景観工学

科目基礎情報

学校 和歌山工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 景観工学
科目番号 0104 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 [教 材]カメラ、水彩色鉛筆(12色程度) [参考書]景観用語事典:篠原 修編 景観デザイン研究会著 彰国社 都市デザインの手法:鳴海邦碩 田端修 榊原和彦編 学芸出版社 景観の構造 樋口忠彦著 技報堂出版 まちづくりと景観 田村明著 岩波新書 景観からの道づくり 堀繁講話集 (財)道路環境研究所 まとまりの景観デザイン 小浦久子著 学芸出版社 市民のための景観まちづくりガイド 藤本英子著 学芸出版社 景観色彩計画 日本カラーデザイン研究所著 学芸出版社 景観スケッチのコツ 宮後浩著 学芸出版社 スケッチパース ツボとコツ 宮後浩著 秀和システム社
担当教員 外園 勝,伊崎 憲昭

到達目標

・「景観」の構成要素を理解し、区分・評価できる(C-1)
・「景観」をとりまく環境について分析できる(C-1)
・望ましい景観像を設定して、発表できる( C-1)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
「景観」の構成要素「景観」の構成要素を理解し、区分・評価できる「景観」の構成要素を理解できる「景観」の構成要素を理解できない
「景観」をとりまく環境「景観」をとりまく環境について理解し分析できる「景観」をとりまく環境について理解できる「景観」をとりまく環境について理解できない
望ましい景観像望ましい景観像を高いレベルで設定して、発表できる望ましい景観像を設定して、発表できる望ましい景観像の設定または発表ができない

学科の到達目標項目との関係

C-1 説明 閉じる
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教育方法等

概要:
「もの」と「こころ」の関係によって成立する景観を、国土・都市づくりにどのように活かすことができるのかということを、実例をもとに講述する。また、課題でプレゼンテーションやフィールドワークを行う。
授業の進め方・方法:
講義,演習中心
通年・隔週
注意点:
事前学習:景観は、人の生活や文化、建物や土木施設、自然環境等、多岐にわたる事象とかかわることなので、これまで学んだ他科目の授業内容をよく復習しておくこと
事後学習:最終的に、講義や演習の内容を反映した課題に取り組むので、各講義の内容を自分なりに整理し、授業で出てきた専門用語、景観の見方、改善・デザイン手法等をよく理解しておくこと

スライド、ビデオ等の視聴覚教材を多用して授業を行い、課題を通して理解を深めていくため積極的な姿勢で臨んでほしい。また、進行状況により授業の内容を変更する場合があることを断っておく。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 [講義]景観工学の範囲、景観の分類
[課題]美しい風景写真を収集する
景観工学の範囲と景観の分類について理解し説明できる
2週 [グループワーク]景観の特性
[講義] 美しい風景とは何か。景観の特徴
景観の特性について理解し説明できる
3週 [講義]景観の見方
[課題]好きな風景と好ましくない風景写真を撮る
景観の見方について理解し説明できる
4週 [講義]景観形成の手法
[個人演習]修景演習-ふるさとの風景の改善計画
景観形成の手法について理解し説明できる
5週 [講評]修景演習の発表①と講評 修景演習に関する自分の考えを発表ができる
6週 [講義]プレゼンテーション手法の種類と特徴
[個人演習]プレゼンテーション演習
プレゼンテーション手法の種類と特徴について理解し説明できる
7週 [講評]プレゼン演習の発表②と講評
景観まちづくりのススメ
理解したプレゼンテーション手法を使い自分の考えを発表できる
8週 [講義]景観工学の意義と基礎用語
[個人演習]景観工学基礎用語の理解
景観工学の基礎用語を理解できる
2ndQ
9週 [講義]景観予測と評価の手法
[個人演習]景観スケッチ
景観スケッチの作成手順と要点を理解できる
10週 [講義]景観工学各論・街路景観
[個人演習]街路景観の分析と考察
街路景観について,課題のある景観からは問題点を,良好な景観からはその効果を発見し解析できる
11週 [講義]景観工学各論・水辺景観
[個人演習]水辺景観の分析と考察
水辺景観について,課題のある景観からは問題点を,良好な景観からはその効果を発見し解析できる
12週 [講義]景観工学各論・自然・伝統景観
[個人演習]自然伝統景観の分析と考察
[課題1]御坊市街地の景観レポート
伝統的な景観について,その特性を理解できる
13週 [講評]景観課題の発表と講評 フィールドワーク後,課題を作成し,自分の考えを発表できる
14週 [講義]課題1レポートの解析結果、地域景観計画の手法、景観設計の原則
[課題2]景観デザイン演習
景観の設計手法を理解し,最終課題に反映できる
15週 期末試験期間
16週 [講評]景観課題の発表と講評
[講義]景観づくり総括
景観工学の講義内容全体を反映した上で,課題を作成し,自分の考えを発表できる
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

演習発表課題・レポート態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合704090000200
第1~7週302050000100
第8~15402040000100
分野横断的能力0000000