応用情報処理演習

科目基礎情報

学校 和歌山工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 応用情報処理演習
科目番号 0080 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 環境都市工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 村木正芳:工学のためのVBAプログラミング基礎,東京電機大学出版局
担当教員 山田 宰

到達目標

環境都市工学分野の技術計算の基本的手法について,MS-Excel及びMS-Excel上のVBA(Visual Basic for Application)を用いた計算演習を行う。授業では,既に他の科目で学習している計算方法を具体的な事例を用いて計算できるよう演習を行う。
<本科目と実務との関連性>
本科目の学習内容は,各種土木構造物,施設の設計時に用いる技術計算の基礎的な知識を習得する.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
Newton法Newton法で関数の交点が求められるNewton法で解が求められるNewton法で解が求められない
二分法初期値を自動的に見出し解が求められる2つの初期値を使って二分法で解が求められる二分法で解が求められない
行列計算1マトリクスの掛け算ができるマトリクスの宣言ができるDim文が使えない
行列計算2ガウスの消去法のプログラムが書ける逆行列を求める意義が理解でる逆行列を求める意義が理解できない
振動体の応答計算Newmarkのβ法の安定性が理解できるNewmarkのβ法で応答計算ができるNewmarkのβ法で応答計算ができない

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
環境都市工学分野の技術計算の基本的手法について,MS-Excel及びMS-Excel上のVBA(Visual Basic for Application)を用いた計算演習を行う。授業では,既に他の科目で学習している計算方法を具体的な事例を用いて計算できるよう演習を行う。
授業の進め方・方法:
環境都市工学分野の技術計算の基本的手法についてMS-Excel上のVBA(Visual Basic for Application)を用いた計算演習を行う。授業では,既に他の科目で学習している計算方法を具体的な事例を用いて計算できるよう演習を行う。
注意点:
事前学習
   授業前には今回授業に関連する項目について、前回までの事業内容を復習しておくこと。

事後学習
   授業に関連する設計演習については、授業後に実施しておくこと。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション,非線形方程式の解法1:Newton法 Newton法の仕組みと流れが理解できる
2週 非線形方程式の解法2:Newton法,修正Newton法 Newton法と修正Newton法の違いが理解できる
3週 非線形方程式の解法3:二分法 二分法の仕組みと流れが理解できる
4週 非線形方程式の解法4:二分法 二分法の初期値の選択が理解できる
5週 行列計算1:行列の宣言,加減算 行列の考え方と宣言が理解できる
行列の加減算が理解できる
6週 行列計算1:行列の乗算1 行列の乗算が理解できる
7週 行列計算1:行列の乗算2 行列の乗算のプログラミングができる
8週 中間試験 中間試験を実施する
2ndQ
9週 行列計算2:ガウスの消去法1(手計算,EXCEL) 手計算,ならびに,EXCELでガウスの消去法ができる
10週 行列計算2:ガウスの消去法2((Pivot選択) VBAを用いてPivot選択のプログラムが書ける
11週 行列計算3:ガウスの消去法3(プログラミング1) VBAを用いてガウスの消去法のプログラムが書ける
12週 行列計算3:ガウスの消去法4(プログラミング2) VBAを用いてガウスの消去法のプログラムを完成させる
13週 振動体の応答計算1:Newmarkのβ法 Newmarkのβ法の式が誘導できる
14週 振動体の応答計算2:Newmarkのβ法 Newmarkのβ法で応答計算ができる
15週 期末試験期間
16週 試験返却・解説 試験返却,解説を行う

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを知っている。3
与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。3
任意のプログラミング言語を用いて、構築したアルゴリズムを実装できる。3

評価割合

試験課題相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力0000000
専門的能力80200000100
分野横断的能力0000000