英語A

科目基礎情報

学校 和歌山工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 英語A
科目番号 0028 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 物質工学科(物質工学コース) 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 New Steps to Success in the TOEIC Test Grammar & Reading 550 Listening WORKBOOK3
担当教員 原 めぐみ,後藤 多栄子,森岡 隆,平山 規義

到達目標

1.TOEICの試験形式に慣れ、リスニング・リーディングの各パートの問題に適切な対応ができる。
2.職場や社会生活において、一定の的確さと適応性をもって英語を理解したり伝えたりすることができる。
3.ビジネスの場で必要な知識とよく使われる英語表現を身につける。かつ異文化理解を深める。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
Reading論文やマニュアルなど、自分の専門分野に関する文章を読み、その概要や必要な情報を理解できる。(TOEIC Reading Section: 200以上)論文やマニュアルなど、自分の専門分野に関する文章を、辞書を使いながら読めば、その概要や必要な情報を理解できる。(TOEIC Reading Section: 200)論文やマニュアルなど、自分の専門分野に関する文章を、辞書を使ってもを理解することが難しい(TOEIC Reading Section: 200以下)
Listening自分の専門分野に関する内容について、その概要や実験・作業の手順を理解することができる。(TOEIC Listening Section: 250以上)自分の専門分野に関する内容について、はっきりとした発音で説明されれば、その概要や実験・作業の手順を理解することができる。(TOEIC Listening Section: 250)自分の専門分野に関する内容について、はっきりとした発音で説明されてもその概要や実験・作業の手順を理解することが難しい。(TOEIC Listening Section: 250以下)
Writing自分の専門分野に関する英文アブストラクトやプレゼン用の英文資料を、豊かな語彙や表現を使って書くことができる。自分の専門分野に関する英文アブストラクトやプレゼン用の英文資料を、基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。自分の専門分野に関する英文アブストラクトやプレゼン用の英文資料を、基礎的な語彙や表現を使って書くことが難しい。
Speaking自分の専門分野に関して、英語でプレゼンを行い、内容に関してやり取りができる。自分の専門分野に関して、平易な英語でプレゼンを行い、内容に関して簡単なやり取りができる。自分の専門分野に関して、英語でプレゼンを行い、内容に関してやり取りをすることが難しい。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
TOEIC形式のリスニング・リーディング教材を用いて、短時間で必要な情報を聞き取り、読み取る能力の充実を図る。とくに「聴く」「読む」の2技能について英語力の伸張を図る。TOEICの団体受験(IP)を実施して、個々の英語力把握と向上に努める。
授業の進め方・方法:
事前学習:各ユニットのPre-TOEIC Studyのページで、重要な単語や表現を調べておく。あらかじめ、自分の出来る範囲でPart 1~7の設問に解答して、授業で集中すべき点を整理しておく。
授業内容:事前学習が大前提なので、問題の答え合わせと解説を行う。Listening Sectionでは、英語の言い回しについて解説し、さらにスクリプトテストを用いて、どれだけ聞き取れているかを確認する。Reading Sectionでは、複雑な文法の説明や、単語・熟語の解説を行う。
事後学習:正答を得るだけで満足せず、Listening Sectionでは、CDを何度も聴き直してシャドウイングし、音読したり筆写したりして問題文をいつでも使えるようにする。Reading Sectionでは、Part 5の文法問題では要点を確認し、Part 6・7では社会生活やビジネス・シーンで頻出する表現を繰り返し練習する。ここでも音読・筆写は有用な手段である。さらに、長文問題では自分で設問を作成してみるのも能力向上に役立つであろう。
注意点:
TOEIC TESTとは:
Test of English for International Communication の頭文字を取ってつけられた名称である。英語を母語としない人たちのための英語コミュニケーション能力を測るテストで、題材には、一般の社会生活およびビジネス・シーンで起こりがちな状況が取り上げられている。
スコアは正答数で決まる。Listening SectionとReading Sectionの各正答数が5点から495点の間の点数にそれぞれ換算される。トータル・スコアは、両方のセクションを合計して10点から990点までの点数で表される。
試験時間は2時間で、マークシート方式によるテストである。受験者は、Part 2では3個、それ以外は4個の選択肢から、正解と思われるもの一つを選び、解答用紙にマークする。テストは200問あり、Listening Section 100問とReading Section 100問に分かれている。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション シラバスの内容を理解し、1年間の目標をたてる。
2週 Listening & Reading Drill 1-5 ドリルを使用して、リスニングや文法やリーディングの問題を解くことができる。
3週 同上 ドリルを使用して、リスニングや文法やリーディングの問題を解くことができる。
4週 同上 ドリルを使用して、リスニングや文法やリーディングの問題を解くことができる。
5週 同上 ドリルを使用して、リスニングや文法やリーディングの問題を解くことができる。
6週 同上 ドリルを使用して、リスニングや文法やリーディングの問題を解くことができる。
7週 Listening & Reading Drill 6-10 ドリルを使用して、リスニングや文法やリーディングの問題を解くことができる。
8週 同上 同上
2ndQ
9週 同上 同上
10週 同上 同上
11週 同上 同上
12週 Listening & Reading Drill 11-15 同上
13週 同上 同上
14週 同上 同上
15週 同上 同上
16週 同上 同上
後期
3rdQ
1週 Listening & Reading Drill 16-20 同上
2週 同上 同上
3週 同上 同上
4週 同上 同上
5週 同上 同上
6週 Listening & Reading Drill 21-25 同上
7週 同上 同上
8週 TOEIC IP TEST TOEIC IPTEST
4thQ
9週 同上 同上
10週 同上 同上
11週 同上 同上
12週 Listening & Reading Drill 26-30 同上
13週 同上 同上
14週 同上 同上
15週 試験返却・解説
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。3
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。3
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。3
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。3
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。3
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。3
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。3
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。3
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。3
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。3
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。3
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。3
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。3
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。3
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。3
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。3
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。3
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。3
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。3
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。3
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。3
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。3
他者の意見を聞き合意形成することができる。3
合意形成のために会話を成立させることができる。3
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。3
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。3
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。3
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。3
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。3
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。3
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。3
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる3
複数の情報を整理・構造化できる。3
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。3
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。3
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。3
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。3
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。3
事実をもとに論理や考察を展開できる。3
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。3

評価割合

試験平常点合計
総合評価割合6040100
配点6040100