起業家育成コース

科目基礎情報

学校 米子工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 起業家育成コース
科目番号 0109 科目区分 専門 / 選択
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 特に指定しない
担当教員 前原 勝樹

到達目標

起業、経済、金融、企業経営に関する基礎的な知識について説明することができる。
自らのアイデアを事業計画書等の形にし、他者に説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
起業マインドの理解起業家の話の要点をまとめ、自分の価値観を基に分析し、他者に説明できる起業家の話の要点をまとめることができる要点をまとめることができない
起業経営・金融・経済の基本的知識知識を他者が理解できるように説明できる知識を他者に説明できる知識を他者に説明できない
ビジネスプランニング具体的なビジネスプランを構築し、多数の前でプレゼンテーションができる具体的なビジネスプランを構築することができるビジネスプランを構築できない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 D-1 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 D-2 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 E-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
起業マインドを理解し、企業経営上必要な基礎知識を学ぶ。社会課題等、起業に必要な要請について調査研究を行った上で、自らの興味やアイデアを基に、試作等を行い、ビジネスプランを構築、他者に説明することを主眼とする。
授業の進め方・方法:
講義・演習・調査を繰り返し行い、ビジネスプランの構築に結び付けていく
注意点:
起業は他者に行ってもらうものではない。また、本授業で展開する事項は、自らの起業のためだけでなく、企業人として生活するうえでも重要な知識である。能動的な調査・研究姿勢が必要である。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 本講義の進め方について他者に説明できる
2週 起業の実際 -経験を基に-
起業家の体験談を聞く
起業家のマインドがどのようなものかを理解できる
3週 社会課題研究1:現代に存在する社会的な課題について講義、詳細に関しては学生自ら調査を行う 社会課題と自分の興味を対比し、掘り下げて考えることができる
4週 社会課題研究2:現代に存在する社会的な課題について講義、詳細に関しては学生自ら調査を行う 社会課題と自分の興味を対比し、掘り下げて考えることができる
5週 社会課題研究3:現代に存在する社会的な課題について講義、詳細に関しては学生自ら調査を行う 社会課題と自分の興味を対比し、掘り下げて考えることができる
6週 社会課題研究4:現代に存在する社会的な課題について講義、詳細に関しては学生自ら調査を行う 社会課題と自分の興味を対比し、掘り下げて考えることができる
7週 業界・事業研究1:社会課題に関係する業界、団体、事業に関する講義、詳細に関しては学生自ら調査を行う 掘り下げた社会課題に関係する業界と事業について説明できる
8週 業界・事業研究2:社会課題に関係する業界、団体、事業に関する講義、詳細に関しては学生自ら調査を行う 掘り下げた社会課題に関係する業界と事業について説明できる
2ndQ
9週 業界・事業研究3:社会課題に関係する業界、団体、事業に関する講義、詳細に関しては学生自ら調査を行う 掘り下げた社会課題に関係する業界と事業について説明できる
10週 業界・事業研究4:社会課題に関係する業界、団体、事業に関する講義、詳細に関しては学生自ら調査を行う 掘り下げた社会課題に関係する業界と事業について説明できる
11週 企業経営1:企業経営の実務に関する基礎的講義、講義に基づく調査研究を実施する 企業経営に関する基礎的知識について説明することができる
12週 企業経営2:企業経営の実務に関する基礎的講義、講義に基づく調査研究を実施する 企業経営に関する基礎的知識について説明することができる
13週 企業経営3:企業経営の実務に関する基礎的講義、講義に基づく調査研究を実施する 企業経営に関する基礎的知識について説明することができる
14週 企業経営4:企業経営の実務に関する基礎的講義、講義に基づく調査研究を実施する 企業経営に関する基礎的知識について説明することができる
15週 資本・金融1:資本の成り立ち、金融の実務に関する基礎的講義、講義に基づく調査研究を実施する 資本の成り立ち、金融の実務関する基礎的知識について説明することができる
16週 資本・金融2:資本の成り立ち、金融の実務に関する基礎的講義、講義に基づく調査研究を実施する 資本の成り立ち、金融の実務関する基礎的知識について説明することができる
後期
3rdQ
1週 起業の実際 -経験を基に- 起業家のマインドがどのようなものかを理解できる
2週 資本・金融3:資本の成り立ち、金融の実務に関する基礎的講義、講義に基づく調査研究を実施する 資本の成り立ち、金融の実務関する基礎的知識について説明することができる
3週 資本・金融4:資本の成り立ち、金融の実務に関する基礎的講義、講義に基づく調査研究を実施する 資本の成り立ち、金融の実務関する基礎的知識について説明することができる
4週 政府・自治体政策:政府・自治体が起業や第二創業等に対して行っている支援施策に関する講義 政府・自治体政策のあらましについて説明できる
5週 アイデアの検証と可視化1:後期第4週までの講義・調査を基に、自らのものづくり等のアイデアの実用性を検証し、実物の製作や他者に対する説明資料の形で可視化する 製作したプロトタイプや資料を他者に提示して説明できる
6週 アイデアの検証と可視化2:後期第4週までの講義・調査を基に、自らのものづくり等のアイデアの実用性を検証し、実物の製作や他者に対する説明資料の形で可視化する 製作したプロトタイプや資料を他者に提示して説明できる
7週 アイデアの検証と可視化3:後期第4週までの講義・調査を基に、自らのものづくり等のアイデアの実用性を検証し、実物の製作や他者に対する説明資料の形で可視化する 製作したプロトタイプや資料を他者に提示して説明できる
8週 アイデアの検証と可視化4:後期第4週までの講義・調査を基に、自らのものづくり等のアイデアの実用性を検証し、実物の製作や他者に対する説明資料の形で可視化する 製作したプロトタイプや資料を他者に提示して説明できる
4thQ
9週 アイデアの検証と可視化5:後期第4週までの講義・調査を基に、自らのものづくり等のアイデアの実用性を検証し、実物の製作や他者に対する説明資料の形で可視化する 製作したプロトタイプや資料を他者に提示して説明できる
10週 ビジネスプランの構築1:可視化したプロトタイプ等をさらにブラッシュアップし、投資家、金融機関等に提出することができる事業計画書を作成する 事業計画書を示して他者に説明できる
11週 ビジネスプランの構築2:可視化したプロトタイプ等をさらにブラッシュアップし、投資家、金融機関等に提出することができる事業計画書を作成する 事業計画書を示して他者に説明できる
12週 ビジネスプランの構築3:可視化したプロトタイプ等をさらにブラッシュアップし、投資家、金融機関等に提出することができる事業計画書を作成する 事業計画書を示して他者に説明できる
13週 ビジネスプランの構築4:可視化したプロトタイプ等をさらにブラッシュアップし、投資家、金融機関等に提出することができる事業計画書を作成する 事業計画書を示して他者に説明できる
14週 ビジネスプランの構築5:可視化したプロトタイプ等をさらにブラッシュアップし、投資家、金融機関等に提出することができる事業計画書を作成する 事業計画書を示して他者に説明できる
15週 ビジネスアイデアプレゼンテーション 多数を前にしたプレゼンテーションを展開できる
16週 まとめ

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力汎用的技能コミュニケーションスキルコミュニケーションスキル日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。3
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。3
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。3
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。3
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。3
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。3
他者の意見を聞き合意形成することができる。3
合意形成のために会話を成立させることができる。3
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。3
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。3
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。3
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。3
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。3
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。3
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。3
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。3
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。3
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。3
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。3
事実をもとに論理や考察を展開できる。3
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。3
基盤的資質・能力自己理解自己理解周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。3
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。3
目標の実現に向けて計画ができる。3
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。3
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。3
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。3
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。3
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。3
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。3
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。3
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。3
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。3
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている3
法令やルールを遵守した行動をとれる。3
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。3
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。3
自身の将来のありたい姿(キャリアデザイン)を明確化できる。3
その時々で自らの現状を認識し、将来のありたい姿に向かっていくために現状で必要な学習や活動を考えることができる。3
キャリアの実現に向かって卒業後も継続的に学習する必要性を認識している。3
これからのキャリアの中で、様々な困難があることを認識し、困難に直面したときの対処のありかた(一人で悩まない、優先すべきことを多面的に判断できるなど)を認識している。3
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業や大学等でどのように活用・応用されるかを説明できる。3
企業等における技術者・研究者等の実務を認識している。3
企業人としての責任ある仕事を進めるための基本的な行動を上げることができる。3
企業における福利厚生面や社員の価値観など多様な要素から自己の進路としての企業を判断することの重要性を認識している。3
企業には社会的責任があることを認識している。3
企業が国内外で他社(他者)とどのような関係性の中で活動しているか説明できる。3
調査、インターンシップ、共同教育等を通して地域社会・産業界の抱える課題を説明できる。3
企業活動には品質、コスト、効率、納期などの視点が重要であることを認識している。3
社会人も継続的に成長していくことが求められていることを認識している。3
技術者として、幅広い人間性と問題解決力、社会貢献などが必要とされることを認識している。3
技術者が知恵や感性、チャレンジ精神などを駆使して実践な活動を行った事例を挙げることができる。3
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを認識できる。3
企業人として活躍するために自身に必要な能力を考えることができる。3
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。3
創造性・デザイン能力創造性創造性工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。3
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。3
要求に適合したシステム、構成要素、工程等の設計に取り組むことができる。3
課題や要求に対する設計解を提示するための一連のプロセス(課題認識・構想・設計・製作・評価など)を実践できる。3
提案する設計解が要求を満たすものであるか評価しなければならないことを把握している。3
経済的、環境的、社会的、倫理的、健康と安全、製造可能性、持続可能性等に配慮して解決策を提案できる。3

評価割合

態度発表ポートフォリオ合計
総合評価割合601030100
分野横断的能力601030100