概要:
生体の機能性を理解するために、細胞膜などの分子集合体について、その構造がどのような分子間相互作用によって成り立っているか、また、その機能性はどのように発現されているかなどについて学習する。
授業の進め方・方法:
複雑な生命現象も、原子、分子の振舞いを支配する物理学の法則に基づいて理解することができる。アミノ酸、糖、脂質、やタンパク質などの分子が、いかにして多種多様な分子の集合体を形成し、またどの様にしてそれらが機能しているのかを理解する。
注意点:
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 化学・生物系 | 物理化学 | コロイドと界面の定義・特徴を説明できる。 | 4 | |
表面張力の定義を理解して、測定法・計算法を説明できる。 | 4 | |
生物化学 | タンパク質、核酸、多糖がそれぞれモノマーによって構成されていることを説明できる。 | 4 | 後1,後8,後15 |
生体物質にとって重要な弱い化学結合(水素結合、イオン結合、疎水性相互作用など)の化学を理解している。 | 4 | 後2,後3,後4,後8,後10,後15 |
単糖と多糖の生物機能を説明できる。 | 4 | 後2,後15 |
脂質の機能を複数あげることができる。 | 4 | 後13,後14,後15 |
トリアシルグリセロールの構造を説明できる。脂肪酸の構造を説明できる。 | 4 | 後1,後2,後8,後14,後15 |
リン脂質が作るミセル、脂質二重層について説明でき、生体膜の化学的性質を理解している。 | 4 | 後10,後12,後13,後14,後15 |
タンパク質の機能をあげることができ、タンパク質が生命活動の中心であることを理解している。 | 4 | 後5,後8,後15 |
タンパク質を構成するアミノ酸をあげ、それらの側鎖の特徴を理解している。 | 4 | 後3,後8,後15 |
アミノ酸の構造とペプチド結合の形成について構造式を用いて説明できる。 | 4 | 後3,後8,後15 |
タンパク質の立体構造(一次・二次・三次・四次構造)について説明できる。 | 4 | 後4,後8,後15 |
DNAの二重らせん構造、塩基の相補的結合を理解している。 | 4 | 後1,後15 |