応用材料工学

科目基礎情報

学校 和歌山工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 応用材料工学
科目番号 0018 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 エコシステム工学専攻 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 【参考書】建設材料;戸川一夫ほか,森北出版:コンクリート構造工学;戸川一夫ほか,森北出版
担当教員 三岩 敬孝

到達目標

建設材料であるコンクリートの劣化要因に関する知識を身につけ(C-1),コンクリートの耐久設計について理解できる (C-1).また,特殊コンクリートの種類・特徴について理解できる(C-1).これらの内容を理解し建設技術者として設計・メンテナンス業務に活用することができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
コンクリートの劣化要因・メカニズムコンクリートの劣化要因・メカニズムについて習得するコンクリートの劣化要因・メカニズムの基本を習得するコンクリートの劣化要因・メカニズムについて適切に説明できない
コンクリートの耐久設計コンクリートの耐久設計について理解し計算できるコンクリートの耐久設計について理解できる コンクリートの耐久設計について計算できない
特殊コンクリートの種類・特徴特殊コンクリートの種類・特徴について十分に説明できる特殊コンクリートの種類・特徴について概ね説明できる特殊コンクリートの種類・特徴について適切に説明できない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
建設材料として,コンクリートは非常に重要な役割を担っている.主にセメントコンクリートを中心に力学的特性,劣化の要因について概説し,耐久設計について演習する.また,各種特殊コンクリートについてその特徴を説明する.
授業の進め方・方法:
講義を中心とするが,学習した内容をもとに既存構造物を対象とした劣化の現象を調査し,原因を考察,発表してもらう.
注意点:
事前学習
 本科で学習した内容および前回の授業内容について目を通しておく.
事後学習
 学習内容を復習し,ノートを整理しておく

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 シラバスの説明,建設材料に関する復習 シラバスの内容,建設材料について理解できる
2週 社会資本のストックの現状と課題,構造物の劣化 社会資本のストックの現状と課題,構造物の劣化について理解できる
3週 耐久設計:劣化の種類(中性化,塩害,凍害) 劣化の種類(中性化,塩害,凍害)について理解できる
4週 耐久設計:劣化の種類(アルカリシリカ反応,乾燥収縮) 劣化の種類(アルカリシリカ反応,乾燥収縮)について理解できる
5週 耐久設計:耐久性照査方法 耐久性照査方法について理解できる
6週 耐久設計:耐久性照査方法 耐久性照査方法について理解できる
7週 耐久設計:耐久性照査方法 耐久性照査方法について理解できる
8週 耐久設計:耐久性照査方法 耐久性照査方法について理解できる
2ndQ
9週 耐久設計に関する総まとめ 耐久設計について計算し説明できる
10週 特殊コンクリート:暑中,寒中,マスコンクリート 暑中,寒中,マスコンクリートについて理解できる
11週 特殊コンクリート:流動化,高流動コンクリート,高強度コンクリート 流動化,高流動コンクリート,高強度コンクリートについて理解できる
12週 特殊コンクリート:膨張コンクリート,繊維補強コンクリート 膨張コンクリート,繊維補強コンクリートについて理解できる
13週 特殊コンクリート:海洋コンクリート,水中コンクリート 海洋コンクリート,水中コンクリートについて理解できる
14週 課題発表 構造物の劣化状況を把握し,その原因について考察・発表することができる
15週 課題発表 構造物の劣化状況を把握し,その原因について考察・発表することができる
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題および発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合50500000100
応用的能力50500000100