到達目標
熱とエネルギー、原子と原子核について、基本事項を説明することができ、基本問題を解くことができる。ベクトルや微分・積分を使って速度・加速度・仕事・エネルギーなどの物理量の間の関係を式に表すことができ、基本的な問題をとけるようにする。1,2年で学習した物理について、基本的な問題がとける。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
熱・エネルギー・原子・原子核 | 熱とエネルギー、原子と原子核について、基本事項を説明することができ、問題を解くことができる。 | 熱とエネルギー、原子と原子核について、基本事項を説明することができ、基本問題を解くことができる。 | 熱とエネルギー、原子と原子核について、基本問題を解くことができない。 |
質点の力学(ベクトル・微積分) | ベクトルや微分・積分を使って速度・加速度・仕事・エネルギーなどの物理量の間の関係を式に表すことができ、問題をとける。 | ベクトルや微分・積分を使って速度・加速度・仕事・エネルギーなどの物理量の間の関係を式に表すことができ、基本的な問題をとけるようにする。 | ベクトルや微分・積分を使って速度・加速度・仕事・エネルギーなどの物理量の間の関係を式に表すことができない。 |
低学年の物理 | 低学年で学習した物理の問題を解くことができる。 | 低学年で学習した物理の基本問題を解くことができる。 | 低学年で学習した物理の問題を解くことができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
前期:熱とエネルギー、熱と物質の状態、原子と原子核について学習する。
後期:ベクトルと微分・積分を使いこなす事により、質点の力学をより深く理解する。
通年:1,2年で学習した物理の内容について演習を行う。(演習課題)
授業の進め方・方法:
講義を中心として問題演習を適宜実施する。
注意点:
事前学習 次回の授業範囲を予習しておくこと。
事後学習 授業中に配布された課題を行うこと。
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
温度、熱量、熱容量と比熱 |
温度、熱量、熱容量と比熱に関する問題が解ける。
|
2週 |
熱量の保存、物質の三態、熱、熱と仕事の関係 |
熱量の保存、物質の三態、熱、熱と仕事の関係に関する問題が解ける。
|
3週 |
ボイルシャルルの法則、理想気体の状態方程式 |
ボイルシャルルの法則、理想気体の状態方程式に関する問題が解ける。
|
4週 |
分子運動と圧力 |
分子運動と圧力に関する問題が解ける。
|
5週 |
平均運動エネルギーと絶対温度、単原子分子と二原子分子 |
平均運動エネルギーと絶対温度、単原子分子と二原子分子に関する問題が解ける。
|
6週 |
気体の内部エネルギー、熱力学第一法則 |
気体の内部エネルギー、熱力学第一法則に関する問題が解ける。
|
7週 |
定積変化、定圧変化、等温変化、断熱変化 |
定積変化、定圧変化、等温変化、断熱変化に関する問題が解ける。
|
8週 |
気体のモル比熱、不可逆過程 熱機関と熱効率 |
気体のモル比熱、不可逆過程 熱機関と熱効率に関する問題が解ける。
|
2ndQ |
9週 |
電気素量、電子の電気量と質量 |
電気素量、電子の電気量と質量に関する問題が解ける。
|
10週 |
光量子説、光電効果 |
光量子説、光電効果に関する問題が解ける。
|
11週 |
X線の発生、X線の波動性とブラッグの条件 |
X線の発生、X線の波動性とブラッグの条件に関する問題が解ける。
|
12週 |
物質波、水素原子のスペクトル、ボーア理論 |
物質波、水素原子のスペクトル、ボーア理論に関する問題が解ける。
|
13週 |
同位体、α崩壊、β崩壊、半減期 |
同位体、α崩壊、β崩壊、半減期に関する問題が解ける。
|
14週 |
質量とエネルギーの等価性、核エネルギー |
質量とエネルギーの等価性、核エネルギーに関する問題が解ける。
|
15週 |
原子力発電、核融合 |
原子力発電、核融合に関する問題が解ける。
|
16週 |
期末試験 |
|
後期 |
3rdQ |
1週 |
位置と位置ベクトル |
位置と位置ベクトルを用いた計算ができる。
|
2週 |
速さと速度、加速度の大きさと加速度 |
速さと速度、加速度の大きさと加速度を微積分・ベクトルを用いて計算できる。
|
3週 |
ベクトルについて(内積、外積) |
ベクトルの内積・外積の基本計算ができる。
|
4週 |
等速運動、等加速度運動、等速円運動 |
等速運動、等加速度運動、等速円運動に関する問題を微積分・ベクトルを用いて解くことができる。
|
5週 |
運動の法則 |
質点の運動方程式を、微積分・ベクトルを用いて立てることができる。
|
6週 |
放物運動 モンキーハンティング |
放物運動・モンキーハンティングの問題を解くことができる。
|
7週 |
空気抵抗を受ける物体の落下運動 |
空気抵抗を受ける物体の落下運動の問題を解くことができる。
|
8週 |
万有引力と惑星の運動 |
万有引力と惑星の運動を解くことができる。
|
4thQ |
9週 |
慣性系 |
非慣性系の運動方程式を表現することができる。
|
10週 |
慣性力 |
慣性力の問題を解くことができる。
|
11週 |
仕事、運動エネルギー |
仕事、運動エネルギーを積分を用いて計算することができる。
|
12週 |
保存力と位置エネルギー |
保存力と位置エネルギーに関する問題が解ける。
|
13週 |
力学的エネルギー保存則、位置エネルギーと力 |
力学的エネルギー保存則、位置エネルギーと力に関する問題が解ける。
|
14週 |
重心、重心の運動方程式 |
重心、重心の運動方程式に関する問題が解ける。
|
15週 |
運動量保存則 |
運動量保存則に関する問題が解ける。
|
16週 |
期末試験 |
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 課題 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 30 | 100 |
総合評価割合 | 70 | 30 | 100 |