測量学Ⅳ

科目基礎情報

学校 和歌山工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 測量学Ⅳ
科目番号 0043 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材 わかりやすい測量シリーズ(8)測量誤差の処理方法,斎藤暢夫,(社)日本測量協会  副読本:環境・都市システム系教科書シリーズ 測量学Ⅰ,堤隆著,測量学Ⅱ,岡林 他,コロナ社 土木実習2 測量,小田部 他,実教出版(株)
担当教員 平野 廣佑

到達目標

①地形測量の方法と等高線・地性線の性質について,基礎工学の知識を用いて説明できる(C-1) ②測量成果に必然的に生じる誤差ついて基礎工学の知識を用いて理解できる(C-1) ③誤差の処理方法として,最小二乗法の原理,誤差および重みの拡張について,数学および物理の基礎知識を用いて理解できる(C-1)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
地形測量の方法と等高線・地性線の性質に関する基礎工学の知識地形測量の方法と等高線・地性線の性質について,基礎工学の知識を用いて説明できる簡素ではあるが、地形測量の方法と等高線・地性線の性質について,基礎工学の知識を用いて説明できる地形測量の方法と等高線・地性線の性質について,基礎工学の知識を用いて説明できない
測量成果に必然的に生じる誤差に関する基礎工学の知識測量成果に必然的に生じる誤差ついて基礎工学の知識を用いて理解できる簡素ではあるが、測量成果に必然的に生じる誤差ついて基礎工学の知識を用いて理解できる測量成果に必然的に生じる誤差ついて基礎工学の知識を用いて理解できない
誤差の処理方法としての最小二乗法の原理,誤差および重みの拡張について(数学および物理の基礎知識)誤差の処理方法として,最小二乗法の原理,誤差および重みの拡張について,数学および物理の基礎知識を用いて理解できる簡素ではあるが、誤差の処理方法として,最小二乗法の原理,誤差および重みの拡張について,数学および物理の基礎知識を用いて理解できる誤差の処理方法として,最小二乗法の原理,誤差および重みの拡張について,数学および物理の基礎知識を用いて理解できない

学科の到達目標項目との関係

JABEE C-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
(1)測量に携わるものは,単に機械的に作業するだけでなく,その測量成果の精度を熟知する必要がある (2)必然的に生じる誤差を理解しておけば適切な測量計画の立案できる (3)誤差の処理方法として,最小二乗法の原理,誤差および重みの拡張について熟知する必要がある (1),(2),(3)について理解出来るように講義・演習で修得する
授業の進め方・方法:
主に講義を行い、授業の進行状況に応じてレポート課題の提出や小テストへの回答を求める
注意点:
【事前学習】次回授業の範囲を教科書で確認する他,授業内容によっては前回からの続きもあるため,復習も行う。
【事後学習】次回授業への事前学習も兼ねて,学習内容の再確認を行う他,小テストがあった際にはその内容についても理解するための学習を行う。
【小テスト等】時間の都合で行えなかった場合,評価は定期試験の結果のみで判断する。なお,評価は中間まで(第1~8週)の評価と期末まで(第9~15週)の評価の平均で判断する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 測量における観測の誤差
測量における観測の誤差について理解できる。
2週 最小自乗法と確率曲線 確率曲線(誤差曲線),および最小二乗法の原理について説明できる。
3週 観測の誤差と定誤差を取り除く方法,重みと最確値の求め方 観測の誤差と定誤差を取り除く方法最確値,および重みと最確値の求め方について理解できる。
4週 独立観測値の精度,誤差の拡張と重みの拡張 独立観測値の精度,および誤差の拡張と重みの拡張について理解できる。
5週 独立間接観測の処理方法,標準方程式の作り方,最確値の精度の求め方説明 独立間接観測の処理方法,標準方程式の作り方,最確値の精度の求め方説明,および条件付き観測の処理法を理解できる
6週 条件付き観測の処理法 条件付き観測の処理法,1つの条件方程式の解き方直接的,および間接的解き方を理解できる
7週 1つの条件式の解き方,2つ以上の条件方程式の解き方 2つ以上の条件方程式の解き方を理解できる
8週 相関方程式の解き方,標準方程式の解き方 相関方程式の解き方,および標準方程式の解き方を理解できる
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野測量有効数字、数値の丸め方を説明でき、これを考慮した計算ができる。4
最小二乗法の原理を説明でき、これを考慮した計算ができる。4

評価割合

試験レポート、小テスト合計
総合評価割合8020100
配点8020100