応用数学Ⅱ

科目基礎情報

学校 米子工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 応用数学Ⅱ
科目番号 0087 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電子制御工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 高遠 節夫ほか「新訂応用数学」大日本図書
担当教員 奥雲 正樹

到達目標

ベクトル解析について理解できる.
ラプラス変換について理解できる.
フーリエ級数・フーリエ変換について理解できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
ベクトル解析について理解できる理解できる概ね理解できる理解できない
ラプラス変換について理解できる理解できる概ね理解できる理解できない
フーリエ級数・フーリエ変換について理解できる理解できる概ね理解できる理解できない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A-1 説明 閉じる
JABEE c 説明 閉じる

教育方法等

概要:
教育目標の「基礎力」「応用力」を養う.ベクトル関数、ベクトル演算、線積分・面積分,ラプラス変換の定義,ラプラス変換の応用,フーリエ級数,フーリエ変換について学習する.
授業の進め方・方法:
教科書を中心に講義を進め,教科書・問題集の問を割り当て,板書による添削を行う.
注意点:

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス・空間のベクトル ベクトルの定義を理解し、ベクトルの基本的な計算(和・差・内積)の計算を理解する.
2週 外積 外積の定義・成分計算を理解する.
3週 ベクトル関数 ベクトル関数の定義を理解し,微分計算ができる.
4週 曲線 曲線の単位接線ベクトル,長さの計算ができる.
5週 曲面 曲面の単位法線ベクトル,面積の計算ができる.
6週 勾配・発散・回転
勾配・発散・回転の定義を理解し,成分表示ができる.
7週 演習 これまでの範囲の演習問題を解くことができる.
8週 前期中間試験 これまでに習った内容を理解する.
2ndQ
9週 線積分 スカラー場・ベクトル場の線積分の定義を理解し,計算ができる.
10週 面積分 スカラー場・ベクトル場の面積分の定義を理解し,計算ができる.
11週 グリーンの定理・発散定理・ストークスの定理 グリーンの定理・発散定理・ストークスの定理を理解し,計算ができる.
12週 グリーンの定理・発散定理・ストークスの定理 グリーンの定理・発散定理・ストークスの定理を理解し,計算ができる.
13週 ラプラス変換の定義と例 ラプラス変換の定義を理解し,初等関数のラプラス変換の計算ができる.
14週 演習 これまでの範囲の演習問題を解くことができる.
15週 前期期末試験 これまでに習った内容を理解する.
16週 前期末までの復習 これまでの内容について、課題の認識と修正ができる.
後期
3rdQ
1週 ラプラス変換 ラプラス変換の計算をすることができる.
2週 逆ラプラス変換 逆ラプラス変換の計算をすることができる.
3週 微分方程式への応用 ラプラス変換を用いて微分方程式を解くことができる.
4週 たたみこみ・伝達関数への応用 ラプラス変換とたたみこみ・伝達関数の関係を理解し,計算することができる.
5週 周期2πの関数のフーリエ級数 周期関数のフーリエ級数を求めることができる.
6週 一般の周期関数のフーリエ級数 周期関数のフーリエ級数を求めることができる.
7週 演習 これまでの範囲の演習問題を解くことができる.
8週 後期中間試験 これまでに習った内容を理解する.
4thQ
9週 複素フーリエ級数 周期関数の複素フーリエ級数を求めることができる.
10週 フーリエ変換 フーリエ変換の定義を理解し,計算することができる.
11週 フーリエ変換の性質と公式 フーリエ変換の性質を理解し,計算することができる.
12週 偏微分方程式への応用 偏微分方程式とフーリエ変換との関係を理解し,計算することができる.
13週 スペクトル スペクトルについて理解し,計算することができる.
14週 サンプリング定理 サンプリング定理について理解し,計算することができる.
15週 学年末試験 これまでに習った内容を理解する.
16週 学年末までの復習 これまでの内容について、課題の認識と修正ができる.

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学ベクトルの定義を理解し、ベクトルの基本的な計算(和・差・定数倍)ができ、大きさを求めることができる。3前1,前3
平面および空間ベクトルの成分表示ができ、成分表示を利用して簡単な計算ができる。3前1
平面および空間ベクトルの内積を求めることができる。3前1
問題を解くために、ベクトルの平行・垂直条件を利用することができる。3前1,前2
合成関数の偏微分法を利用して、偏導関数を求めることができる。3前5,前6
2重積分の定義を理解し、簡単な2重積分を累次積分に直して求めることができる。3前5,前10
微分方程式の意味を理解し、簡単な変数分離形の微分方程式を解くことができる。3後3
簡単な1階線形微分方程式を解くことができる。3後3
定数係数2階斉次線形微分方程式を解くことができる。3後3

評価割合

試験態度その他合計
総合評価割合90001000100
基礎的能力0000000
専門的能力90001000100
分野横断的能力0000000