中国語Ⅰ

科目基礎情報

学校 米子工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 中国語Ⅰ
科目番号 0059 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 『中国語 入門ルール66』朝日出版社
担当教員 奥 千絵,中島 美智子,酒井 康宏,森田 典幸,青砥 正彦,鈴木 章子,赤山 幸太郎

到達目標

1.ピンイン(ローマ字表記のフリガナ)の読み書きと正しい声調で発音することを身に付ける。
2.文法を初歩から学び基礎を固める。
3.簡単な日常会話・語彙・構文をマスターする。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1ピンインの読み書き、正確な声調と自然な発音が身に付いている。ピンインの読み書きとある程度正しい発音ができる。     ピンインの読み方と発音を習得していない。
評価項目2基本の語彙と文法を習得する。基本の語彙と文法が理解できる。基本の語彙と文法が理解できない。
評価項目3習得した語彙や文法を用いた日常会話や作文ができる。習得した語彙や文法を用いて簡単な日常会話ができる。語彙や文法を習得していないために簡単な日常会話ができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 E-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
読む・聴く・話す・書くという4技能のバランスのとれた中国語の運用能力を養うことが目的の授業です。
日本と中国では多くの漢字が共通していますが発音は全く異なっており、発音を正確にしないと通じません。正確な発音を始めにしっかりと身に付けておくことが上達のポイントです。前期はピンインを見て正確な発音ができ、音やリズムの声調をしっかりマスターするために、教科書の内容と合わせて繰り返し発音の練習をします。後期は前期で学んだ基本的能力に加え、学習した文法事項を確認しながら更に応用力をつけることが目的です。文法への理解を深め、習得した語彙や文法を用いて身近な物事を表現できるように練習をします。1年間の学習を通じて簡単な日常会話や文章が作成できることを目指します。また、視聴覚資料を使って、中国で関心度の高い歌や各地の食文化等を紹介し、中国文化や中国社会への理解を深めます。
授業の進め方・方法:
基本は教科書に即して進めていきます。
中国語の基本であるピンインの発音を重点に学びます。そのため発音訓練が2ヶ月くらい続きますが、美しく自然な中国語が話せることを目指して頑張りましょう。
毎回、前回の授業内容を軽く復習してから次に進み、定期的に文法のまとめ的な小テストを行うことによって知識の定着を図ります。
注意点:

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業のガイダンス、中国文化の紹介と中国語に関する概説 授業の進め方を知り、中国語への学習意欲を高める
2週 中国語のピンインの基礎1(声調・母音・声調記号の付け方) 母音や声調を正しく理解し音読することができる
3週 中国語のピンインの基礎2(鼻母音・子音①) 鼻母音の発音を理解し子音を正確に音読することができる
4週 中国語のピンインの基礎3(子音②) 子音を正確に書く、音読することができる
5週 中国語のピンインの基礎4(声調変化・軽声) 声調と変調(声調変化)のルールについて把握できる
6週 中国語の発音の総まとめ 教材巻末にある基本音節表のピンインを自然に発音できる
7週 中国語であいさつ、自己紹介 中国語で自分の名前の紹介と簡単なあいさつができる
8週 前期中間考査 前期中間までの内容が理解できる
2ndQ
9週 中国語の人称代名詞と“是”「・・は~です」の言い方 人称代名詞と“是”を用いた文法表現について把握できる
10週 中国語の指示代名詞と“吗”疑問文・反復疑問文 中国語の指示代名詞について把握できる
11週 中国語の形容詞述語文と動詞述語文 中国語の形容詞述語文・動詞述語文について把握できる
12週 家族の呼び方(親族呼称)と“的”「~の」の言い方 親族呼称と日本語の「~の」にあたる中国語表現ができる
13週 中国語の疑問詞疑問文(5W1H) 各種疑問詞を用いた疑問文について把握できる
14週 中国語の数の数え方と日付の言い方、前期内容の復習 年月日、曜日が言える。前期期末までの内容が理解できる
15週 前期の期末考査 前期期末までの内容が理解できる
16週 復習など これまでの復習と中国文化について見識を広める
後期
3rdQ
1週 中国語の存在文① “有”を用いた場所を表す存在文が理解できる
2週 中国語の存在文② “在”を用いた場所を表す存在文が理解できる
3週 中国語の動作の進行形 “在”を使って現在行っていることについて表現できる
4週 中国語の連動文・使役の表し方 動詞が連続して現れる文(連動文)と使役表現が理解できる
5週 中国語の二重目的語構文と様態補語“得”の使い方 間接・直接目的語がある構文と、様態補語“得”が理解できる
6週 後期1週~5週までの文法の総まとめ 後期1週から5週まで学習した語彙・文法を把握している
7週 後期中間考査 後期中間までの内容が理解できる
8週 中国語の各種助動詞 「~できる」「~がしたい」等の助動詞を用いた表現ができる
4thQ
9週 中国語のアスペクト①~動作の始まりから終わりまで~ 進行・実現(完了)・持続・経験等の表現が理解できる
10週 中国語のアスペクト②~実現・完了・語気助詞の“了”~ 進行・実現(完了)・持続・経験等を用いた表現ができる
11週 中国語の時刻の言い方と時間の長さを表す構文 何時・何分、何時間・何分間という時間の表現ができる
12週 中国語の比較表現 「AはBと同じく~だ」「BはAより~だ」等の比較表現が言える
13週 中国語の受け身表現 4週で学習した使役と受け身の表し方が理解できる
14週 中国語の動詞の重ね型と“把”構文 「ちょっと~してみる」という表現と“把”構文が理解できる
15週 後期の期末考査後期 後期の内容が理解できる
16週 復習など これまでの復習と中国文化について見識を広める

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
それぞれの国や地域の経済的・社会的な発展に対して科学技術が果たすべき役割や技術者の責任ある行動について説明できる。3

評価割合

試験小テスト学習態度その他合計
総合評価割合603010000100
基礎的能力603010000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000