卒業研究

科目基礎情報

学校 和歌山工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 卒業研究
科目番号 0045 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 7
開設学科 物質工学科(生物工学コース) 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 7
教科書/教材
担当教員 楠部 真崇,岸本 昇,野村 英作,土井 正光,綱島 克彦,林 純二郎,米光 裕,奥野 祥治,河地 貴利,スティアマルガ デフィン,西本 真琴,森田 誠一

到達目標

(1) 社会的背景を理解し,研究目的と研究方法を設定できる。
(2) 研究データの採取・整理および関係する情報の収集ができる。
(3) 得られた研究データを解析して,課題解決の道筋をつけることができる。
(4) 研究成果を発表し,討論できる。
(5) 卒業論文を作成できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1指導教員の助言に基づき、社会的背景を理解し,研究目的と研究方法を設定できる。ある程度の指導があれば、社会的背景を理解し,研究目的と研究方法を設定できる。研究目的と研究方法を設定できない。
評価項目2指導教員の助言に基づき、研究データの採取・整理および関係する情報の収集ができる。ある程度の指導があれば、研究データの採取・整理および関係する情報の収集ができる。研究データの採取・整理および関係する情報の収集ができない。
評価項目3指導教員の助言に基づき、得られた研究データを解析して,課題解決の道筋をつける。ある程度の指導があれば、得られた研究データを解析して,課題解決の道筋をつける。得られた研究データを解析できない。
評価項目4指導教員の助言に基づき、研究成果を発表し,討論できる。ある程度の指導があれば、研究成果を発表し,討論できる。研究成果を発表できない。
評価項目5指導教員の助言に基づき、卒業論文を作成できる。ある程度の指導があれば、卒業論文を作成できる。卒業論文を作成できない。

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
<COC>
 卒業研究は,本学科における学習の総大成にあたるもので,特定の研究テーマについて教員の指導を受けながら,1年間をかけて実施する。入学以降に学んだ知識および実験技術に基づき,原則的には,個人単位で研究を実施する。
授業の進め方・方法:
 研究テーマは担当教員による指導と相談の上で決定する。テーマ決定後は,研究とする問題を理解した上で,関連文献資料の調査やそれらについての勉強から研究が始まる。その後,研究方法および計画の検討や実験方法等についての検討を行い,一年間をかけて研究を実施する。
 中間報告会および卒業研究発表会では,各自の研究結果・成果に基づく発表を実施する。発表においては,研究成果を要領よくまとめて効果的なプレゼンテーションを行い,自分が行った研究を論理的に説明し,かつ質問を通じて他者と議論することができなければならない。そのためには,自分自身が研究テーマと関連事項をよく理解し,研究過程および結果について熟考しておくことが必要なことは言うまでもない。
 一年間をかけた研究成果の取り纏めとして,最終的に卒業論文を執筆・作成する。卒業論文は,研究過程と結果に基づく考察を整理して論理的な文章に書き記し,一つの論文としてまとめ上げる。これは,技術者,研究者となるための大きな課題であり,したがって,総合的学力が必要とされる。
 卒業研究の時間では,教員は指導を行うが,学生自らが積極的に研究を行うことが何よりも必要である。授業で学習していない内容であっても,自らが積極的に独習することで自分のものとし,研究を自分の手で展開する姿勢を常に持つことが必要である。
また,時間割上の授業時間以外でも研究実施可能な時間には,指導教員の許可を得た上で,積極的に研究に取り組むことが求められる。

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1) ケミカルバイオロジーによる天然有機化合物の機能性解明(奥野)
2) 水溶性分子機械の合成と特性評価(河地)
3) 物質の分離および無害化に関する研究(岸本)
4) 極限環境微生物の生態調査(楠部)
5) イオン液体の合成と電気化学的応用(綱島)
6) 分子生物学的手法による動物の多様性進化解析(デフィン)
7) コラーゲンモデルおよびポリマーの合成と物性(土井)
8) 極限環境微生物の環境適応の解明(西本)
9) 機能性有機化合物の合成と性質に関する研究(野村)
10) ナノ粒子の合成とその物性の評価及びその応用(林)
11) モデル細胞膜の膜構造と分子認識に関する研究(森田)
12) 生物工学に関する研究(米光)

COC関連テーマについて
 各教員のテーマはさらに細分されており,その中には地域の特徴(地勢,産業,特産品など)や諸問題に関連するテーマが含まれている。なお,学生の選択によっては当該テーマが実施されない場合がある。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス,研究室配属 社会的背景を理解し,研究目的と研究方法を設定できる。
2週 テーマの決定 社会的背景を理解し,研究目的と研究方法を設定できる。
3週 研究実施 研究データの採取・整理および関係する情報の収集ができる。得られた研究データを解析して,課題解決の道筋をつけることができる。
4週 研究実施 研究データの採取・整理および関係する情報の収集ができる。得られた研究データを解析して,課題解決の道筋をつけることができる。
5週 研究実施 研究データの採取・整理および関係する情報の収集ができる。得られた研究データを解析して,課題解決の道筋をつけることができる。
6週 研究実施 研究データの採取・整理および関係する情報の収集ができる。得られた研究データを解析して,課題解決の道筋をつけることができる。
7週 研究実施 研究データの採取・整理および関係する情報の収集ができる。得られた研究データを解析して,課題解決の道筋をつけることができる。
8週 研究実施 研究データの採取・整理および関係する情報の収集ができる。得られた研究データを解析して,課題解決の道筋をつけることができる。
2ndQ
9週 研究実施 研究データの採取・整理および関係する情報の収集ができる。得られた研究データを解析して,課題解決の道筋をつけることができる。
10週 研究実施 研究データの採取・整理および関係する情報の収集ができる。得られた研究データを解析して,課題解決の道筋をつけることができる。
11週 研究実施 研究データの採取・整理および関係する情報の収集ができる。得られた研究データを解析して,課題解決の道筋をつけることができる。
12週 研究実施 研究データの採取・整理および関係する情報の収集ができる。得られた研究データを解析して,課題解決の道筋をつけることができる。
13週 研究実施 研究データの採取・整理および関係する情報の収集ができる。得られた研究データを解析して,課題解決の道筋をつけることができる。
14週 研究実施 研究データの採取・整理および関係する情報の収集ができる。得られた研究データを解析して,課題解決の道筋をつけることができる。
15週 研究実施 研究データの採取・整理および関係する情報の収集ができる。得られた研究データを解析して,課題解決の道筋をつけることができる。
16週
後期
3rdQ
1週 中間発表 研究成果を発表し,討論できる。
2週 研究実施 研究データの採取・整理および関係する情報の収集ができる。得られた研究データを解析して,課題解決の道筋をつけることができる。
3週 研究実施 研究データの採取・整理および関係する情報の収集ができる。得られた研究データを解析して,課題解決の道筋をつけることができる。
4週 研究実施 研究データの採取・整理および関係する情報の収集ができる。得られた研究データを解析して,課題解決の道筋をつけることができる。
5週 研究実施 研究データの採取・整理および関係する情報の収集ができる。得られた研究データを解析して,課題解決の道筋をつけることができる。
6週 研究実施 研究データの採取・整理および関係する情報の収集ができる。得られた研究データを解析して,課題解決の道筋をつけることができる。
7週 研究実施 研究データの採取・整理および関係する情報の収集ができる。得られた研究データを解析して,課題解決の道筋をつけることができる。
8週 研究実施 研究データの採取・整理および関係する情報の収集ができる。得られた研究データを解析して,課題解決の道筋をつけることができる。
4thQ
9週 研究実施 研究データの採取・整理および関係する情報の収集ができる。得られた研究データを解析して,課題解決の道筋をつけることができる。
10週 研究実施 研究データの採取・整理および関係する情報の収集ができる。得られた研究データを解析して,課題解決の道筋をつけることができる。
11週 研究実施 研究データの採取・整理および関係する情報の収集ができる。得られた研究データを解析して,課題解決の道筋をつけることができる。
12週 研究実施 研究データの採取・整理および関係する情報の収集ができる。得られた研究データを解析して,課題解決の道筋をつけることができる。
13週 研究実施 研究データの採取・整理および関係する情報の収集ができる。得られた研究データを解析して,課題解決の道筋をつけることができる。
14週 最終発表会 研究成果を発表し,討論できる。
15週 卒業論文提出 卒業論文を作成できる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎技術者倫理技術者倫理説明責任、内部告発、製造物責任、リスクマネジメントなど、技術者の行動に関する基本的事項を理解し、説明できる。3前3
情報技術の進展が社会に及ぼす影響、及び個人情報保護法、著作権などの法律との関連について理解できる。3前3
高度情報通信ネットワーク社会の中核にある情報通信技術と倫理との関わりを理解できる。3前3
技術者を目指す者として、知的財産を意識した創造性を発揮できる。3前3
技術者を目指す者として各国・各地域での活動において、各国・各地域の文化、慣習などを尊重し、それぞれの国や地域に適用される関係法令などを守ることができる。3前3
専門的能力専門的能力の実質化PBL教育PBL教育工学が関わっている数々の事象について、自らの専門知識を駆使して、情報を収集することができる。4
集められた情報をもとに、状況を適確に分析することができる。4
与えられた目標を達成するための解決方法を考えることができる。4
状況分析の結果、問題(課題)を明確化することができる。4
分野横断的能力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力現実を踏まえ、公衆の健康・安全や文化・社会・環境に配慮すべきことが理解できる。さらに、複合的な工学的課題や、需要に適合したシステム・構成要素・工程の設計に取り組むことができる。3後4
現実を踏まえ、公衆の健康・安全への配慮、文化的・社会的・環境的な観点に配慮をしつつ、既存の枠にとらわれずに、複合的な工学的課題や、需要に適合したシステム・構成要素・工程を設計することができる。3後4

評価割合

レポートゼミ資料ノート発表会卒業論文合計
総合評価割合555253070
社会的背景を理解し,研究目的と研究方法を設定できる。3.3333.33303.33300
研究データの採取・整理および関係する情報の収集ができる。5550015
得られた研究データを解析して,課題解決の道筋をつける。6.6676.6676.667000
研究成果を発表し,討論できる。00025025
卒業論文を作成できる。00003030