到達目標
(1) コンピュータの基本構成を説明できる。
(2) 基本的な情報の表現や計算手順について説明できる。
(3) 情報通信のあらましについて説明できる。
(4) 情報技術の発展などが社会におよぼす影響を説明できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | コンピュータの基本構成を説明できる。 | コンピュータの基本構成をある程度説明できる。 | コンピュータの基本構成を説明できない。 |
評価項目2 | 基本的な情報の表現や計算手順について説明できる。 | 基本的な情報の表現や計算手順についてある程度説明できる。 | 基本的な情報の表現や計算手順について説明できない。 |
評価項目3 | 情報通信のあらましについて説明できる。 | 情報通信のあらましについてある程度説明できる。 | 情報通信のあらましについて説明できない。 |
評価項目4 | 情報技術の発展などが社会におよぼす影響を説明できる。 | 情報技術の発展などが社会におよぼす影響をある程度説明できる。 | 情報技術の発展などが社会におよぼす影響を説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 A-4
説明
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JABEE d1
説明
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教育方法等
概要:
現代の科学技術者にとって、コンピュータは必須のツールである。物質工学科の学生は、ワープロあるいは表計算などの基本ソフトウェアを単純に使うだけになりがちであるが、将来的に技術者同士のコミュニケーションの中で仕事をする ためには、コンピュータの構造・動作や情報処理のしくみについて理解しておくことも必要である。本講義では、情報処理や情報通信のしくみ、コンピュータの原理などについて基礎的な事項を学ぶ。
授業の進め方・方法:
物質工学科の学生であるため、ほとんど触れてこなかった内容をかなり速い進度で説明する。理解するために予習・復 習を欠かさないことが望まれる。
本科目は学修単位であるので、次のような自学自習を60時間以上行うこと。
・授業内容を理解するため、教科書などで予習復習を行う。
・課題レポートを作成する。
・定期試験の準備を行う。
注意点:
授業での到達目標が達成され、情報に関する基礎的な概念が習得できたか否かを評価する。成績は定期試験により評価する。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス、情報システム |
情報を処理し、蓄積し、伝達するシステムの基本的な構造や役割を理解できる。
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2週 |
情報の表現 |
基本的な情報の表現、記号による扱い、2進符号による表現などを理解できる。
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3週 |
情報の伝達と通信 |
情報通信を実現する基本的な技術にどのようなものがあるか理解できる。
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4週 |
計算の方法1(アルゴリズム) |
情報処理における計算の記述方法を理解できる。
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5週 |
計算の方法2(アルゴリズム) |
問題を解く計算手順にどのようなものがあるか理解できる。
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6週 |
計算の方法3(プログラミング) |
計算の記述スタイルの使い分けについて理解できる。
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7週 |
計算の理論1 |
単純化された計算のしくみによって解ける問題と解けない問題があることを理解できる
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8週 |
中間試験までの復習 (中間試験) |
中間試験までの学習内容を理解している。
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4thQ |
9週 |
計算の理論2 |
チューリング機械についてあらましを理解できる。
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10週 |
データの扱い |
データモデルの役割を理解できる。
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11週 |
コンピュータの仕組み1 |
フォン・ノイマン型コンピュータの基本構成を理解できる。
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12週 |
コンピュータの仕組み2 |
基礎的な組み合わせ回路について理解できる。
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13週 |
ユーザインタフェース |
インターフェースの種類やそれらの評価方法について理解できる。
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14週 |
情報技術と社会1 |
情報技術の発展と社会への影響についてそのあらましを理解できる
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15週 |
情報技術と社会2 |
インターネットやAIが社会に及ぼす影響について理解できる
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16週 |
期末試験までの復習 (期末試験) |
期末試験までの学習内容を理解している。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 情報リテラシー | 情報リテラシー | 情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。 | 2 | |
論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。 | 2 | |
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。 | 2 | |
情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。 | 2 | |
同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを知っている。 | 2 | 後16 |
与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。 | 2 | |
任意のプログラミング言語を用いて、構築したアルゴリズムを実装できる。 | 2 | |
情報セキュリティの必要性および守るべき情報を認識している。 | 2 | |
個人情報とプライバシー保護の考え方についての基本的な配慮ができる。 | 2 | |
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威を認識している | 2 | |
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威に対して実践すべき対策を説明できる。 | 2 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |