交通システム

科目基礎情報

学校 和歌山工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 交通システム
科目番号 0102 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 1
教科書/教材 【教科書】塚口博司 他著「交通システム第2版」(国民科学社)/【参考書】(1)竹内伝史 他著「地域交通の計画」(鹿島出版会)、(2)社団法人交通工学研究会編「道路交通技術必携2013」、(3)久保田尚 他著「読んで学ぶ交通工学・交通計画」(理工図書)
担当教員 伊勢 昇

到達目標

(1)交通システムに関する基礎的事項を説明できる。
(2)交通システムを計画する上で必要な事項について説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
交通システムに関する基礎的事項を説明できる。交通システムに関する基礎的事項を十分に説明できる。交通システムに関する基礎的事項を簡単に説明できる。交通システムに関する基礎的事項を説明できない。
交通システムを計画する上で必要な事項について説明できる。交通システムを計画する上で必要な事項について十分に説明できる。交通システムを計画する上で必要な事項について簡単に説明できる。交通システムを計画する上で必要な事項について説明できない。

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
交通システムに関する基礎的事項(交通システムの定義・種類・計画プロセス等)と交通システムを計画する上で必要な事項(調査方法、交通需要推計、評価方法等)について講述した上で、具体的な問題を対象に演習を行う。
授業の進め方・方法:
講義と演習の組み合わせにより授業を進める。
演習の課題については、自宅学習時間と各週の授業内容を勘案したものとなっている。
中間試験(100%)で評価する。
注意点:
■受講者へのコメント
以下に示す事前学習と事後学習を必ず遂行することによって各講義の理解度を常に自己評価し、不十分な場合には質問するなど積極的な学習姿勢が求められる。

【事前学習】(授業を受ける前に取り組まなければならない事項)
・次回の授業範囲を教科書や参考書等(シラバス参照)を用いて予習しておくこと。
・必要に応じて、シラバスに記載している教科書や参考書以外のものも活用すること。

【事後学習】(次の授業までに取り組まなければならない事項)
・授業中に指定した自由課題に取り組むこと。
・教科書や参考書等(シラバス参照)の例題や演習問題等に取り組むこと。
・必要に応じて、シラバスに記載している教科書や参考書以外の例題や演習問題等にも取り組むこと。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 交通システム概説、交通の実態と調査 交通システム、交通の実態と調査について説明できる。
2週 交通需要の推定 交通需要の推定ができる。
3週 道路交通システムの計画 道路交通システムの計画について説明できる。
4週 公共交通システムの計画、交通結節点の計画 公共交通システムの計画、交通結節点の計画について説明できる。
5週 交通システムの評価 交通システムの評価ができる。
6週 都市の交通管理 都市の交通管理について説明できる。
7週 地区交通計画 地区交通計画について説明できる。
8週 演習 第1~7週の項目の問題を解くことができる。
4thQ
9週 定期試験 第1~7週の項目の問題を解くことができる。
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野計画交通流調査(交通量調査、速度調査)、交通流動調査(パーソントリップ調査、自動車OD調査)について、説明できる。4後1
交通需要予測(4段階推定)について、説明できる。4後2
交通流、交通量の特性、交通容量について、説明できる。4後3
性能指標に関する道路構造令の概要を説明できる。4後3
計画の意義と計画学の考え方を説明できる。4後1
費用便益分析について考え方を説明でき、これに関する計算ができる。4後5

評価割合

定期試験合計
総合評価割合100100
基礎的能力6060
専門的能力4040