到達目標
知的財産権の基礎的法体系の修得と事例をまなぶ。特許アイデア創出や出願明細書作成に必要な基本技術を学ぶ。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 知財の基礎を理解して説明することができる。 | 知財の基礎をおおむね理解して説明することができる。 | 知財の基礎の理解ができない。また説明ができない。 |
評価項目2 | 知財の事例を理解して説明することができる。 | 知財の事例をおおむね理解して説明することができる。 | 知財の事例を理解できないし、説明できない。 |
評価項目3 | 知財のアイデアを考えだし、具現化できる。 | 知財のアイデアをそれなりに考えて、おおむね具現化できる。 | 知財のアイデアを考えだせないし、具現化できない。 |
評価項目4 | 特許庁への出願明細書作成ができる。 | 特許庁への出願明細書作成がおおむねできる。 | 特許庁への出願明細書作成ができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
知財全般の基礎知識を習得することを目的に、独占禁止法を中心に知的財産権のさまざまな事例をとおして、知的財産権の企業戦略を学ぶ。知財全般の知識を深め、特許出願に必要な実践的知識や技術を指導する。
授業の進め方・方法:
独占禁止法を中心に知的財産権のさまざまな事例をとおして、知的財産権の企業戦略を学ぶ。知財全般の知識を深め、特許出願に必要な実践的知識や技術を指導する。時には外部講師(弁理士など)によるセミナー(アイデア創出・PBL)をとおして学生が学ぶ機会がある。
注意点:
COC科目である。2・3回にわたり、和歌山に関する知的財産の具体例を使って知財を学ぶ。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
概要説明 市場と競争 |
市場における競争の役割を理解できる。
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2週 |
不正行為と企業倫理 |
企業の倫理について理解できる。民法の不正行為のみならず他の法律による規制を理解できる。
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3週 |
不正競争防止法 |
不正競争防止法が規制する行為を分類別に理解できる。ノウハウに関する規制を理解し説明ができる。
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4週 |
経済憲法としての独占禁止法 |
競争と独占禁止法とかかわりが理解できる。
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5週 |
独禁法が規制する3条前段の私的独占 |
私的独占の事例を理解でき、事例を説明できる。
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6週 |
3条後段のカルテルや談合 |
3条後段のカルテルや談合の事例を理解でき、事例を使って説明ができる。
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7週 |
独禁法が規制する19条の不公正な取引方法 *地(知)の拠点*和歌山県に関する事例研究 |
独禁法が規制する19条の不公正な取引方法の事例を理解できる。*和歌山県に関する事例研究を行い、論点を理解する。
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8週 |
独禁法の適用除外となっている知的財産に関する21条 |
独禁法の適用除外となっている知的財産に関する21条を理解できる。
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2ndQ |
9週 |
商標法・地域団体商標 *地(知)の拠点* |
商標法体系を理解できる。*地(知)の拠点* 地域団体商標の制度理解して和歌山県における事例を調査・加えて和歌山県の企業の商標の調査して、課題提出する。
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10週 |
意匠法 *地(知)の拠点* |
*地(知)の拠点*意匠法体系を理解できる。和歌山の企業の意匠を調査し課題提出する。
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11週 |
特許法 *地(知)の拠点*パテント検索そして明細書の書き方 |
*地(知)の拠点*特許法基礎を理解できる。 和歌山県関連や本校の教員の所有する特許検索をJ-PlatーPat(特許庁のデータベース)を利用して調査し課題を提出する。明細書の書き方を学び書けるようになる。
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12週 |
発明アイデアの創出方法 (ブレーンストーミングなど) |
発明アイデアの創出方法を使用してアイデアを創出できる。
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13週 |
著作権法 |
著作権体系を理解できる。著作物の理解、著作権者の理解ができ、実例で説明できる。
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14週 |
著作権法 |
著作権体系を理解できる。著作権者が持つ著作権の種類を理解し、その説明ができる。また、適用除外を理解し、説明ができる。
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15週 |
期末試験 |
期末試験
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16週 |
試験返却・解説 |
試験返却・解説
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 技術者の社会的責任、社会規範や法令を守ること、企業内の法令順守(コンプライアンス)の重要性について説明できる。 | 3 | |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。 | 3 | |
態度・志向性(人間力) | 態度・志向性 | 態度・志向性 | 法令やルールを遵守した行動をとれる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 課題ほか | 合計 |
総合評価割合 | 50 | 50 | 100 |
評価 | 50 | 50 | 100 |