応用地盤工学

科目基礎情報

学校 和歌山工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 応用地盤工学
科目番号 0019 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 エコシステム工学専攻 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 必要に応じ授業資料(おもにスライドのPDF)を配布。
担当教員 林 和幸

到達目標

地盤に起因する様々な被害の種類と発生のしくみを理解する(C-2)
その対策方法としくみを理解し,適切な対策を提案できる(C-2)
それらの検討に前もって必要な試験調査の種類と方法を理解し提案できる(C-2)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
斜面崩壊のしくみと対策,および調査方法斜面崩壊のしくみと対策,および調査方法について理解し説明できる斜面崩壊のしくみと対策,および調査方法について理解できる斜面崩壊のしくみと対策,および調査方法について理解できない
地震時の地盤液状化発生のしくみと対策方法,および調査試験方法地震時の地盤液状化発生のしくみと対策方法,および調査試験方法について理解し説明できるについて理解できるについて理解できない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
企業で土木構造物の設計を担当していた教員がその経験を活かし,斜面崩壊や液状化に関する諸問題を解決するための方法と理論を学ぶ
授業の進め方・方法:
講義と演習中心
注意点:
COC
事前学習:本科で修得した該当箇所を復習しておく
事後学習:講義内容を復習する。授業資料を

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 講義の目的,内容,評価方法等の説明,日本の土砂災害の歴史と現状 日本の土砂災害の歴史と現状を説明できる
2週 日本の土砂災害の歴史と現状 日本の土砂災害の歴史と現状を説明できる
3週 土砂災害の種類,有効応力の原理 土砂災害の種類,有効応力の原理について説明できる
4週 クーロンの破壊規準,斜面上の力の分解,見かけの粘着力 クーロンの破壊規準,斜面上の力の分解,見かけの粘着力について説明できる
5週 円弧すべりに対する安定性評価
円弧すべりに対する安定性評価ができる
6週 法面・斜面安定の基本,切土の法面保護工 法面・斜面安定の基本,切土の法面保護工について説明できる
7週 グラウンドアンカーの設計
グラウンドアンカーの設計について説明できる
8週 斜面安定工(崩壊,落石)
斜面安定工(崩壊,落石)について説明できる
4thQ
9週 斜面安定工(土石流,地すべり) 斜面安定工(土石流,地すべり)について説明できる
10週 斜面安定工調査
斜面安定工調査について説明できる
11週 地盤液状化被害事例と被害発生のしくみ 地盤液状化被害事例と被害発生のしくみについて説明できる
12週 砂の非排水繰返し三軸試験,液状化判定,液状化地盤中の杭の設計 砂の非排水繰返し三軸試験,液状化判定,液状化地盤中の杭の設計について説明できる
13週 液状化対策,杭の耐震補強 液状化対策,杭の耐震補強について説明できる
14週 小テスト 小テスト
15週 テスト返却・解説,総まとめ テスト返却・解説,総まとめ
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験レポート相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合90100000100
基礎的能力5010000060
専門的能力400000040
分野横断的能力0000000