文学Ⅲ

科目基礎情報

学校 米子工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 文学Ⅲ
科目番号 0056 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 毎時間の授業時に配布する。
担当教員 藤本 晃嗣

到達目標

・文の内部の接続構造、文と文の接続関係を適切に把握しながら文章を読むことができる。
・ある命題の主張内容を適切に読み取ることができる。
・誤った論証について、理由とともに指摘できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
接続詞や指示語などを適切に把握し、文章の論理構造を正しく理解した上で、読むことができる。接続詞や指示語などを適切に把握しながら文章を読むことができる。接続詞や指示語などを適切に把握しながら文章を読むことができない。
ある命題の主張内容を適切に読み取るとともに、文章の論理構造を意識しながら書くことができる。ある命題の主張内容を適切に読み取ることができる。ある命題の主張内容を適切に読み取ることができない。
誤った論証について、理由とともに指摘し、よりよい論証に修正することができる。誤った論証について、理由とともに指摘できる。誤った論証について、理由とともに指摘できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A-2 説明 閉じる
JABEE a 説明 閉じる

教育方法等

概要:
「論理」を言葉と言葉の関連づけと捉え、その関連性を見通す力を、「論理」に関する問題を解くことを通して鍛える。
授業の進め方・方法:
解説を聞いた上で課題を解き提出する。成績の評価は試験を中心に、小テストと授業中の取り組みを加味して行う。
加えて、以下の自学自習を60時間以上行うこととする。
 ・授業内容の理解を深めるため、復習を行う。
 ・定期試験の準備を行う。
注意点:
必ず自分の力で問題を解くこと。また、きちんと正解の確認を行い、よく理解できない場合は質問すること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス
「論理」について
授業の目標と概要を把握する。
授業における「論理」の意味を理解する。
2週 根拠と導出① 根拠と導出の違いを理解し、関連する問題を解くことができる。
3週 根拠と導出② 根拠と結論について理解し、関連する問題を解くことができる。
4週 帰納と演繹① 帰納と演繹の違いを理解し、関連する問題を解くことができる。
5週 帰納と演繹② 適切な帰納と演繹を理解し、関連する問題を解くことができる。
6週 推測・価値評価① 適切な推測について理解し、関連する問題を解くことができる。
7週 推測・価値評価② 誤った推論について理解し、関連する問題を解くことができる。
8週 中間試験 中間試験までの内容を理解し、関連する問題を解くことができる。
4thQ
9週 三段論法1① 三段論法の基本を理解し、関連する問題を解くことができる。
10週 三段論法1② 適切な三段論法について理解し、関連する問題を解くことができる。
11週 否定、連言・選言 否定と連言・選言について理解し、関連する問題を解くことができる。
12週 全称文と存在文 全称文と存在文について理解し、関連する問題を解くことができる。
13週 逆・裏・対偶① 命題の逆・裏・対偶の関係について理解し、関連する問題を解くことができる。
14週 逆・裏・対偶② ある命題を逆・裏・対偶に言い換えることができ、それをもとに、様々な文章の関係を把握することができる。
15週 三段論法2 複雑な三段論法について理解し、関連する問題を解くことができる。
16週 試験 授業の内容を理解し、関連する問題を解くことができる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。3
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。3
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。3
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。3
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。3
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。3
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。3
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。3
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。3
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。3
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。3
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。3
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。3
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。3
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。3

評価割合

試験小テスト・提出物合計
総合評価割合8020100
基礎的能力8020100
専門的能力000
分野横断的能力000