ソフトウェア工学

科目基礎情報

学校 米子工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 ソフトウェア工学
科目番号 0046 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電子制御工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 増田智明  「VisualC#2017逆引き大全555の極意」 株式会社秀和システム
担当教員 中山 繁生,青柳 敏

到達目標

1.ソフトウェアを中心としたシステム開発のプロセスを説明できる.
2.オブジェクト指向によるプログラミングについて説明できる.
3.同じ問題を解決する複数のプログラムを計算量等の観点から比較できる.
4.ソースプログラムを解析することにより,計算量等の様々な観点から評価できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1ソフトウェアを中心としたシステム開発のプロセスを十分説明できる.ソフトウェアを中心としたシステム開発のプロセスをある程度説明できる.ソフトウェアを中心としたシステム開発のプロセスを説明できない.
評価項目2オブジェクト指向によるプログラミングについて十分説明できる.オブジェクト指向によるプログラミングについてある程度説明できる.オブジェクト指向によるプログラミングについて説明できない.
評価項目3同じ問題を解決する複数のプログラムを計算量等の観点から十分比較できる.同じ問題を解決する複数のプログラムを計算量等の観点からある程度比較できる.同じ問題を解決する複数のプログラムを計算量等の観点から比較できない.
評価項目4ソースプログラムを解析することにより,計算量等の様々な観点から十分評価できる.ソースプログラムを解析することにより,計算量等の様々な観点からある程度評価できる.ソースプログラムを解析することにより,計算量等の様々な観点から評価できない.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A-4 説明 閉じる
JABEE d1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
この科目は企業でソフトウェア開発を担当していた教員が,その経験を活かし,ソフトウェア開発における問題提起からプログラム化までの一般的な技法,オブジェクト指向,GUI,基本的なソートアルゴリズムやデータ構造などについて,講義形式および演習形式で授業を行うものである。
授業の進め方・方法:
プログラミング演習はMicrosoftVisualC#または,MicrosoftVisualC++を用いて行う。
また,次のような自学自習を60時間以上行うこと。
・授業内容を理解するため,予め配布したプリントや教科書で予習する.
・授業内容の理解を深めるため,復習を行う.
・課題を与えるので,プログラムやレポートを作成する.
・定期試験の準備を行う.
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業のガイダンス,ソフトウェアの定義,ソフトウェアのライフサイクル,ウォーターフォールモデル 授業のガイダンス,ソフトウェアの定義,ソフトウェアのライフサイクル,ウォーターフォールモデルを理解する。
2週 ウォーターフォールモデル,構造化手法における要求分析,DFD ウォーターフォールモデル,構造化手法における要求分析,DFDを理解する。
3週 ディシジョンテーブル、状態遷移図,オブジェクト指向における要求分析,開発モデル ディシジョンテーブル,状態遷移図が作成できる。オブジェクト指向における要求分析,開発モデルを理解する。
4週 オブジェクト指向を用いたプログラミング演習 オブジェクト指向を用いた簡単なプログラムが作成できる。
5週 オブジェクト指向を用いたプログラミング演習 オブジェクト指向を用いた簡単なプログラムが作成できる。
6週 オブジェクト指向を用いたプログラミング演習 オブジェクト指向を用いた簡単なプログラムが作成できる。
7週 オブジェクト指向を用いたプログラミング演習 オブジェクト指向を用いた簡単なプログラムが作成できる。
8週 前期中間試験 前期中間までに習った内容を理解する。
2ndQ
9週 GUIに関するプログラミング演習 GUIに関する簡単なプログラムが作成できる。
10週 GUIに関するプログラミング演習 GUIに関する簡単なプログラムが作成できる。
11週 ソートアルゴリズムに関するプログラミング演習 ソートアルゴリズムに関するプログラムが作成できる。
12週 ソートアルゴリズムの計算量の比較 ソートアルゴリズムの計算量を比較する。
13週 データ構造に関するプログラミング演習 データ構造に関するプログラムが作成できる。
14週 データ構造に関するソースプログラムの解析と評価 データ構造に関するソースプログラムを解析し評価する。
15週 ソフトウェアの品質特性 ソフトウェアの品質特性を理解する。
16週 前期期末試験 前期末までに習った内容を理解する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学情報系分野ソフトウェアソフトウェアを中心としたシステム開発のプロセスを説明できる。3
ソースプログラムを解析することにより、計算量等のさまざまな観点から評価できる。3前14
同じ問題を解決する複数のプログラムを計算量等の観点から比較できる。3前14

評価割合

試験発表相互評価態度課題その他合計
総合評価割合60005350100
基礎的能力0005005
専門的能力6000035095
分野横断的能力0000000