到達目標
(1)アルゴリズムを理解し,フロー図やプログラムとして表現できる。(C-1_c)
(2)Excel VBAの基本文法を理解し、Visual Basic Editorを使った技術計算に必要な基礎的なマクロの読解・記述ができる。(C-1_c)
本講座を習得するすることによって、社会が求めるプログラミング能力を身につけることができる。この能力は仕事を円滑に行うために必要不可欠なもので、多くの職種で必要となるものである。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
表計算・データ整理 | 表計算ソフトウェアの基本的機能を使いこなし、目的に応じた表計算・データ整理ができる。 | 表計算ソフトウェアを用いて基本的な表計算ができる。 | 表計算ソフトウェアを用いて基本的な表計算ができない。 |
アルゴリズム | アルゴリズムを理解し,フロー図やプログラムとして表現できる。 | アルゴリズムで示された作業の流れを理解できる。 | アルゴリズムで示された作業の流れを理解できない。 |
条件分岐 | 示された条件に従って最も適切な条件分岐の構文でVBA/Pythonのプログラミングができる。 | 示された条件に従って条件分岐の構文でVBA/Pythonのプログラミングができる。 | 示された条件に従った条件分岐の構文でのVBA/Pythonのプログラミングができない。 |
繰り返しと配列変数 | 示された条件に従って配列変数を設定して繰り返しの構文をVBA/Pythonでプログラミングできる。 | 示された条件と配列変数を使って繰り返しの構文をVBA/Pythonでプログラミングできる。 | 配列変数、繰り返しの構文を使うことができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
2年生までに学習した表計算ソフト(MS-Excel)で利用できるプログラミング言語(VBA)に関する基礎的素養を演習を通じて涵養する。後期後半では,4年生の「応用情報処理演習」に向けてPythonの基礎を学習する。
授業の進め方・方法:
プログラミングの演習を基本とする。原則毎回、宿題を与える。
注意点:
横田担当分(前期から後期前半)は,試験80%、課題提出20%で評価を行う。試験80%は、前期中間・期末,後期中間試験の合計3回の合計点300点から換算し80%に計算する(合計点が225点の場合は60点となる)。課題提出は提出率によって評価をする。課題は20以上課す予定である(提出率が6割の場合は、12点となる。)。それぞれの総合点で最終評価を行う。課題提出率は最終的に判断するため、それぞれの成績はその時の試験結果のまま公表する。孝森担当分(後期後半)は,後期期末試験100%で成績評価を行う。後期の学年末試験後の成績評価で最終評価の結果を示す。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
VBAとプログラミングの基礎知識 |
プログラミング言語とVBAについて理解する。 課題番号:第1回
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2週 |
VBAとプログラミングの基礎知識 |
プログラミング言語とVBAについて理解する。 課題番号:第2回
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3週 |
VBAとプログラミングの基礎知識 アルゴリズムとプログラミング |
アルゴリズムとフローチャートの用語、定義を理解する。 アルゴリズムとフローチャート表示方法を理解する。 課題番号:第3回
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4週 |
VBAとプログラミングの基礎知識 簡単な計算とプログラムの流れ |
プログラミング言語とVBAについて理解する。VBAの起動、保存ができる。 課題番号:第4回
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5週 |
分岐処理(1) |
条件分岐の基本構文:If ~Then~Else~EndIfの構文を使ったプログラミングができる。 課題番号:第5回
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6週 |
分岐処理(2) |
条件分岐の基本構文:If ~Then~Else~EndIfの構文を使ったプログラミングができる。 課題番号:第6回
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7週 |
分岐処理(3) |
条件分岐の基本構文:If ~Then~Else~EndIfの構文を使ったプログラミングができる。 課題番号:第9回
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8週 |
分岐処理(4) |
条件分岐の基本構文:If ~Then~Else~EndIfの構文を使ったプログラミングができる。 課題番号:第10回
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2ndQ |
9週 |
前期中間試験 |
試験
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10週 |
分岐処理(5) |
条件分岐の基本構文:If ~Then~Else~EndIfの構文を使ったプログラミングができる。 課題番号:第11回
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11週 |
分岐処理(6) |
条件分岐の基本構文:If ~Then~Else~EndIfの構文を使ったプログラミングができる。 課題番号:第12回
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12週 |
分岐処理(7) |
条件分岐の基本構文:If ~Then~Else~EndIfの構文を使ったプログラミングができる。 課題番号:第13回
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13週 |
繰返し(1) |
繰り返し処理の構文:For~Nextの構文を使った単純なプログラミングができる。 課題番号:第16回
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14週 |
繰返し(2) |
繰り返し処理の構文:For~Nextの構文を使った単純なプログラミングができる。 課題番号:第17回
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15週 |
前期期末試験 |
試験
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16週 |
テスト返却,解説 |
テスト返却,解説
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後期 |
3rdQ |
1週 |
繰返し(3) |
繰り返し処理の構文:For~Nextの構文を使った単純なプログラミングができる。 課題番号:第18回
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2週 |
繰返し(4) |
繰り返し処理の構文:For~Nextの構文を使った単純なプログラミングができる。 課題番号:第19回
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3週 |
配列変数(1) |
配列変数を使ったプログラミングができる。 課題番号:第20回
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4週 |
配列変数(2) |
配列変数を使ったプログラミングができる。 課題番号:第21・22回
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5週 |
配列変数(3) |
配列変数を使ったプログラミングができる。 課題番号:第24回
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6週 |
配列変数(4) |
配列変数を使ったプログラミングができる。 課題番号:第25回
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7週 |
配列変数(5) |
配列変数を使ったプログラミングができる。 課題番号:第26回
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8週 |
後期中間試験 |
試験
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4thQ |
9週 |
Python基礎(1)準備
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Pythonを使用するための準備をすることができる。
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10週 |
Python基礎(2)変数,四則演算
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Pythonで様々な型の変数をとりあつかうことができる。四則演算ができる。
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11週 |
Python基礎(3)条件文
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Pythonで条件文を用いたプログラムを作成することができる。
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12週 |
Python基礎(4)繰り返し処理1
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Pythonで繰り返し処理があるプログラムを作成することができる。
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13週 |
Python基礎(5)繰り返し処理2
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Pythonで繰り返し処理が複数あるプログラムを作成することができる。
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14週 |
試験前の総復習 |
これまでPyhonで学習した内容を復習し期末試験にそなえる。
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15週 |
後期期末試験 |
試験
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16週 |
テスト返却・解説 |
テスト返却,解説
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 情報リテラシー | 情報リテラシー | 情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。 | 3 | 前13,前14,後1,後2,後3 |
論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。 | 3 | 前13,前14,後1,後2,後3 |
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。 | 3 | 前13,前14,後1,後2,後3 |
同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを知っている。 | 3 | 前3,前4,前5 |
与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。 | 3 | 前3,前4,前5 |
任意のプログラミング言語を用いて、構築したアルゴリズムを実装できる。 | 3 | 前3,前4,前5 |
評価割合
| 試験 | 授業内の課題・宿題 | 合計 |
総合評価割合 | 85 | 15 | 100 |
配点(前期から後期後半) | 60 | 15 | 75 |
配点(後期後半) | 25 | 0 | 25 |