分析化学Ⅱ

科目基礎情報

学校 米子工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 分析化学Ⅱ
科目番号 0090 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 物質工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 藤井 雄三,谷藤 尚貴,須崎 萌実

到達目標

(1)有機化合物の定性分析に使用する赤外吸収,NMRの基礎的原理を説明することができ、各スペクトルから化合物 が同定できる。
(2)原子による発光あるいは吸光現象に基づいたICP発光分析,原子吸光分析の原理と定量分析法について説明する ことができる。
(3)X線を用いた粉末X線回折,蛍光X線分析の原理と特徴が説明できる。
(4)熱分析の原理と特徴が説明できる。
(5)生物系の分析の原理と特徴を説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1有機化合物の定性分析に使用する赤外吸収,NMRの基礎的原理を説明することができ、各スペクトルから化合物 が同定できる。有機化合物の定性分析に使用する赤外吸収,NMRの基礎的原理を説明することができ、各スペクトルから化合物 がある程度同定できる。有機化合物の定性分析に使用する赤外吸収,NMRの基礎的原理を説明することができ、各スペクトルから化合物 が同定できない
評価項目2原子による発光あるいは吸光現象に基づいたICP発光分析,原子吸光分析の原理と定量分析法について説明する ことができる。原子による発光あるいは吸光現象に基づいたICP発光分析,原子吸光分析の原理と定量分析法についてある程度説明する ことができる。原子による発光あるいは吸光現象に基づいたICP発光分析,原子吸光分析の原理と定量分析法について説明できない。
評価項目3X線を用いた粉末X線回折,蛍光X線分析の原理と特徴が説明できる。X線を用いた粉末X線回折,蛍光X線分析の原理と特徴がある程度説明できる。X線を用いた粉末X線回折,蛍光X線分析の原理と特徴が説明できない。
評価項目4熱分析の原理と特徴が説明できる。熱分析の原理と特徴がある程度説明できる。熱分析の原理と特徴が説明できない。
評価項目5生物系の分析の原理と特徴を説明できる。熱分析の原理と特徴がある程度説明できる。熱分析の原理と特徴が説明できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A-1 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 A-4 説明 閉じる
JABEE d1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
(1)機器分析の原理を理解し,知識を充実させるとともに理解力をつけさせる. (2)機器分析に必要な濃度等の基礎知識も復習する. (3)企業等で行っている水質・大気等の公定分析についての実践的知識を学習する.
全15週のうち,第1週から第4週の授業は,法人で試料分析を担当していた教員が行う.
授業の進め方・方法:
全て座学で行う.有機化学,無機化学,生化学分野で必要な機器分析の手法を十分に学習して欲しい.濃度計算につ いては再確認する.
また,本科目は学修単位であるため,以下のような自学自習を60時間以上行うこと.
・定期試験の準備をする.
・授業内容の理解を深めるため,復習を行う.
注意点:

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス,蛍光エックス線分析/須崎 蛍光エックス線分析について説明できる。
2週 粉末X線回折法/須崎 粉末X線回折法について説明できる。
3週 原子吸光分析法/須崎 原子吸光分析法について説明できる。
4週 発光分光分析法/須崎 発光分光分析法について説明できる。
5週 電気泳動/藤井雄 電気泳動について説明できる。
6週 PCR・DNA配列分析/藤井雄 PCR・DNA配列分析について説明できる。
7週 フローサイトメトリー・ELISA/藤井雄 フローサイトメトリー・ELISAについて説明できる。
8週 中間試験/須崎・藤井雄
2ndQ
9週 クロマトグラフィー/谷藤 クロマトグラフィーについて説明できる。
10週 クロマトグラフィー/谷藤 クロマトグラフィーについて説明できる。
11週 クロマトグラフィー/谷藤 クロマトグラフィについて説明できる。
12週 核磁気共鳴/谷藤 核磁気共鳴について説明できる。
13週 核磁気共鳴/谷藤 核磁気共鳴について説明できる。
14週 赤外分光・質量分析/谷藤 赤外分光・質量分析について説明できる。
15週 期末試験/谷藤
16週 学習のまとめ

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力0000000
専門的能力10000000100
分野横断的能力0000000