概要:
学外実習は、これまでに学習した専門科目に関する専門知識等を活用し、夏季または春季休業中に民間企業等での就業体験や大学等での研究体験を行うものである。学外実習を通じて、社会人としての規律を体験し、実社会で直面する諸課題に積極的に取り組むことができる資質を養成する。さらに事後に学内にて行う報告書の作成や成果発表会を通じて、説明能力・プレゼンテーション能力を養成する。
授業の進め方・方法:
最初に実習にあたっての心得などを指導する「ビジネスマナー講習」等の「事前指導」を実施する。実習先と実習期間は本校学生課を通じて決定し、実習終了後、実習報告書を作成し、実習成果発表会を実施する。
注意点:
・事前学習:実習前に、実習にあたっての心得などを指導する「事前指導」を実施する。また、「ビジネスマナー講習」も実施する。実習希望者は、これらを必ず受講しなければならない。受講しない場合は、受け入れ先での学外実習を行うことができない。なお、実習期間は実習先が設定した日数・時間になるが、単位修得には、実習時間が30時間以上であることが必須となる。
・事後学習:実習終了後、所定の実習報告書を作成し、学内で行う実習成果発表会(プレゼンテーションソフトを用いた口頭発表)にて発表することも単位修得の必須事項である。
・実習先の調整について:
・実習受け入れ先により、調整方法が異なるので、注意すること。
・県外機関(企業・官公庁・大学等)については、本校教務係および4年生担任と受け入れ機関とが直接調整 を行う予定である。
・和歌山県内の企業・官公庁については、和歌山県経営者協会が、本校学生課と受け入れ機関との間に入り、調整を行うことになっている。和歌山県内の企業・官公庁については、締切期日が早いので注意が必要である。全ての連絡は教務係を通じて行うことになる。
・必ずしも希望する機関からの受入があるとは限らないので、早めに見切りを付けて実習先を決定することも大切である。
・成績評価について:事前指導10%、就業・研究体験40%、実習成果発表20%、実習報告書30%で評価し、60点以上を合格とする。ただし、いずれかの項目が0点の場合は不合格とする。
・その他:
実習受け入れ機関(以下、実習先)が設定したテーマで、就業・研究体験を実施する。実習先の就業規則を遵守し、指導者等の指示に従い、誠実に履修すること。実習期間中は絶えずメモをとり、疑問点等は指導者に質問したり、自ら調べたりすること。実習先によっては実習期間内に報告書の作成や報告会を義務付けているところもあるので、しっかり実習内容を把握・整理しておくこと。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。 | 3 | 前1,前5 |
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。 | 3 | 前1,前5 |
態度・志向性(人間力) | 態度・志向性 | 態度・志向性 | 自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。 | 3 | 前2,前3 |
目標の実現に向けて計画ができる。 | 3 | 前2,前3,前4 |
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。 | 3 | 前2,前3,前4 |
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。 | 3 | 前2,前3,前4 |
自身の将来のありたい姿(キャリアデザイン)を明確化できる。 | 3 | 前4 |
その時々で自らの現状を認識し、将来のありたい姿に向かっていくために現状で必要な学習や活動を考えることができる。 | 3 | 前4 |
キャリアの実現に向かって卒業後も継続的に学習する必要性を認識している。 | 3 | 前4 |
これからのキャリアの中で、様々な困難があることを認識し、困難に直面したときの対処のありかた(一人で悩まない、優先すべきことを多面的に判断できるなど)を認識している。 | 3 | 前4 |
企業における福利厚生面や社員の価値観など多様な要素から自己の進路としての企業を判断することの重要性を認識している。 | 3 | 前5 |
調査、インターンシップ、共同教育等を通して地域社会・産業界の抱える課題を説明できる。 | 3 | |
社会人も継続的に成長していくことが求められていることを認識している。 | 3 | |
企業人として活躍するために自身に必要な能力を考えることができる。 | 3 | |
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。 | 3 | |