歴史Ⅱ

科目基礎情報

学校 米子工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 歴史Ⅱ
科目番号 0003 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 建築学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 岡崎勝世ほか編『明解 世界史A』帝国書院
担当教員 原田 桃子,布施 圭司,中原 道宣

到達目標

(1)具体的な歴史的事実を正しく認識することができる。
(2)個別の事実を羅列的に知るのではなく、同時代の政治・経済・文化など各種の分野の事実との関連に注意し、前後の時代との因果関係についても考察し理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
具体的な歴史的事実を非常によく認識できる。具体的な歴史的事実を概ね認識できる。具体的な歴史的事実を正しく認識していない。
政治・経済・文化などの分野の関連を非常によく理解できる。政治・経済・文化などの分野の関連を概ね理解できる。政治・経済・文化などの分野の関連を理解できない。
前後の時代の因果関係を非常によく理解できる。前後の時代の因果関係を概ね理解できる。前後の時代の因果関係を理解できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 D 説明 閉じる

教育方法等

概要:
この講義は本校の教育目標のうち「基礎力」、「倫理力」を養う科目である。具体的には、1年次の歴史学習を基礎にして、更に欧米の工業化後の世界史を学ぶことにより、世界が過去に歩んできた跡を知り、現代世界の形成の過程と、世界の文化、社会の特質を理解する。
授業の進め方・方法:
講義形式。なるべく多くの“史料”を活用しながら科学的な歴史認識の涵養を目指したい。
注意点:
今後よりよい社会や文化を創るにはどうすればよいかという問題を解く手がかりをつかむつもりで授業に臨んでほしい。
なお、質問がある場合は授業終了後の休憩時間に申し出ること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ・授業のガイダンス ・イギリスから独立するアメリカ アメリカ独立革命について理解できる
2週 ・フランス革命 フランス革命について理解できる
3週 ・ナポレオンの支配からウィーン体制へ ナポレオンの支配からウィーン体制への変化について理解できる
4週 ・フランス革命と社会生活の変化 フランス革命がもたらした社会生活の変化について理解できる
5週 ・大西洋を越えて広がる革命の波 ラテンアメリカ諸国の独立について理解できる
6週 ・産業革命 産業革命について理解できる
7週 ・資本主義 ・社会主義運動 資本主義の発展と社会主義運動の発生について理解できる
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 ・ウィーン体制の崩壊 ウィーン体制の崩壊と19世紀後半の世界情勢について理解できる
10週 ・国際的分業体制 ・ヴィクトリア時代のイギリス ヴィクトリア時代のイギリスの発展と国際的分業体制の展開について理解できる
11週 ・フランス第二帝政 ・イタリア・ドイツの統一 フランス第二帝政とイタリアおよびドイツの統一の展開について理解できる
12週 ・ロシアの改革 ・東方問題 ロシアの改革と東方問題について理解できる
13週 ・南北戦争と戦後の発展 ・科学の発展 アメリカ南北戦争とその後の発展、および19世紀の科学の発展について理解できる
14週 ・オスマン帝国の弱体化 ・侵略に抵抗するイスラーム諸国 オスマン帝国を含むイスラーム諸国のヨーロッパ諸国に対する抵抗について理解できる
15週 ・インド、東南アジアの植民地化 インドと東南アジアの植民地化の展開について理解できる
16週
後期
3rdQ
1週 ・中国と日本の開国 ・アジアの工業化と日清戦争 アヘン戦争後の日本と中国、朝鮮の動きについて理解できる
2週 ・東アジアをめぐる国際関係 ・辛亥革命 東アジアをめぐる国際関係、および辛亥革命について理解できる
3週 ・大衆社会の出現 ・帝国主義の成立 ・人口移動 19世紀末から20席初頭にかけての新たな社会のしくみについて理解できる
4週 ・ドイツの挑戦とバルカン半島の緊張 第一次世界大戦前のドイツおよびバルカン半島の状況について理解できる
5週 ・第一次世界大戦 第一次世界大戦の展開について理解できる
6週 ・ロシア革命 ロシア革命について理解できる
7週 ・ヴェルサイユ体制 ・戦後の列強 ヴェルサイユ体制、およびそれ以降の列強の動向について理解できる
8週 後期中間試験
4thQ
9週 ・中東・インドの民族運動 中東とインドで起きた民族運動について理解できる
10週 ・東アジアの民族運動 東アジアで起きた民族運動について理解できる
11週 ・世界恐慌 世界恐慌とその後の各国の動きについて理解できる
12週 ・ファシズムの台頭 ファシズムの台頭について理解できる
13週 ・満州事変 ・日中戦争 満州事変、日中戦争について理解できる
14週 ・第二次世界大戦 第二次世界大戦について理解できる
15週 ・被害の拡大と戦争の終わり 第二次世界大戦について理解できる
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。2前1,前2,前3,前4,前5,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。2前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。2後14,後15
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。2後1,後2,後3,後5,後10,後11,後13,後14,後15

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力10000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000