環境マネジメント

科目基礎情報

学校 和歌山工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 環境マネジメント
科目番号 0006 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 エコシステム工学専攻 対象学年 専2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 説明用のパワーポイントデータを閲覧,ダウンロード可能とする。演習用課題データをダウンロード可能とする。
担当教員 鶴巻 峰夫

到達目標

①環境マネジメントシステム(EMS)の枠組みを理解する。(A-b)
②ライフサイクルアセスメント(LCA)の基本理論とインベントリ分析の基礎を理解する。(A-b)
③リスクマネジメント(RA)の基礎理論と単純な計算手法を習得する。(A-b)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
環境マネジメントシステムシステム構成を理解して、システム構築ができる。システム構成を理解できる。システム構成を理解できない。
ライフサイクルアセスメントライフサイクルアセスメントの必要検討事項を理解して、簡易な比較検討が実施できる。ライフサイクルアセスメントの必要検討事項を理解できる。ライフサイクルアセスメントの必要検討事項を理解できない。
リスクアセスメントリスクアセスメントの必要検討事項を理解して、簡易な比較検討が実施できる。リスクサイクルアセスメントの必要検討事項を理解できる。リスクサイクルアセスメントの必要検討事項を理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
企業等の組織内における環境問題の解決のための基礎的技術を習得する。内容としては,環境管理システム(EMS)の枠組みと構築方法,影響検討手法としてのライフサイクルアセスメント(LCA),リスクアセスメント(RA)の3テーマを選定した。
授業の進め方・方法:
環境管理システム(EMS)の枠組みと構築方法,影響検討手法としてのライフサイクルアセスメント(LCA),リスクアセスメント(RA)について演習形式で授業を行う。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 オリエンテーション・環境マネジメントシステム(EMS)の概要 EMSの必要性が理解できる。
2週 EMSの枠組み,システム構築上の各種要求事項 EMSの枠組みとシステム構築上の要求事項が理解できる。
3週 演習:企業を運営する上での環境側面の抽出 環境側面・著しい環境側面の抽出ができる。
4週 演習:EMS構築に向けた計画の立案 環境マネジメント計画が立案できる。
5週 EMSに関する課題:構築したEMSのプレゼンテーション 構築したEMSの内容を説明できる。
6週 ライフサイクルアセスメント(LCA)の基本的考え方を枠組み LCAの枠組みと各検討段階が理解できる。
7週 インベントリ分析と影響評価の手法 インベントリ分析と影響評価の手法が理解できる。
8週 演習:単純シナリオでのインベントリ分析 単純なインベントリ分析ができる。
4thQ
9週 演習:与えられた課題によるインベントリ分析と比較評価 与えられたテーマに対するインベントリ分析と比較評価ができる。
10週 LCAに関する演習:テーマ設定によるインベントリ分析と比較評価 各自が設定したテーマに対するインベントリ分析と比較評価ができる。
11週 環境リスクと健康リスクの考え方 環境問題による種々のリスクと、その中での健康問題でのリスクについて理解できる。
12週 リスクアセスメントのおけるリスクの計算と評価の手法 リスクの定義と環境リスクの指標値を理解できる。
13週 演習:用量-反応関係の設定手法に関する演習 既存のデータベース利用による用量-反応関係の指標値をshラベルことができる。
14週 演習:リスク物質の暴露量の計算演習 検討対象物質の曝露解析の手法を理解し、単純な曝露解析ができる。
15週 環境リスク演習:リスク物質の暴露量の計算・リスク評価 学習した用量-反応関係と曝露解析結果を用いてリスク指標指標値の計算ができる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

毎回の提出物レポート・発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60400000100
配点60400000100