物質工学概論

科目基礎情報

学校 米子工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 物質工学概論
科目番号 0002 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 物質工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 小川和郎著,「乙種第4類危険物取扱者速習テキスト」,電気書院
担当教員 小川 和郎

到達目標

1.実験室の危険性を理解することができる。
2.有効数字を理解して,基本的な単位換算ができる。
3.燃焼および消火に関する基礎を理解することができる。
4.危険物の性質を理解することができる。
5.危険物に関する法令の要点を理解することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1実験室の危険性を理解することができる。実験室の危険性をある程度理解することができる。実験室の危険性を理解することができない。
評価項目2有効数字を理解して,基本的な単位換算ができる。基本的な単位換算がある程度できる。基本的な単位換算ができない。
評価項目3燃焼および消火に関する基礎を理解することができる。燃焼および消火に関する基礎をある程度理解することができる。燃焼および消火に関する基礎を理解することができない。
評価項目4危険物の性質を理解することができる。危険物の性質をある程度理解することができる。危険物の性質を理解することができない。
評価項目5危険物に関する法令の要点を理解することができる。危険物に関する法令の要点をある程度理解することができる。危険物に関する法令の要点を理解することができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A 説明 閉じる

教育方法等

概要:
 化学に関する実験では,火災や爆発を引き起こす化学薬品が多く,非常に危険である。このため,安全に実験ができるように,実験室のリスク,危険物の性質,危険物の火災予防・消火法,危険物に関連する法令等を学習する。また,実験や専門科目の学習に必要な単位換算についても学習する。
授業の進め方・方法:
 授業は座学を中心に行い,適宜,演習問題を解いて理解を深める。わからないところは質問して欲しい。
 この授業は乙種第4類危険物取扱者の取得も考慮して行っている。ぜひ危険物取扱者試験にもチャレンジして欲しい。
 今年度はコロナの影響のため,1~7週目および13週目を遠隔授業とする。
注意点:
 課題(演習問題)を期限内に提出しない場合,減点する。また,未提出の課題が1つでもあれば,再試験を実施しない。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 修学ガイダンス
この講義で何を学ぶかが理解できる。
2週 化学物質のリスク
化学物質の取り扱い
化学物質の基本的な取り扱い方法が理解できる。
3週 化学物質の危険性と関連法令
取得可能な資格
化学物質の基本的な取り扱い方法が理解できる。
4週 有効数字
SI単位
有効数字を考慮した計算ができる。
SI単位を説明できる。
5週 単位換算 基本的な単位換算ができる。
6週 単位換算 基本的な単位換算ができる。
7週 単位換算 基本的な単位換算ができる。
8週 中間試験
2ndQ
9週 危険物の基礎 危険物の基礎が理解できる。
10週 危険物の基礎 危険物の基礎が理解できる。
11週 燃焼の基礎 燃焼に関する基礎用語の意味を説明できる。
12週 燃焼の基礎 燃焼に関する基礎用語の意味を説明できる。
13週 燃焼の基礎 燃焼に関する基礎用語の意味を説明できる。
14週 燃焼の基礎 燃焼に関する基礎用語の意味を説明できる。
15週 燃焼の基礎 燃焼に関する基礎用語の意味を説明できる。
16週 前期期末試験
後期
3rdQ
1週 消火の基礎 消火に関する基礎用語の意味を説明できる。
2週 消火の基礎 消火に関する基礎用語の意味を説明できる。
3週 消火の基礎 消火に関する基礎用語の意味を説明できる。
4週 危険物の性質・火災予防・消火方法(第4類以外の危険物) 第4類危険物以外の一般的な性質を説明できる。
5週 危険物の性質・火災予防・消火方法(第4類危険物) 第4類危険物の一般的な性質を説明できる。
6週 危険物の性質・火災予防・消火方法(第4類危険物) 第4類危険物の一般的な性質を説明できる。
7週 危険物の性質・火災予防・消火方法(特殊引火物) 特殊引火物に分類される各物質の性質を説明できる。
8週 中間試験
4thQ
9週 危険物の性質・火災予防・消火方法(第一石油類) 第一石油類に分類される各物質の性質を説明できる。
10週 危険物の性質・火災予防・消火方法(第二・第三・第四石油類) 第二・第三・第四石油類に分類される各物質の性質を説明できる。
11週 危険物の性質・火災予防・消火方法(アルコール類) アルコール類に分類される各物質の性質を説明できる。
12週 危険物の性質・火災予防・消火方法(動植物油類) 動植物油類に分類される各物質の性質を説明できる。
13週 危険物に関する法令 危険物に関する法令の要点を説明できる。
14週 危険物に関する法令 危険物に関する法令の要点を説明できる。
15週 学年末試験
16週 振り返り・到達目標の確認 授業を振り返り,学習内容を再確認する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。1
実験・実習を安全性や禁止事項など配慮して実践できる。1

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオレポート小テスト合計
総合評価割合7000002010100
基礎的能力7000002010100
専門的能力00000000
分野横断的能力00000000