構造力学特論

科目基礎情報

学校 和歌山工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 構造力学特論
科目番号 0097 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 構造工学:宮本 裕他著,技報堂出版
担当教員 山田 宰

到達目標

①応力法による不静定構造物の解法を理解し解くことができる.           (C-1)
②変位法による不静定構造物の解法を理解し解くことができる.           (C-1)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
弾性方程式不静定はりの断面力図が描ける.弾性方程式を立て不静定力を求められる.弾性方程式が立てられない.
三連モーメントの定理不静定はりの断面力図が描ける.3連モーメントの定理で不静定力が求められる.3連モーメントの定理で不静定力が求められない.
たわみ角法不静定ラーメンの断面力図が描ける.不静定ラーメンの材端モーメントが求められる.不静定ラーメンの材端モーメントが求められない.

学科の到達目標項目との関係

C-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
2~4年で学んだ構造力学をもとにして不静定構造物を対象にして力学的特性を学習する。その中で,一般的な不静定構造物に加えて,支点沈下する不静定構造物,ラーメン構造物の支点反力,断面力を求める手法を学習する.
授業の進め方・方法:
不静定構造物の例題,練習問題を適宜提示し,それらを解き支点反力,断面力などを求める.
注意点:
成績は定期試験で評価する.中間試験40%,期末試験60%の比率とする

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 シラバスの説明,不静定次数の求め方,変位法と応力法 不静定次数の求め方,変位法と応力法を理解する
2週 弾性方程式:支点沈下のない不静定ばり 弾性方程式で支点沈下のない不静定ばりを解ける
3週 弾性方程式:支点沈下のない不静定ばり 弾性方程式で支点沈下のない不静定ばりを解ける
4週 弾性方程式:支点が弾性支持された不静定構造物 弾性方程式で支点が弾性支持された不静定構造物を解ける
5週 3連モーメント法:支点沈下のない不静定ばり 3連モーメント法で支点沈下のない不静定ばりを解ける
6週 3連モーメント法:支点沈下のある不静定ばり 3連モーメント法で支点沈下のある不静定ばりを解ける
7週 3連モーメント法:仮想スパンを設ける手法 3連モーメント法で仮想スパンを設けて解ける
8週 中間試験 中間試験を実施する
2ndQ
9週 たわみ角法:たわみ角法の基本式と荷重項 たわみ角法の基本式と荷重項を理解する
10週 たわみ角法:不静定ばりの解法 たわみ角法での不静定ばりの解法を理解する
11週 たわみ角法:不静定ばりの解法 たわみ角法での不静定ばりの解法を理解する
12週 たわみ角法:節点変位のない不静定ラーメン たわみ角法で節点変位のない不静定ラーメンを解く
13週 たわみ角法:節点変位のない不静定ラーメン たわみ角法で節点変位のない不静定ラーメンを解く
14週 たわみ角法:節点変位のある不静定ラーメン たわみ角法で節点変位のある不静定ラーメンを解く
15週 期末試験期間 期末試験を実施する
16週 期末試験返却・解説 期末試験を返却し解説する

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野構造構造物の安定性、静定・不静定の物理的意味と判別式の誘導ができ、不静定次数を計算できる。4前1
重ね合わせの原理を用いた不静定構造物の構造解析法を説明できる。4前1,前2,前3,前4
応力法と変位法による不静定構造物の解法を説明できる。4前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前12,前13,前14

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力10000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000