水工水理学

科目基礎情報

学校 和歌山工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 水工水理学
科目番号 0119 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 環境都市工学科 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 【参考書】「海岸工学」木村晃:森北出版、「海岸工学」平山ら:コロナ社、「河川工学」高橋裕:東京大学出版会、「河川工学」川合ら:コロナ社
担当教員 小池 信昭

到達目標

1.海岸工学の基礎となる知識・公式を理解できる。(C-1)
2.河川工学の基礎となる知識・公式を理解できる。(C-1)
3.土木技術者として水工水理学で学んだ公式などを、河川・ダムなどの水工構造物にどのように適用できるかを理解できる。(C-1)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
海岸工学海岸工学に関する応用的な知識、公式を使った問題を解くことができる海岸工学に関する基本的な知識、公式を使った問題を解くことができる海岸工学に関する基本的な知識、公式を使った問題を解くことができない
河川工学河川工学に関する応用的な知識、公式を使った問題を解くことができる河川工学に関する基本的な知識、公式を使った問題を解くことができる河川工学に関する基本的な知識、公式を使った問題を解くことができない

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
3,4学年で学んだ水理学の応用として,海岸工学,河川工学の基礎的な知識を紹介する
授業の進め方・方法:
海岸工学の概論として、微小振幅波、長周期波、有義波、漂砂などの項目について、そこで使用する公式などを通じて、水理学の応用としての海岸工学の考え方を学びます。
河川工学の概論として、河川の水文学、河川の水理学、流砂と河床変動などの項目について、そこで使用する公式などを通じて、水理学の応用としての河川工学の考え方を学びます。
注意点:
事前学習:その週のシラバスの項目について、きちんと予習してくること。(予習をしなければ、授業を聞いても理解できません。)
事後学習:その週に学んだ内容を記入したノートを用いて、復習を行うこと。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 海岸工学の内容 海岸工学の内容について理解できる
2週 波の基本的な性質 波の基本的な性質について理解できる
3週 微小振幅波 微小振幅波について理解できる
4週 波の変形 波の変形について理解できる
5週 長周期波 長周期波について理解できる
6週 潮汐・高潮・津波・副振動 潮汐・高潮・津波・副振動について理解できる
7週 有義波 有義波について理解できる
8週 波の理論スペクトル 波の理論スペクトルについて理解できる
2ndQ
9週 中間試験
10週 波浪推算法 波浪推算法について理解できる
11週 波圧・波力 波圧・波力について理解できる
12週 漂砂 漂砂について理解できる
13週 海浜形状・底質の移動機構 海浜形状・底質の移動機構について理解できる
14週 海岸保全工法 海岸保全工法について理解できる
15週 期末試験 期末試験で合格点を取ることができる
16週 答案返却・試験の解説 試験の解説を理解することができる
後期
3rdQ
1週 河川と社会 河川と社会について理解できる
2週 河川の地形学 河川の地形学について理解できる
3週 河川の水文学 河川の水文学について理解できる
4週 流出現象 流出現象について理解できる
5週 流出解析手法 流出解析手法について理解できる
6週 河川の水理学 河川の水理学について理解できる
7週 等流・不定流 等流・不定流について理解できる
8週 中間試験
4thQ
9週 流砂と河床変動 流砂と河床変動について理解できる
10週 掃流砂・浮遊砂 掃流砂・浮遊砂について理解できる
11週 洪水防御計画 洪水防御計画について理解できる
12週 都市型水害 都市型水害について理解できる
13週 利水計画 利水計画について理解できる
14週 河川構造物 河川構造物について理解できる
15週 期末試験 期末試験で合格点を取ることができる
16週 答案返却・試験の解説 試験の解説を理解することができる

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野水理河川の分類と流域について、説明できる。4後2
河川の管理と整備について、説明できる。4後2
水の循環、雨が降る仕組み、我が国の降雨特性について、説明できる。4後3
水文量の観測方法を説明でき、流域平均雨量を計算できる。4後4
河道およびダムによる洪水対策を説明できる。4後11
都市型水害と内水処理の対策について、説明できる。4後12
日本の水資源の現況について、説明できる。4後13
河川堤防・護岸・水制の役割について、説明できる。4後14
津波と高潮の特徴を説明できる。4前6
波の基本的性質を説明できる。4前2

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力100000010
専門的能力900000090
分野横断的能力0000000