概要:
4年生は,卒業後のキャリアパスを考えるうえで最も重要な学年となる.この授業では,まず学生自身の進路選択にあたって必要な情報を収集し,分析していくなかで,学生が主体的に自分のキャリアパスを形成できるようにする.また,就職・進学などで必要とされる機械工学の基礎知識の応用や,報告書などの文章の書き方といった実践的な演習にも取り組む.
授業の進め方・方法:
授業では,例題を用いた解法の解説ののち,例題に関連した演習問題により演習を行う.各自の答案は授業の最後に回収し,次回の授業で解答を行う.演習問題は自分の力で解くことが重要である.できなかった問題はもう一度解いてみて,再度提出すること.疑問に思うこと,質問事項等あれば,昼休み,放課後など,教員の研究室を訪ねること.
注意点:
演習課題によって理解度を評価する.なお,演習問題にあっては,その取り組み姿勢も評価対象とする.
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 機械系分野 | 力学 | 力は、大きさ、向き、作用する点によって表されることを理解し、適用できる。 | 2 | 前2,前3,前8,後13,後14,後15 |
一点に作用する力の合成と分解を図で表現でき、合力と分力を計算できる。 | 2 | 前2,前3,前8,後14,後15 |
一点に作用する力のつりあい条件を説明できる。 | 2 | 前2,前3,前8,後14,後15 |
力のモーメントの意味を理解し、計算できる。 | 2 | 前4,前5,前8,後14,後15 |
偶力の意味を理解し、偶力のモーメントを計算できる。 | 2 | 前6,前8,後14,後15 |
着力点が異なる力のつりあい条件を説明できる。 | 2 | 前6,前8,後14,後15 |
重心の意味を理解し、平板および立体の重心位置を計算できる。 | 2 | 前4,前5,前6,前8,後14,後15 |
運動の第一法則(慣性の法則)を説明できる。 | 2 | 前2,前3,前8,後14,後15 |
運動の第二法則を説明でき、力、質量および加速度の関係を運動方程式で表すことができる。 | 2 | 前2,前3,前8,後14,後15 |
運動の第三法則(作用反作用の法則)を説明できる。 | 2 | 前2,前3,前7,前8,後14,後15 |
剛体の回転運動を運動方程式で表すことができる。 | 2 | 前4,前5,前8,後14,後15 |
平板および立体の慣性モーメントを計算できる。 | 2 | 前4,前5,前8,後14,後15 |
荷重が作用した時の材料の変形を説明できる。 | 2 | 前9,前10,後14,後15 |
応力とひずみを説明できる。 | 2 | 前9,前10,後14,後15 |
フックの法則を理解し、弾性係数を説明できる。 | 2 | 前9,前10,後14,後15 |
両端固定棒や組合せ棒などの不静定問題について、応力を計算できる。 | 2 | 前11,前12,後14,後15 |
線膨張係数の意味を理解し、熱応力を計算できる。 | 2 | 前11,前12,後14,後15 |
引張荷重や圧縮荷重が作用する棒の応力や変形を計算できる。 | 2 | 前11,前12,後14,後15 |
はりの定義や種類、はりに加わる荷重の種類を説明できる。 | 2 | 前13,前14,前15,後14,後15 |
はりに作用する力のつりあい、せん断力および曲げモーメントを計算できる。 | 2 | 前13,前14,前15,後14,後15 |
各種の荷重が作用するはりのせん断力線図と曲げモーメント線図を作成できる。 | 2 | 前13,前14,前15,後14,後15 |
曲げモーメントによって生じる曲げ応力およびその分布を計算できる。 | 2 | 前13,前14,前15,後14,後15 |
各種断面の図心、断面二次モーメントおよび断面係数を理解し、曲げの問題に適用できる。 | 2 | 前13,前14,前15,後14,後15 |
各種のはりについて、たわみ角とたわみを計算できる。 | 2 | 前13,前14,前15,後14,後15 |