成のために会話を成立させることができる。 | 3 | 前10 |
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。 | 3 | 前10 |
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。 | 3 | 後1 |
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる | 3 | 前10,後2 |
複数の情報を整理・構造化できる。 | 3 | 前10 |
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。 | 3 | 前10 |
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。 | 3 | 前10 |
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。 | 3 | 前10 |
事実をもとに論理や考察を展開できる。 | 3 | 前10 |
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。 | 3 | 後8 |