到達目標
(1) 製図用具の正しい使用法を学び,作図の基礎(線,角の等分,垂線,接線,正多角形,各種曲線)の描き方が出来る.
(2) 第三角法による点,直線の投影図の作図が出来る.
(3) 第三角法での副投影による点,直線の表現が出来て,直線の傾きと実長,平行直線,互いに垂直な直線の判定が出来る.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 製図用具の正しい使用法を学び,作図の基礎(線,角の等分,垂線,接線,正多角形,各種曲線)の描き方が出来る. | 製図用具の正しい使用法を学び,作図の基礎(線,角の等分,垂線,接線,正多角形,各種曲線)の描き方がある程度出来る. | 製図用具の正しい使用法を学び,作図の基礎(線,角の等分,垂線,接線,正多角形,各種曲線)の描き方が出来ない. |
評価項目2 | 第三角法による点,直線の投影図の作図が出来る. | 第三角法による点,直線の投影図の作図がある程度出来る. | 第三角法による点,直線の投影図の作図が出来ない. |
評価項目3 | 第三角法での副投影による点,直線の表現が出来て,直線の傾きと実長,平行直線,互いに垂直な直線の判定が出来る. | 第三角法での副投影による点,直線の表現が出来て,直線の傾きと実長,平行直線,互いに垂直な直線の判定がある程度出来る. | 第三角法での副投影による点,直線の表現が出来て,直線の傾きと実長,平行直線,互いに垂直な直線の判定が出来ない. |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
この講義は本校の教育目標のうち「基礎力」を養う科目である.
大量の複雑な物体の形状と寸法を言葉や文字で正確に伝達する事は不可能である.
これを簡明に伝達する手段が製図法である.図学はこの基礎となる作図の理論と演習を行ない,機械製図の基礎とする.
授業の進め方・方法:
平面図形では中学校の図学の復習が必要である.円錐曲線からはその定義を理解し,忠実に描けばよい.
投影法は表現方法上の約束の理解,記憶から始まる.作図法の考え方を理解し,丁寧に正確に描くことが大切である.
注意点:
質問等ある学生は,休憩時間や放課後利用して権田岳研究室に来ること.
なお,必要に応じて追試験を行なう場合がありますが,出席状況・授業態度が良好でない場合は追試験の対象とならないので注意すること.
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
修学ガイダンス,製図用具の正しい使用法. |
製図用具の正しい使用法を理解し,認識できる.
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2週 |
直線の任意の等分法,垂線,正方形,円周上の接線の描き方. |
直線の任意の等分法,垂線,正方形,円周上の接線の描き方を理解し,認識できる.
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3週 |
直線に接する円,円弧の長さに等しい直線,直線の長さに等しい円弧の描き方.n辺正多角形の描き方. |
直線に接する円,円弧の長さに等しい直線,直線の長さに等しい円弧の描き方.n辺正多角形の描き方を理解し,認識できる.
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4週 |
円錐曲線,放物線の描き方. |
円錐曲線,放物線の描き方を理解し,認識できる.
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5週 |
楕円,双曲線の描き方. |
楕円,双曲線の描き方を理解し,認識できる.
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6週 |
サイクロイド曲線,トロコイド曲線の描き方. |
サイクロイド曲線,トロコイド曲線の描き方を理解し,認識できる.
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7週 |
インボリュート曲線の描き方と歯車の歯型曲線. |
インボリュート曲線の描き方と歯車の歯型曲線を理解し,認識できる.
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8週 |
前期中間試験 |
前期中間までに学習した内容を理解する.
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2ndQ |
9週 |
総合演習1 |
第7週までに学習した内容を理解する.
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10週 |
各種の投影法と平行投影法の基礎. |
各種の投影法と平行投影法の基礎を理解し,認識できる.
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11週 |
第一角法と第三角法投影.第三角法による直線の投影. |
第一角法と第三角法投影.第三角法による直線の投影を理解し,認識できる.
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12週 |
総合演習2 |
第11週までに学習した内容を理解する.
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13週 |
副投影の原理と点の副投影および直線の副投影. |
副投影の原理と点の副投影および直線の副投影を理解し,認識できる.
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14週 |
直線の傾きと実長,平行直線. |
直線の傾きと実長,平行直線を理解し,認識できる.
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15週 |
総合演習3 |
第14週までに学習した内容を理解する.
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16週 |
前期期末試験 |
前期期末までに学習した内容を理解する.
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 機械系分野 | 製図 | 図面の役割と種類を適用できる。 | 1 | 前1 |
製図用具を正しく使うことができる。 | 1 | 前1 |
線の種類と用途を説明できる。 | 1 | 前1 |
物体の投影図を正確にかくことができる。 | 1 | 前10,前11,前13,前14 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 0 | 0 | 10 | 20 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 10 | 0 | 0 | 10 |
専門的能力 | 70 | 0 | 0 | 0 | 20 | 0 | 90 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |