到達目標
①技術工学と人間と大自然の三者の関係について考えながら、国際的視野を持った技術者の育成を目指す。宗教や多民族社会など異文化理解を深める。(A)
②「アメリカ合衆国」なる地域の文化的特質の概要を知る。(A)
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
アメリカ合衆国の発展史についての理解 | 到達目標の最低80%を習得している。 | 到達目標の最低70%を習得している。 | 到達目標の60%に達していない。 |
アメリカ合衆国の技術工学の発展史についての理解 | 到達目標の最低80%を習得している。 | 到達目標の最低70%を習得している。 | 到達目標の60%に達していない。 |
授業で扱う小説や唄に扱われた物語の、技術工学からの理解 | 到達目標の最低80%を習得している。 | 到達目標の最低70%を習得している。 | 到達目標の60%に達していない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
アメリカ合衆国の歴史を、アメリカ小説と唄を用いて体系的に紹介し、そこから技術工学と人間と大自然の三者の関係について考える。
トランプ前大統領が白人保守層によって今なお熱烈に支持される理由に触れながら、産業や工業技術の発展と人とのつながりを大自然を軸に紹介する。
英語は用いずすべて日本語で表記し、説明する。
授業の進め方・方法:
毎回、担当者が板書を用いて説明し、講義形式で授業を行う。適宜学生に個別に質問を投げかけ、学生とのやりとりを交えながら授業を進める。内容的には、アメリカでの、技術工学と人間と大自然の関係について時系列で説明する。ただし各小説はほんの一節しか紹介できないだろう。唄も交えて、「アメリカ」での技術工学の広がりを重層的に紹介する。
注意点:
アメリカ国内や世界の情勢は時々刻々と変化するため、シラバスから離れた授業を行うことがしばしば発生する。あらかじめご了承願いたい。
評価の4割を占める「授業中の参加度」は授業態度を加味して評価している。この「授業態度」とは、基本的な学習習慣(教科書やノートをちゃんと持ってくる。寝たり、授業に関係のない考えごとや内職などをせず、授業をしっかりと聞く。ノートを適切にとる。など)と、自主性、積極性、深い学び(理解しづらい箇所は適宜教員に質問して理解を深める。など)を見ている。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス:アメリカ小説と唄 |
授業に参加し、アメリカ小説と唄を用いて技術工学と人間そして大自然についての概観を理解する。
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2週 |
建国前夜1(W. アーヴィング『モヒカン族の最後』) |
授業に参加し、『モヒカン族の最後』から先住民時代の技術工学や開発について理解する。
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3週 |
建国前夜2(W. アーヴィング『モヒカン族の最後』) |
授業に参加し、『モヒカン族の最後』から先住民時代の技術工学や開発について理解を深める。
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4週 |
建国〜1700年代(B. フランクリン『自伝』) |
授業に参加し、建国時の合衆国と科学について理解する。
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5週 |
1800年代前半(N. ホーソーン「美と芸術家」) |
授業に参加し、産業革命下での科学力と、美を追求する芸術家と人間の技術力の対比について考察する。
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6週 |
1800年代前半(N. ホーソーン「痣(あざ)」) |
授業に参加し、産業革命下での科学力と、神の如く美を追求する人間の対比について考察する。
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7週 |
1800年代後半(M. トウェイン『ハックルベリー・フィンの冒険』) |
授業に参加し、西部開拓が終焉を迎えつつある時期の蒸気船と、社会背景について考察する。
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8週 |
1800年代末(S. クレイン『赤い武功章』) |
授業に参加し、南北戦争が機械類のように実行されたことを知り、後の社会に与えた影響を考える。
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4thQ |
9週 |
1900年代初頭(唄:「ジョン・ヘンリー」) |
授業に参加し、鉄道線路建設者の黒人のジョン・ヘンリーが機械と戦ったことを象徴的に捉える。
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10週 |
1900年代前半(W. フォークナー『寓話』) |
授業に参加し、第1次大戦時の軍隊が機械類のように行動した点と、物語と時代背景の関連性を考察する。
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11週 |
1900年代前半(W. フォークナー「熊」) |
授業に参加し、第2次大戦前の朽ち果てゆく大自然と人間の手による開発について考察する。
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12週 |
1900年代後半(W. フォークナー「デルタの秋」) |
授業に参加し、第2次大戦後の朽ち果てゆく大自然と森林伐採などの開発について考察する。
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13週 |
1980年代(唄:ビリー・ジョエル「アレンタウン」) |
授業に参加し、当時の錆びた地域(ラストベルト)のホワイト・ワーキングクラスについて考察する。
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14週 |
2000年代(J. D. ヴァンス『ヒルビリー・エレジー』) |
授業に参加し、錆びた地域(ラストベルト)のホワイト・ワーキングクラスの現代の姿について考察する。
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15週 |
まとめ |
授業に参加し、アメリカ小説と唄を通じて、技術工学と人間そして大自然の関連性について熟考する。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 定期試験 | 授業中の参加度 | | | | | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 40 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 60 | 40 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
| 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |