概要:
卒業研究は、担当教官の指導の下で実施する。これまでに実施した環境都市工学の基礎知識を活用して、具体的なテーマに取り組む。課題の設定、解決のためのアプローチの手法の決定、実験・シミュレーション等の実施、結果の整理と検討、口頭発表による他者への説明、卒業研究論文の作成を行う。
授業の進め方・方法:
これまで身につけてきた基礎学力や実験実習の経験をもとに、さらに高いレベルの研究に取り組み、実践的問題解決能力を養います。到達レベルは1年間取り組んだ研究テーマをプレゼンテーションで説明できる程度とします。そのためには、解決すべきテーマを把握し、計画を立て実験等ができるように取り組むべきです。前期末に行う中間発表会を節目に自主的・継続的な研究を行えるようにしてください。社会の要求する論理的な記述力や口頭発表力あるいは計画的に作業を進めていく能力を、卒業研究の中で培って身に付けてください。
注意点:
COC
【事前学習】希望するテーマについて、これまでの自分なりの問題点の抽出を行う。
【事後学習】研究を行ったテーマ及び内容について再検証を行い、成果の有効活用について考察する。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。 | 3 | 前2 |
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。 | 3 | 前2 |
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。 | 3 | 前2 |
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。 | 3 | 前2 |
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。 | 3 | 前2 |
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。 | 3 | 前2 |
他者の意見を聞き合意形成することができる。 | 3 | 前3 |
合意形成のために会話を成立させることができる。 | 3 | 前3 |
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。 | 3 | 前3 |
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。 | 3 | 前4 |
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。 | 3 | 前4 |
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。 | 3 | 前4 |
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。 | 3 | 前4 |
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。 | 3 | 前4 |
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。 | 3 | 前4 |
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる | 3 | 前5 |
複数の情報を整理・構造化できる。 | 3 | 前5 |
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。 | 3 | 前5 |
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。 | 3 | 前6 |
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。 | 3 | 前6 |
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。 | 3 | 前6 |
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。 | 3 | 前7 |
事実をもとに論理や考察を展開できる。 | 3 | 前7 |
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。 | 3 | 前7 |
態度・志向性(人間力) | 態度・志向性 | 態度・志向性 | 周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。 | 3 | 前8 |
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。 | 3 | 前8 |
目標の実現に向けて計画ができる。 | 3 | 前9 |
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。 | 3 | 前9 |
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。 | 3 | 前10 |
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。 | 3 | 前13 |
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている | 3 | 前13 |
自身の将来のありたい姿(キャリアデザイン)を明確化できる。 | 3 | 後1 |
その時々で自らの現状を認識し、将来のありたい姿に向かっていくために現状で必要な学習や活動を考えることができる。 | 3 | 後1 |
キャリアの実現に向かって卒業後も継続的に学習する必要性を認識している。 | 3 | 後1 |
これからのキャリアの中で、様々な困難があることを認識し、困難に直面したときの対処のありかた(一人で悩まない、優先すべきことを多面的に判断できるなど)を認識している。 | 3 | 後2 |
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業や大学等でどのように活用・応用されるかを説明できる。 | 3 | 後2 |
企業人としての責任ある仕事を進めるための基本的な行動を上げることができる。 | 3 | 後3 |
企業が国内外で他社(他者)とどのような関係性の中で活動しているか説明できる。 | 3 | 後5 |
調査、インターンシップ、共同教育等を通して地域社会・産業界の抱える課題を説明できる。 | 3 | 後5 |
企業活動には品質、コスト、効率、納期などの視点が重要であることを認識している。 | 3 | 後6 |
社会人も継続的に成長していくことが求められていることを認識している。 | 3 | 後6 |
技術者として、幅広い人間性と問題解決力、社会貢献などが必要とされることを認識している。 | 3 | 後7 |
技術者が知恵や感性、チャレンジ精神などを駆使して実践な活動を行った事例を挙げることができる。 | 3 | 後7 |
総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。 | 3 | 後9 |
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。 | 3 | 後9 |
要求に適合したシステム、構成要素、工程等の設計に取り組むことができる。 | 3 | 後9 |
課題や要求に対する設計解を提示するための一連のプロセス(課題認識・構想・設計・製作・評価など)を実践できる。 | 3 | 後10 |
提案する設計解が要求を満たすものであるか評価しなければならないことを把握している。 | 3 | 後10 |
経済的、環境的、社会的、倫理的、健康と安全、製造可能性、持続可能性等に配慮して解決策を提案できる。 | 3 | 後10 |