設計製図Ⅰ

科目基礎情報

学校 米子工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 設計製図Ⅰ
科目番号 0043 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 武田定彦,「JISにもとづく 基礎機械設計製図」パワー社,大西清,「機械設計製図便覧」理工学社
担当教員 山口 顕司,布野 隆

到達目標

1.機械要素の設計が出来る基礎知識と製図法を習得できる.
 (キーと軸・軸継手などの基礎知識と製図法,強度計算法,JIS標準部品の選定法等)
2.製図便覧の活用できる.
3.手書きによって図面が書けることができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
機械要素の設計が出来る基礎知識と製図法を習得できる.機械要素の設計が出来る基礎知識と製図法を正しい語句を使用して詳細に説明できる。  (キーと軸・軸継手の基礎知識と製図法,強度計算法,JIS標準部品の選定法等)機械要素の設計が出来る基礎知識と製図法を説明することできる.  (キーと軸・軸継手の基礎知識と製図法,強度計算法,JIS標準部品の選定法等)機械要素の設計が出来る基礎知識と製図法を説明することができない.  (キーと軸・軸継手の基礎知識と製図法,強度計算法,JIS標準部品の選定法等)
製図便覧の活用できる.製図便覧を的確に活用できる.製図便覧の活用できる.製図便覧の活用できない.
手書きによって図面が書けることができる..図面を正確に画くことができる.図面を画くことができる.図面が画けない.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A 説明 閉じる

教育方法等

概要:
基礎製図から実際の機械部品の設計製図に移る.伝動要素部品設計の基礎知識を学習し,部品図の作成を行なう.要素部品ごとに座学・演習課題を提示して,作図と設計書提出を課す.
授業の進め方・方法:
座学と実習で授業を進める.材料力学の基礎とキーと軸・軸受の基礎知識を学習した後、設計書の制作する。設計書を元に手書きとCADで図面を画く。
適宜小テストを実施する.また,提出された設計書,図面などについて面談によって理解度などを確認する.
注意点:
各個人で設計寸法が異なるため、設計便覧を参照して設計書の計算をすること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業ガイダンス・製品設計について 機械設計に必要な要素を理解することができる。
2週 強度について 強度について理解することができる
3週 設計1(継手形状の決定) 製品設計,継手について理解できる
4週 設計1(継手形状の決定) 製品設計,継手について理解できる
5週 設計1(継手形状の決定) 製品設計,継手について理解できる
6週 設計1(継手形状の決定) 継手形状を決定して設計課題が提出できる
7週 設計2(部品強度の確認1) 部品強度の確認計算が理解できる
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 設計2(部品強度の確認1) 部品強度の確認計算が理解できる
10週 設計2(部品強度の確認1) 部品強度を確認して設計課題を提出できる
11週 設計3(部品強度の確認2) 部品強度の確認計算が理解できる
12週 設計3(部品強度の確認2) 部品強度の確認計算が理解できる
13週 設計3(部品強度の確認2) 部品強度を確認して設計課題を提出できる
14週 設計書の点検・修正 設計書を提出できる
15週 前期期末試験
16週 設計書の点検・修正 設計書を提出できる
後期
3rdQ
1週 製図手書き(継手本体) 手書きで継手本体を製図できる
2週 製図手書き(継手本体) 手書きで継手本体を製図できる
3週 製図手書き(継手本体) 継手本体の図面を提出できる
4週 製図CAD(継手本体) 継手本体の図面を提出できる
5週 製図手書き(六角ボルト・六角ナット) 手書きで六角ボルト・六角ナットを製図できる
6週 製図手書き(六角ボルト・六角ナット) 手書きで六角ボルト・六角ナットを製図できる
7週 後期中間試験
8週 製図手書き(六角ボルト・六角ナット) 六角ボルト・六角ナットの図面を提出できる
4thQ
9週 製図CAD(六角ボルト・六角ナット) 六角ボルト・六角ナットの図面を提出できる
10週 製図手書き(組立図) 手書きで組立図を製図できる
11週 製図手書き(組立図) 手書きで組立図を製図できる
12週 製図手書き(組立図) 組立図の図面を提出できる
13週 製図CAD(組立図) 組立図の図面を提出できる
14週 提出物の点検・修正 提出物の作成ができる
15週 学年末試験
16週 まとめ(提出物の確認と修正) 提出物の提出ができる

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野製図製作図の書き方を理解し、製作図を作成することができる。2
公差と表面性状の意味を理解し、図示することができる。2
CADシステムの役割と基本機能を理解し、利用できる。2後3,後4,後5
機械設計標準規格の意義を説明できる。2前1,前2
許容応力、安全率、疲労破壊、応力集中の意味を説明できる。2前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11
標準規格を機械設計に適用できる。2後1,後2
ねじ、ボルト・ナットの種類、特徴、用途、規格を理解し、適用できる。2前14,前15
ボルト・ナット結合における締め付けトルクを計算できる。2前15
ボルトに作用するせん断応力、接触面圧を計算できる。2前14
キーの強度を計算できる。2前13
軸継手の種類と用途を理解し、適用できる。2前12

評価割合

設計書・図面テスト合計
総合評価割合7030100
基礎的能力000
専門的能力7030100
分野横断的能力000