文学Ⅲ

科目基礎情報

学校 米子工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 文学Ⅲ
科目番号 0051 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電子制御工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 毎時間の授業時に配布する。
担当教員 藤本 晃嗣

到達目標

・文の内部の接続構造、文と文の接続関係を適切に把握しながら文章を読むことができる。
・文の内部の接続構造、、文と文の接続関係を意識しながら文章を書くことができる。
・文章に対して、適切に批判することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
接続詞や指示語などを適切に把握し、文章の論理構造を正しく理解した上で、読むことができる。接続詞や指示語などを適切に把握しながら文章を読むことができる。接続詞や指示語などを適切に把握しながら文章を読むことができない。
接続詞や指示語などを適切に使用し、文章の論理構造を意識しながら書くことができる。接続詞や指示語などを適切に使用して、文章を書くことができる。接続詞や指示語などを適切に使用して、文章を書くことができない。
ある文章に対して、批判的観点から議論を組み立てることができる。ある文章に対して、批判することができる。ある文章に対して、批判することができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A-2 説明 閉じる
JABEE a 説明 閉じる

教育方法等

概要:
「論理」を言葉と言葉の関連づけと捉え、その関連性を見通す力を、「論理」に関する問題を解くことを通して鍛える。
授業の進め方・方法:
解説を聞いた上で課題を解き提出する。成績の評価は試験を中心に、小テストと授業中の取り組みを加味して行う。
加えて、以下の自学自習を60時間以上行うこととする。
 ・授業内容の理解を深めるため、復習を行う。
 ・定期試験の準備を行う。
注意点:
必ず自分の力で問題を解くこと。また、きちんと正解の確認を行い、よく理解できない場合は質問すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス
「論理」について
授業の目標と概要を把握する。
2週 順接の論理 「順接の接続構造」と「接続の範囲」を理解し、関連する問題を解くことができる。
3週 逆接の論理 「転換と制限」と「譲歩と対比」を理解し、関連する問題を解くことができる。
4週 議論の構造 「指示の論理」と「議論の骨格」を理解し、関連する問題を解くことができる。
5週 論証の構造 「論証の形式」と「論証の分析」を理解し、関連する問題を解くことができる。
6週 論証の評価 「根拠」と「演繹と推測」を理解し、関連する問題を解くことができる。
7週 推測 「背景法則に基づく推測」と「仮説形成」を理解し、関連する問題を解くことができる。
8週 中間試験 中間試験までの内容を理解し、関連する問題を解くことができる。
4thQ
9週 価値評価 「価値評価の論証構造」と「価値評価の適切性」を理解し、関連する問題を解くことができる。
10週 否定 「否定の形」と「ド・モルガンの法則」を理解し、関連する問題を解くことができる。
11週 条件構造 「逆・裏・対偶」と「条件連鎖」を理解し、関連する問題を解くことができる。
12週 推論の技術 「全称と存在の推論」と「消去法」を理解し、関連する問題を解くことができる。
13週 批判への視点 「質問への視点」と「異論と批判」を理解し、関連する問題を解くことができる。
14週 論文を書く 「問題をつかむ」と「論文を組み立てる」を理解し、関連する問題を解くことができる。
15週 様々な論理 パラドックスなど、論理にまつわる諸問題を理解する。
16週 試験 授業の内容を理解し、関連する問題を解くことができる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。3
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。3
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。3
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。3
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。3
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。3
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。3
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。3
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。3
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。3
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。3
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。3
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。3
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。3
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。3

評価割合

試験授業態度小テスト・提出物合計
総合評価割合801010100
基礎的能力801010100
専門的能力0000
分野横断的能力0000