英文法

科目基礎情報

学校 和歌山工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 英文法
科目番号 0008 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 物質工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 教科書:be New Edition English Grammar 23 及び Workbook(いいずな書店) 参考書:be Voyage to English Grammar, New Edition(いいずな書店)
担当教員 原 めぐみ

到達目標

1. 英文法の基本を体系的に理解する。
2. 英文法の各項目を、必要に応じて読解・発話・作文に活用することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安
Reading日常生活や身近な話題に関して易しい英語で書かれた説明文や図表などから、その概要を理解できる。(TOEIC「Reading」: 160点相当)
Listening日常生活や身近な話題に関してゆっくりと明確に話されれば、その内容を理解することができる。 (TOEIC「Listening」: 190点相当)
Writing日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、まとまりのある文章を書くことができる。
Speaking日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を英語で説明することができる。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
1. 英文法の基本を再確認し、英語購読や英作文のバックボーンを固める。
2. テキストの例文を暗記し、英文法の各項目に習熟する。(小テストで確認する。)
授業の進め方・方法:
 母語を身に付ける際には、文法を特に意識しなくても、一定のレベルまでは聞いたり、話したり、読んだり、書いたりできます。人間には、幼少期から身の回りで使われている言葉を吸収して、不自由なくコミュニケーションできるようになる能力が備わっているからです。しかし、外国語の場合は、学習を始めるころには既に母語の能力がかなり固まっていて、自然に外国語を習得することが難しくなっています。そこで文法の出番となるわけです。「私はりんごが好きです」を英語で言うとき、日本語の知識を応用すると、英語では “I apple like.”となるはずですが、これはもちろん間違いです。日本語では動詞が文の最後に来るのが普通なのに、英語ではたいてい主語の直後に来ます。それに名詞の単数と複数も考慮しなければいけません。ですから、“I like apples.”という簡単な英文を作る際にも、英語学習者は英文法の力を借りているのです。
 学生の皆さんは、中学校からの英語学習を通じて英文法に触れてきて、かなり文法用語も知っているはずです。中学校では文も短く、単語さえ知っていれば、少々文法解釈が頼りなくても、英文の意味はわかったかもしれません。しかし、高専・大学と進んで、社会で触れる英語の文章は、一つの文の長さが初級段階の数倍になり、各文が論理的に連なって段落を形成することになります。ここで役に立つ「道具」が文法です。より長い文を読み解き、書き表すために、文法を体系的に整理して、その知識を自在に使いこなせるようになってください。
 事前学習として、次回のレッスンの解説と例文に目を通しておくこと。参考書を読むことも効果的です。
 事後学習は、例文をしっかり頭に入れて、よく似た構造の文に応用できるように練習すること。授業のあとで参考書を読み直すと理解が深まるでしょう。また、復習にはワークブックが役立ちます。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業ガイダンス、 1st Zoneのナビゲーター、 Lesson 1 英語の語順を理解し、ライティングに使用できるようにする。
2週 Basic 1, 2 名詞・冠詞・代名詞・動詞の違いを理解し、説明できるようになる。
3週 Lesson 2 英語の語順を理解し、ライティングに使用できるようにする。
4週 Basic 3, 4 形容詞・副詞・前置詞・接続詞の違いを理解し、説明できるようになる。
5週 Lesson 3 文の種類を説明できるようになる。
6週 Basic 5 否定文・疑問文をライティングで使えるようになる。
7週 2nd Zone のナビゲーター、Lesson 4 動詞の活用について理解し、時制の変化を意識しながら英文を作成することができる。
8週 Lesson 5 動詞の活用について理解し、時制の変化を意識しながら英文を作成することができる。
2ndQ
9週 Lesson 6 完了形を習熟し、英作成に応用することができる。
10週 Lesson 7 完了形を習熟し、英作成に応用することができる。
11週 Supplement 時制 動詞の活用について理解し、時制の変化を意識しながら英文を作成することができる。
12週 Lesson 8 助動詞を習熟し、英作文に応用することができる。
13週 Lesson 9、Supplement 助動詞 助動詞を習熟し、英作文に応用することができる。
14週 Lesson 10 受動態を習熟し、英作文に応用することができる。
15週 Supplement 受動態 受動態を習熟し、英作文に応用することができる。
16週 前期期末試験
後期
3rdQ
1週 3rd Zone のナビゲーター、Lesson 11 準動詞(不定詞)の使用法を習熟し、英作文に応用することができる。
2週 Lesson 12 準動詞(不定詞)の使用法を習熟し、英作文に応用することができる。
3週 Lesson 13 準動詞(不定詞)の使用法を習熟し、英作文に応用することができる。
4週 Lesson 14 準動詞(動名詞)の使用法を習熟し、英作文に応用することができる。
5週 Lesson 15、 Supplement 不定詞・動名詞 準動詞(不定詞・動名詞)の使用法を習熟し、英作文に応用することができる。
6週 Lesson 16 準動詞(分詞)の使用法を習熟し、英作文に応用することができる。
7週 Lesson 17 準動詞(分詞)の使用法を習熟し、英作文に応用することができる。
8週 Supplement 準動詞(不定詞、動名詞、分詞) 準動詞の使用法を習熟し、英作文に応用することができる。
4thQ
9週 4th Zone のナビゲーター、Lesson 18 関係詞を習熟し、英作文に応用することができる。
10週 Lesson 19 関係詞を習熟し、英作文に応用することができる。
11週 Lesson 20、 Supplement 名詞の後置修飾 関係詞、名詞の後置修飾を習熟し、英作文に応用することができる。
12週 Lesson 21 比較を用いた表現を習熟し、英作文に応用することができる。
13週 Lesson 22、Supplement 比較 比較を用いた表現を習熟し、英作文に応用することができる。
14週 Lesson 23 仮定法を用いた表現を習熟し、英作文に応用することができる。
15週 Supplement 仮定法 仮定法を用いた表現を習熟し、英作文に応用することができる。
16週 後期期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

定期試験授業中の小テストと課題合計
総合評価割合7030100
基礎的能力7030100
専門的能力000