機械工学演習Ⅰ

科目基礎情報

学校 米子工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 機械工学演習Ⅰ
科目番号 0090 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 該当無し.毎回,演習問題のプリントを配付する.
担当教員 上原 一剛

到達目標

自らのキャリアパスを考えるにあたって必要なスキルを得る
(1)将来の進路選択のため必要な情報を収集し,分析できる
(2)機械工学の専門知識の基礎を理解できる
(3)論理的な文章の書き方を理解し,記述することができる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
将来の進路選択のため必要な情報を収集し,分析できる必要な情報を認識し,収集したうえで自分に役立てられるように分析できる必要な情報を認識,収集できる必要な情報が認識できない
機械工学の専門知識の基礎を理解できる工業力学・材料力学・熱力学・流体力学・機械力学などの知識を実際の問題に応用できる工業力学・材料力学・熱力学・流体力学・機械力学などの演習問題を解くことができる工業力学・材料力学・熱力学・流体力学・機械力学などの知識が定着していない
論理的な文章の書き方を理解し,記述することができる論理的な文章を記述できる 論理的な文章の書き方を理解している論理的な文章の書き方が理解できていない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 B-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
4年生は,卒業後のキャリアパスを考えるうえで最も重要な学年となる.この授業では,まず学生自身の進路選択にあたって必要な情報を収集し,分析していくなかで,学生が主体的に自分のキャリアパスを形成できるようにする.また,就職・進学などで必要とされる機械工学の基礎知識の応用や,報告書などの文章の書き方といった実践的な演習にも取り組む.
授業の進め方・方法:
授業では,例題を用いた解法の解説ののち,例題に関連した演習問題により演習を行う.各自の答案は授業の最後に回収し,次回の授業で解答を行う.演習問題は自分の力で解くことが重要である.できなかった問題はもう一度解いてみて,再度提出すること.疑問に思うこと,質問事項等あれば,昼休み,放課後など,教員の研究室を訪ねること.
注意点:
演習課題によって理解度を評価する.なお,演習問題にあっては,その取り組み姿勢も評価対象とする.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 本授業の導入に当たって 授業の概要について理解する.
2週 進路選択に必要な事項(1) 進路選択に必要な情報を収集できる
3週 進路選択に必要な事項(2) 進路選択に必要な情報を収集できる
4週 進路選択に必要な事項(3) 進路選択に必要な情報を収集できる
5週 進路選択に必要な事項(4) 進路選択に必要な情報を収集できる
6週 進路選択に必要な事項(5) 進路選択に必要な情報を収集できる
7週 進路選択に必要な事項(6) 進路選択に必要な情報を収集できる
8週 レポート課題 1週から7週までの内容をレポートとしてまとめる
2ndQ
9週 機械工学基礎課題(1) 工業力学の基礎問題が理解できる
10週 機械工学基礎課題(2) 工業力学の基礎問題が理解できる
11週 機械工学基礎課題(3) 材料力学の基礎問題が理解できる
12週 機械工学基礎課題(4) 材料力学の基礎問題が理解できる
13週 機械工学基礎課題(5) 流体力学の基礎問題が理解できる
14週 機械工学基礎課題(6) 熱工学の基礎問題が理解できる
15週 機械工学基礎課題(7) 振動工学の基礎問題が理解できる
16週
後期
3rdQ
1週 論理的な文章の書き方1 論理的な文章の書き方について理解できる
2週 論理的な文章の書き方2 論理的な文章の書き方について理解できる
3週 論理的な文章の書き方3 論理的な文章の書き方について理解できる
4週 論理的な文章の書き方4 論理的な文章の書き方について理解できる
5週 論理的な文章の書き方5 論理的な文章の書き方について理解できる
6週 論理的な文章の書き方6 論理的な文章の書き方について理解できる
7週 論理的な文章の書き方7 論理的な文章の書き方について理解できる
8週 論理的な文章の書き方8 論理的な文章の書き方について理解できる
4thQ
9週 論理的な文章の書き方9 論理的な文章の書き方について理解できる
10週 論理的な文章の書き方10 論理的な文章の書き方について理解できる.
11週 論理的な文章の書き方11 論理的な文章の書き方について理解できる
12週 論理的な文章の書き方12 論理的な文章の書き方について理解できる
13週 論理的な文章の書き方13 論理的な文章の書き方について理解できる
14週 就職・進学模擬試験(1) 前期2週から後期13週までの内容を再度確認し,その内容を理解し,適用できる.
15週 就職・進学模擬試験(2) 前期2週から後期13週までの内容を再度確認し,その内容を理解し,適用できる.
16週 レポート 1週から13週までの内容を再度確認し,その内容を理解し,適用できる.

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野力学力は、大きさ、向き、作用する点によって表されることを理解し、適用できる。2前2,前3,前8,後13,後14,後15
一点に作用する力の合成と分解を図で表現でき、合力と分力を計算できる。2前2,前3,前8,後14,後15
一点に作用する力のつりあい条件を説明できる。2前2,前3,前8,後14,後15
力のモーメントの意味を理解し、計算できる。2前4,前5,前8,後14,後15
偶力の意味を理解し、偶力のモーメントを計算できる。2前6,前8,後14,後15
着力点が異なる力のつりあい条件を説明できる。2前6,前8,後14,後15
重心の意味を理解し、平板および立体の重心位置を計算できる。2前4,前5,前6,前8,後14,後15
運動の第一法則(慣性の法則)を説明できる。2前2,前3,前8,後14,後15
運動の第二法則を説明でき、力、質量および加速度の関係を運動方程式で表すことができる。2前2,前3,前8,後14,後15
運動の第三法則(作用反作用の法則)を説明できる。2前2,前3,前7,前8,後14,後15
剛体の回転運動を運動方程式で表すことができる。2前4,前5,前8,後14,後15
平板および立体の慣性モーメントを計算できる。2前4,前5,前8,後14,後15
荷重が作用した時の材料の変形を説明できる。2前9,前10,後14,後15
応力とひずみを説明できる。2前9,前10,後14,後15
フックの法則を理解し、弾性係数を説明できる。2前9,前10,後14,後15
両端固定棒や組合せ棒などの不静定問題について、応力を計算できる。2前11,前12,後14,後15
線膨張係数の意味を理解し、熱応力を計算できる。2前11,前12,後14,後15
引張荷重や圧縮荷重が作用する棒の応力や変形を計算できる。2前11,前12,後14,後15
はりの定義や種類、はりに加わる荷重の種類を説明できる。2前13,前14,前15,後14,後15
はりに作用する力のつりあい、せん断力および曲げモーメントを計算できる。2前13,前14,前15,後14,後15
各種の荷重が作用するはりのせん断力線図と曲げモーメント線図を作成できる。2前13,前14,前15,後14,後15
曲げモーメントによって生じる曲げ応力およびその分布を計算できる。2前13,前14,前15,後14,後15
各種断面の図心、断面二次モーメントおよび断面係数を理解し、曲げの問題に適用できる。2前13,前14,前15,後14,後15
各種のはりについて、たわみ角とたわみを計算できる。2前13,前14,前15,後14,後15

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00000100100
基礎的能力0000000
専門的能力00000100100
分野横断的能力0000000