環境工学Ⅱ

科目基礎情報

学校 和歌山工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 環境工学Ⅱ
科目番号 0085 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 環境都市工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 ひとりで学べる公害防止管理者試験 水質関係 ナツメ社
担当教員 横田 恭平

到達目標

1、汚水処理特論について理解する
2、水質有害物質特論について理解する

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
汚水処理計画汚水処理計画について実例を交えて説明ができる。汚水処理計画について基礎的な事項の説明ができる。汚水処理計画について基礎的な事項の説明ができない。
物理化学処理法物理化学処理法について実例を交えて説明ができる。物理化学処理法について基礎的な事項の説明ができる。物理化学処理法について基礎的な事項の説明ができない。
生物処理法生物処理法について実例を交えて説明ができる。生物処理法について基礎的な事項の説明ができる。生物処理法について基礎的な事項の説明ができない。
汚水等処理施設の維持管理汚水等処理施設の維持管理について実例を交えて説明ができる。汚水等処理施設の維持管理について基礎的な事項の説明ができる。汚水等処理施設の維持管理について基礎的な事項の説明ができない。
水質汚濁物質の測定技術水質汚濁物質の測定技術について実例を交えて説明ができる。水質汚濁物質の測定技術について基礎的な事項の説明ができる。水質汚濁物質の測定技術について基礎的な事項の説明ができない。
有害物質処理技術有害物質処理技術について実例を交えて説明ができる。有害物質処理技術について基礎的な事項の説明ができる。有害物質処理技術について基礎的な事項の説明ができない。
有害物質測定技術有害物質測定技術について実例を交えて説明ができる。有害物質測定技術について基礎的な事項の説明ができる。有害物質測定技術について基礎的な事項の説明ができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
公害防止管理者の資格取得を目指し、講義を行う。公害防止管理者 水質関係には5つの試験科目があり、公害総論、水質概論、汚水処理特論、水質有害物質特論、大規模水質特論がそれに該当する。そのうち、3科目(公害総論、水質概論、汚水処理特論)が合格点に達すれば水質4種を合格したこととなる。詳細は次のURLを参照(https://www.jemai.or.jp/polconman/examination/point.html)。
本授業では汚水処理特論、水質有害物質特論を中心に講義を行う。この授業を受けることによって、水を扱う会社や多くの排水を行う工場を持つ会社などへの就職に役に立つ。
授業の進め方・方法:
講義を中心として演習問題を適宜実施する。
注意点:
事前学習:参考書等に掲載されている演習課題に取り組む。
事後学習:授業中に行った課題について再度取り組み、授業内容を次の授業までに復習する。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 公害防止管理者について
汚水処理計画
公害防止管理者について理解できる
汚水処理計画について理解できる
2週 物理化学処理法(1) 沈降分離や凝集分離といった各種物理化学処理法について理解できる
3週 物理化学処理法(2) 同上
4週 物理化学処理法(3) 同上
5週 生物処理法 活性汚泥法や生物膜法といった生物処理法について理解できる
6週 汚水等処理施設の維持管理 物理化学処理装置や生物処理装置の維持管理について理解できる
7週 水質汚濁物質の測定技術 水質汚濁物質の測定技術について理解できる
8週 中間試験
2ndQ
9週 有害物質 処理技術(1) 有害物質の排出基準といった有害物質処理技術の概要を理解できる
10週 有害物質 処理技術(2) カドミウムや鉛といった有害物質を含む排水の処理技術について理解できる
11週 有害物質 処理技術(3) 同上
12週 有害物質 処理技術(4) 同上
13週 有害物質 測定技術(1) ガスクロマトグラフ法といった有害物質を測定する技術を理解できる
14週 有害物質 測定技術(2) 同上
15週 期末試験
16週 総まとめ 公害防止管理者の汚水処理特論、水質有害物質特論の総まとめを行い、それを理解できる

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

中間試験期末試験合計
総合評価割合5050100
配点5050100