基礎電気電子工学

科目基礎情報

学校	米子工業高等専門学校	開講年度	令和03年度 (2021年度)
授業科目	基礎電気電子工学
科目番号	0049	科目区分	専門 / 必修
授業形態	講義	単位の種別と単位数	履修単位: 1
開設学科	機械工学科	対象学年	3
開設期	後期	週時間数	2
教科書/教材	深野あづさ 著，「機械系の電気工学」，コロナ社
担当教員	木下 大,松本 至

到達目標

(1) 電気磁気の諸法則を物理的に理解し，活用できる．
(2) 直流回路および交流回路について理解し，活用できる．

ルーブリック

	理想的な到達レベルの目安	標準的な到達レベルの目安	未到達レベルの目安
評価項目1	電気磁気の諸法則を物理的に理解し，活用できる．	電気磁気の諸法則を物理的にある程度理解し，活用できる．	電気磁気の諸法則を物理的に理解し，活用できない．
評価項目2	直流回路および交流回路について理解し，活用できる．	直流回路および交流回路についてある程度理解し，活用できる．	直流回路および交流回路について理解し，活用できない．

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A （技術者としての基礎力）

教育方法等

概要:

この講義は，本校の教育目標のうち「技術者としての基礎力」を養う科目である．機械工学科の学生にとって必要な「電気工学」を中心に講義を進める．
電気の理論が具体化され製品として結実する際には，機械工学との連携が重要かつ必須である．
機械工学科の学生にとって「電気は無縁」との意識を排除し，欠くことのできない両輪関係といった観点で学ぶ．

授業の進め方・方法:

教科書と配布プリントを用いて講義を行う。質問等のある学生は、休憩時間や放課後を利用して木下大研究室に来ること。

注意点:

＊再試験・追試験は学則に則り、必要と認められた場合にのみ実施する。

授業計画

		週	授業内容	週ごとの到達目標
後期
	3rdQ
		1週	ガイダンス，電流，電圧，電気回路，オームの法則	電流，電圧，電気回路，オームの法則を理解し，認識できる．
		2週	抵抗の接続，直流回路	抵抗の接続，直流回路を理解し，認識できる．
		3週	キルヒホッフの法則，例題演習	キルヒホッフの法則を理解し，認識できる．
		4週	熱エネルギー，電力量	電気電子工学における熱エネルギーを理解し，認識できる．
		5週	抵抗率と導電率，電流と磁気	抵抗率と導電率，電流と磁気を理解し，認識できる．
		6週	電磁誘導，自己インダクタンス	電磁誘導，自己インダクタンスを理解し，認識できる．
		7週	静電気，例題演習	静電気を理解し，認識できる．
		8週	後期中間試験	後期中間までに学習した内容を整理し、理解を確実にする．
	4thQ
		9週	コンデンサ，コンデンサの接続	コンデンサ，コンデンサの接続を理解し，認識できる．
		10週	直流と交流，正弦波交流，周期と周波数	直流と交流，正弦波交流，周期と周波数を理解し，認識できる．
		11週	瞬時値，最大値，実効値	瞬時値，最大値，実効値を理解し，認識できる．
		12週	交流のベクトル表示，交流の基本回路	交流のベクトル表示，交流の基本回路を理解し，認識できる．
		13週	R-L直列回路，R-C直列回路，R-L-C直列回路	R-L直列回路，R-C直列回路，R-L-C直列回路を理解し，認識できる．
		14週	交流の電力，例題演習	交流の電力を理解し，認識できる．
		15週	学年末試験	学年末までに学習した内容を整理し、理解を確実にする．
		16週	学年末までの復習	学年末までに習った内容について、自らの課題を認識し修正できる。

評価割合

	試験	発表	相互評価	態度	ポートフォリオ	その他	合計
総合評価割合	70	0	0	0	0	30	100
基礎的能力	0	0	0	0	0	0	0
専門的能力	70	0	0	0	0	30	100
分野横断的能力	0	0	0	0	0	0	0