建設材料に関する基礎的知識をもとに,各種試験を実施し,試験方法,目的,結果について説明できる.実験結果を整理・評価(判定)し,報告書を作成することができる.鋼材の応力-ひずみ関係を求めることができる.単純ばりのたわみを計算し,実験結果を検証することができる.
概要:
① コンクリート標準示方書に取り上げられている基礎的な実験を行う.また,鉄筋コンクリートはりの載荷試験を行い,ひびわれ・変形挙動について説明する. ② 鋼材の引張り試験および単純ばりのたわみ試験を行い,応力-ひずみ関係ならびに荷重-たわみ関係について説明する.
授業の進め方・方法:
JISで決められた実験方法に従った基礎的な実験を班毎に実施する.実験で得られたデータを使って各自が整理・評価を行い,指定された期日までにレポートを提出する.
注意点:
事前学習:実施予定の実験内容について予習し,予め実験方法を理解しておく.
事後学習:実験で得られた結果をもとに,レポートを作成,決められた期限までに提出する.得られた結果についてどのように考察するかが重要である.
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の工学実験・実習能力 | 建設系分野【実験・実習能力】 | 建設系【実験実習】 | 骨材のふるい分け試験について理解し、器具を使って実験できる。 | 4 | 前2 |
骨材の密度、吸水率試験について理解し、器具を使って実験できる。 | 4 | 前3 |
コンクリートのスランプ試験について理解し、器具を使って実験できる。 | 4 | 前4,前5 |
コンクリートの空気量試験について理解し、器具を使って実験できる。 | 4 | 前4,前5 |
コンクリートの強度試験について理解し、器具を使って実験できる。 | 4 | 前4,前5,前8 |
各種構造形式(コンクリート、金属などによる)による試験体を用いた載荷実験を行い、変形の性状などを力学的な視点で観察することができる。 | 4 | 前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15 |