フロンティア工学セミナー

科目基礎情報

学校 米子工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 フロンティア工学セミナー
科目番号 0055 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 電気情報工学科 対象学年 4
開設期 集中 週時間数
教科書/教材 配布資料等を使用する
担当教員 田中 晋,大塚 宏一,権田 英功

到達目標

1.医療・介護福祉機器の開発に繋がる技術などについてテーマの内容を理解してレポートが書ける.
2.医療・介護福祉機器など新たな分野の製品開発には,工学・医学など専門や分野を横断した協働が必要であることを理解する.
3.医療・介護福祉機器などの開発・提案につながるアイディアが提案できる
4.適切な資料等をもとに,見やすい図・表などを用いてわかりやすいレポートが書ける.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
医療・介護福祉機器の開発に繋がる技術などについてテーマの内容を理解してレポートが書ける.選択したテーマの位置づけや選択の動機をふまえた上で,テーマの内容を深く理解し,レポートが書ける.選択したテーマの内容を理解してレポートが書ける.選択したテーマの内容が十分説明できていない.
医療・介護福祉機器など新たな分野の製品開発には,工学・医学など専門や分野を横断した協働が必要であることを理解する.自分の専門とそれ以外の複数の分野にわたる知識や技術を複合的に駆使してアイディアを提案している.自分の専門とそれ以外の分野の知識や技術を組み合わせることによってアイディアを提案している.多分野協働の必要性が認識できていない.
医療・介護福祉機器などの開発・提案につながるアイディアが提案できる.ニーズやシーズを十分に考察して医療・介護福祉機器などの開発・提案につながるアイディアなどを提案できる.医療・介護福祉機器などの開発・提案につながるアイディアを提案できる.アィディアの提案に至らない.
適切な資料等をもとに,見やすい図・表などを用いてわかりやすいレポートが書ける.適切に資料などを引用し,見やすい図・表などを用いて他者にわかりやすいレポートが書けている.資料を引用しながら,図・表などを用いてレポートが書ける.資料の引用,図・表などが不十分で論旨が伝わらない.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A-4 説明 閉じる
JABEE d1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
この科目は,受講生の皆さんが専門学科や分野の枠を横断して新たな「もの」「こと」の創出を目指すことができる融合複合型技術者としての幅広い視野を持つ事を目的としています.授業では,医療・介護福祉機器の開発に繋がる技術を中心テーマとして,本校の専門学科である機械・電気情報・電子制御・物質・建築に加えて,医学,保健衛生学など多岐にわたる分野について関連するトピックについて講義・演習を行います.全15週のうち,第7週から第8週の授業は,企業で医療福祉ロボットの設計・開発を担当している技術者が担当します.
授業の進め方・方法:
各専門分野の本校教員,鳥取大学医学部教員,医療福祉機器メーカーの技術者等によるオムニバス形式の集中講義によって行います.
また,本科目は学修単位であるため,配布資料,書籍やWebページなどを活用して適切な資料を調べ,30時間以上の時間をかけてレポート作成をしてください.
注意点:
自由選択方式の集中講義であり,休日または長期休業中に2日間程度にわたって実施します.実施日に注意してください.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 核磁気共鳴の基礎とその応用事例1
2週 核磁気共鳴の基礎とその応用事例2
3週 バイオトライボロジーの基礎1
4週 バイオトライボロジーの基礎2
5週 保健衛生学基礎1
6週 保健衛生学基礎2
7週 ロボティクスとモータ制御1
8週 ロボティクスとモータ制御2
2ndQ
9週 ユニバーサルデザイン基礎1
10週 ユニバーサルデザイン基礎2
11週 ビッグデータ解析とAIの歴史1
12週 ビッグデータ解析とAIの歴史2
13週 発明楽と知的財産権基礎1
14週 発明楽と知的財産権基礎2
15週 レポート作成 これまでの講義をもとにして,関心を持った分野・テーマについてレポートを作成できる
16週
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。3前15

評価割合

レポート受講態度合計
総合評価割合7228100
分野横断能力7228100
000