到達目標
1.鉄筋コンクリート構造の柱、梁の曲げモーメントに対する配筋を算定できる。
2.鉄筋コンクリート構造の剪断力に対する配筋を算定できる。
3.鉄筋コンクリート構造の床、耐震壁、基礎の配筋を算定できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 曲げモーメントを受ける柱、梁の両者に対して配筋を算定できる。 | 曲げモーメントを受ける柱、梁のどちらか一方に対して配筋を算定できる。 | 曲げモーメントを受ける柱、梁のどちらに対しても配筋を算定できない。 |
評価項目2 | 剪断力を受ける柱、梁の両者に対して配筋を算定できる。 | 剪断力を受ける柱、梁のどちらか一方に対して配筋を算定できる。 | 剪断力を受ける柱、梁のどちらに対しても配筋を算定できない。 |
評価項目3 | 床、耐震壁、基礎の3者ともの配筋を算定できる。 | 床、耐震壁、基礎のいずれかの配筋を算定できる。 | 床、耐震壁、基礎のいずれの配筋も算定できない。 |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 A-3
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JABEE d08
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教育方法等
概要:
まず鉄筋とコンクリートの力学的な性質及び,材料学の分野の基礎知識について復習します.そして,両者の複合材料からなる鉄筋コンクリート構造の基本的な性質を理解したうえで,力学に基く梁・柱・耐震壁・基礎の設計法を学習します。
授業の進め方・方法:
座学と演習を交互に行ないます.4年生までの構造力学の基礎知識があるものとして授業を進めるので,不安な場合は復習をしておいてください。電卓は毎回用意すること。
注意点:
質問は,始業前(8:00ー8:50)、昼休み(12:00-12:50)および会議の無い日の放課後(18:30まで)山田研究室で受け付けます
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス、1章 鉄筋コンクリート構造の概説 |
鉄筋コンクリート構造の概要が理解できる。
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2週 |
第2章 部材の受ける力と抵抗 |
鉄筋コンクリート構造の柱、梁に作用する部材力が理解できる。
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3週 |
第3章 設計法と荷重・外力 |
鉄筋コンクリート構造物に作用する外力が理解できる。
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4週 |
第4章 許容応力度設計法に基づく部材の設計 4.1.3許容応力度 |
許容応力度の概念が理解できる。
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5週 |
梁の曲げモーメントに対する設計 |
曲げモーメントを受ける梁の主筋の算定ができる。
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6週 |
同上 演習 |
曲げモーメントを受ける梁の主筋の算定ができる。
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7週 |
T形断面梁の主筋の算定 |
曲げモーメントを受ける梁の主筋の算定ができる。
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8週 |
同上 演習
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曲げモーメントを受ける梁の主筋の算定ができる。
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2ndQ |
9週 |
前期中間試験 |
前期中間までの内容が理解できる。
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10週 |
剪断力を受ける梁の補強筋の算定 |
剪断力を受ける梁の補強筋の算定ができる
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11週 |
同上 演習 |
剪断力を受ける梁の補強筋の算定ができる
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12週 |
曲げモーメントを受ける柱主筋の算定 |
曲げモーメントを受ける柱主筋の算定ができる
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13週 |
同上 演習 |
曲げモーメントを受ける柱主筋の算定ができる
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14週 |
剪断力を受ける柱の補強筋の算定 |
剪断力を受ける柱の補強筋の算定ができる
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15週 |
同上 演習 |
剪断力を受ける柱の補強筋の算定ができる
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16週 |
前期末試験 |
前期末までの内容が理解できる
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後期 |
3rdQ |
1週 |
床スラブの配筋 |
床スラブの配筋が算定できる
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2週 |
同上 演習 |
床スラブの配筋が算定できる
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3週 |
柱、梁の主筋の付着 |
付着の検定ができる
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4週 |
同上 演習 |
付着の検定ができる
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5週 |
継ぎ手、定着の検討 |
定着の検定ができる
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6週 |
同上 演習 |
定着の検定ができる
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7週 |
柱、梁に関する総合演習 |
柱、梁の主筋、補強筋の算定ができる
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8週 |
後期中間試験 |
後期中間までの内容が理解できる
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4thQ |
9週 |
柱梁接合部の検討 |
柱梁接合部の検定ができる
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10週 |
同上 演習 |
柱梁接合部の検定ができる
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11週 |
耐震壁の配筋 |
耐震壁の配筋が算定できる
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12週 |
同上演習 |
耐震壁の配筋が算定できる
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13週 |
同上 演習 開口部がある場合 |
有開口耐震壁の配筋が算定できる
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14週 |
基礎の配筋 |
基礎の配筋が算定できる
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15週 |
同上 演習 |
基礎の配筋が算定できる
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16週 |
学年末試験 |
学年末までの内容が理解できる。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建築系分野 | 構造 | 骨組構造物に作用する荷重の種類について説明できる。 | 3 | 前3 |
各種構造の設計荷重・外力を計算できる。 | 3 | 前3 |
鉄筋コンクリート造(ラーメン構造、壁式構造、プレストレストコンクリート構造など)の特徴・構造形式について説明できる。 | 4 | 前1 |
構造計算の設計ルートについて説明できる。 | 4 | 前4 |
建物の外力と変形能力に基づく構造設計法について説明できる。 | 4 | 前4 |
断面内の応力の分布について説明できる。 | 4 | 前5 |
許容曲げモーメントを計算できる。 | 4 | 前5 |
主筋の算定ができる。 | 4 | 前5 |
釣合い鉄筋比について説明ができる。 | 4 | 前5 |
中立軸の算定ができる。 | 4 | 前5 |
許容せん断力を計算できる。 | 4 | 前10 |
せん断補強筋の算定ができる。 | 4 | 前10 |
終局曲げモーメントについて説明できる。 | 4 | 前10 |
終局剪断力について説明できる。 | 4 | 前10 |
断面内の応力の分布について説明できる。 | 4 | 前12 |
許容曲げモーメントを計算できる。 | 4 | 前12 |
MNインターラクションカーブについて説明できる。 | 4 | 前12 |
主筋の算定ができる。 | 4 | 前12 |
釣合い鉄筋比について説明ができる。 | 4 | 前12 |
中立軸の算定ができる。 | 4 | 前12 |
許容せん断力を計算できる。 | 4 | 前14 |
せん断補強筋の算定ができる。 | 4 | 前14 |
終局曲げモーメントについて説明できる。 | 4 | 前14 |
終局剪断力について説明できる。 | 4 | 前14 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 0 | 0 | 0 | 0 | 30 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 70 | 0 | 0 | 0 | 0 | 30 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |