物質工学創造実習

科目基礎情報

学校 米子工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 物質工学創造実習
科目番号 0014 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 物質工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 谷藤 尚貴

到達目標

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
与えられた課題を理解して自分なりに解決策を提案できる.自分の創造性を表現した意見で課題解決ができ,それが独自性を十分に有する.自分の創造性を表現した意見で課題解決ができる.与えられた情報から課題解決を図ることができない.
自らの提案を表現するプレゼンテーションができる.自らの課題解決にむけた提案を聴者に分かりやすくプレゼンテーションでき,それに対する質疑応答にも対応できる.自らの課題解決にむけた提案をプレゼンテーションできる.自らの課題解決にむけた提案を聴者に分かりやすくプレゼンテーションする準備ができない.
課題解決のためのグループワークができる.課題解決のために効率よいグループワークが実施できる.課題解決のためにグループワークが実施できる.課題解決のためにグループワークを実施できない.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 B 説明 閉じる

教育方法等

概要:
これからの社会が求めている技術者像は、専門的な知識と技術を身に付けるとともに新しい価値を生み出す創造的な考え方を備えている人間である。創造的な考え方を身につけるには、様々な事象に興味を持ち、その事象を多角的に観察把握し問題点の発見、解決方法の考案が出来なければならない。本実習では物質工学に関する最新技術や事象を通して自分自身で学ぶ方法を身につけ、独自のテーマ設定を行いまとめる能力を習得する。
授業の進め方・方法:
4人1グループとし、各グループは物質工学に関連する最新技術、事象について予備知識として導入講義を受けた後、課題を選択し、それらの事柄について多角的に調査を行い報告書を作成する。さらに、各グループは調査したテーマの中から特に興味を抱いたものについてプレゼンテーションを行う。
注意点:
グループワークによる成果物で思考力,創造性,協調性などを評価する.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 演習内容説明 創造実習の目的,内容を理解する
2週 調査課題(1)に関する予備知識導入 課題1の内容を理解して予備知識の習得に努める
3週 調査課題(1)課題解決作業実施 課題1の内容を2週目に得た予備知識で解決していく.
4週 調査課題(1)課題解決作業実施 課題1の内容を2週目に得た予備知識で解決していく.
5週 調査課題(1)課題解決作業実施 課題1の内容を2週目に得た予備知識で解決していく.
6週 調査課題(1)課題まとめ作業 3~5週目までの調査の結果を分かりやすくまとめた資料を作成する.
7週 調査課題(1)プレゼンテーション 課題1に関する自分らの調査結果を発表して聴講者と議論する.
8週 調査課題(1)プレゼンテーション 課題1に関する自分らの調査結果を発表して聴講者と議論する.
2ndQ
9週 調査課題(2)に関する予備知識導入 課題2の内容を理解して予備知識の習得に努める
10週 調査課題(2)課題解決作業実施 課題2の内容を9週目に得た予備知識で解決していく.
11週 調査課題(2)課題解決作業実施 課題2の内容を9週目に得た予備知識で解決していく.
12週 調査課題(2)課題解決作業実施 課題2の内容を9週目に得た予備知識で解決していく.
13週 調査課題(2)課題解決作業実施 課題2の内容を9週目に得た予備知識で解決していく.
14週 調査課題(2)課題まとめ作業 9~13週目までの調査の結果を分かりやすくまとめた資料を作成する.
15週 調査課題(2)プレゼンテーション 課題2に関する自分らの調査結果を発表して聴講者と議論する.
16週 調査課題(2)プレゼンテーション 課題2に関する自分らの調査結果を発表して聴講者と議論する.
後期
3rdQ
1週 調査課題(3)に関する予備知識導入 課題3の内容を理解して予備知識の習得に努める
2週 調査課題(3)課題解決作業実施 課題3の内容を1週目に得た予備知識で解決していく.
3週 調査課題(3)課題解決作業実施 課題3の内容を1週目に得た予備知識で解決していく.
4週 調査課題(3)課題解決作業実施 課題3の内容を1週目に得た予備知識で解決していく.
5週 調査課題(3)課題解決作業実施 課題3の内容を1週目に得た予備知識で解決していく.
6週 調査課題(3)課題まとめ作業 2~5週目までの調査の結果を分かりやすくまとめた資料を作成する.
7週 調査課題(3)プレゼンテーション 課題3に関する自分らの調査結果を発表して聴講者と議論する.
8週 調査課題(3)プレゼンテーション 課題3に関する自分らの調査結果を発表して聴講者と議論する.
4thQ
9週 調査課題(4)に関する予備知識導入 課題4の内容を理解して予備知識の習得に努める
10週 調査課題(4)課題解決作業実施 課題3の内容を9週目に得た予備知識で解決していく.
11週 調査課題(4)課題解決作業実施 課題3の内容を9週目に得た予備知識で解決していく.
12週 調査課題(4)課題解決作業実施 課題3の内容を9週目に得た予備知識で解決していく.
13週 調査課題(4)課題解決作業実施 課題3の内容を9週目に得た予備知識で解決していく.
14週 調査課題(4)課題まとめ作業 10~13週目までの調査の結果を分かりやすくまとめた資料を作成する.
15週 調査課題(4)プレゼンテーション 課題4に関する自分らの調査結果を発表して聴講者と議論する.
16週 調査課題(4)プレゼンテーション 課題4に関する自分らの調査結果を発表して聴講者と議論する.

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。1
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。2前2,前9,前10,後1,後9
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。2前1,前2,前9,前10,後1,後9
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。2前1,前2,前9,前10,後1,後9
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。2前1,前2,前9,前10,後1,後9
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。2前1,前2,前9,前10,後1,後9
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。2前6,前7,前8,前14,後1,後6,後7,後8,後9,後14,後15,後16
複数の情報を整理・構造化できる。2前2,前6,前10,前14,前15,前16,後1,後2,後6,後7,後8,後14,後15,後16
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。2前2,前6,前10,前14,前15,前16,後1,後2,後6,後7,後8,後14,後15,後16
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。2前3,前4,前5,前6,前11,前12,前13,後2,後3,後4,後5,後6,後10,後11,後12,後13
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。2前3,前4,前5,前6,前11,前12,前13,後2,後3,後4,後5,後6,後10,後11,後12,後13
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。2前3,前4,前5,前6,前7,前8,前11,前12,前13,前14,後2,後3,後4,後5,後6,後10,後11,後12,後13
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。2前3,前4,前5,前6,前7,前8,前11,前12,前13,後2,後3,後4,後5,後6,後10,後11,後12,後13
事実をもとに論理や考察を展開できる。2前3,前4,前5,前6,前7,前8,前11,前12,前13,後2,後3,後4,後5,後6,後10,後11,後12,後13
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。2前3,前4,前5,前6,前7,前8,前11,前12,前13,後2,後3,後4,後5,後6,後10,後11,後12,後13
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性目標の実現に向けて計画ができる。2前2,前3,前4,前5,前10,前11,前12,前13,前14,後3,後4,後5,後10,後11,後12,後13
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。2前2,前3,前4,前5,前10,前11,前12,前13,前14,後3,後4,後5,後10,後11,後12,後13
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後16
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。2前3,前4,前5,前11,前12,前13,後2,後3,後4,後5,後7,後10,後11,後12,後13
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。2前3,前4,前5,前11,前12,前13,後2,後3,後4,後5,後7,後10,後11,後12,後13
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。2前3,前4,前5,前11,前12,前13,後2,後3,後4,後5,後7,後10,後11,後12,後13
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。2前3,前4,前5,前11,前12,前13,後2,後3,後4,後5,後7,後10,後11,後12,後13
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。2前3,前4,前5,後12
自身の将来のありたい姿(キャリアデザイン)を明確化できる。2前3,前4,前5,前6,前7,前8,前14,前15,前16,後6,後7,後8,後12,後14,後15,後16

評価割合

試験発表相互評価レポートポートフォリオその他合計
総合評価割合04006000100
基礎的能力04006000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000