建築情報Ⅱ

科目基礎情報

学校 米子工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 建築情報Ⅱ
科目番号 0034 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 建築学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 教科書「図2建築の模型表現」東海大学出版会、配付プリント/参考書「かたちのデータファイル」彰国社
担当教員 西川 賢治,前原 勝樹

到達目標

評価項目1
 デジタルデザインのために必要なハードウエアとソフトウエアを理解する。
評価項目2
 CADによる作図方法を習得する。
 ファイルのデータ形式と互換性についての知識を習得する。
評価項目3
 コンピュータを使った3次元形状の入力方法を習得する。
 コンピュータ上での3次元形状の編集方法を習得する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1デジタルデザインのために必要なハードウエアとソフトウエアを理解できるデジタルデザインのために必要なハードウエアとソフトウエアをある程度理解できるデジタルデザインのために必要なハードウエアとソフトウエアを理解できない
評価項目2CADによる作図方法を習得できる。 ファイルのデータ形式と互換性についての知識を習得できる。CADによる作図方法をある程度習得できる。 ファイルのデータ形式と互換性についての知識をある程度習得できる。CADによる作図方法を習得できない。 ファイルのデータ形式と互換性についての知識を習得できない。
評価項目3コンピュータを使った3次元形状の入力方法を習得できる。 コンピュータ上での3次元形状の編集方法を習得できる。コンピュータを使った3次元形状の入力方法をある程度習得できる。 コンピュータ上での3次元形状の編集方法をある程度習得できる。コンピュータを使った3次元形状の入力方法を習得できない。 コンピュータ上での3次元形状の編集方法を習得できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A 説明 閉じる

教育方法等

概要:
今日,建築をデザインしていく上でコンピュータ利用技術の習得は不可欠となった。この授業ではコンピュータを利用した2次元および3次元の図形表現,画像処理,データの入出力方法等を課題作成を通じて習得することを目的としている。
授業の進め方・方法:
CADを使用する課題では,クラスを2つの班に分けて授業を進めることもある。「デザイン基礎III」と連動した課題もある。積極的に建築CAD室等を利用してソフトウエアの操作に慣れることが必要である。質問は平日放課後在室時に対応します。
注意点:
コンピュータを使用した一斉授業を行うため,円滑な授業進行のためには学生の積極的な取組姿勢が求められる。授業態度(10%)を評価に含める。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス[建築CAD室使用上の諸注意、情報セキュリティの基礎] 情報セキュリティの基礎について理解し、説明できる。
2週 使用するソフトウエアについて  使用するソフトウエアについて理解できる
3週 CAD基礎演習 使用するソフトウエアについて理解できる
4週 CADによる平面構成演習課題1  CADによる平面構成ができる
5週 CADによる平面構成演習課題1 CADによる平面構成ができる
6週 CADによる平面構成演習課題2 CADによる平面構成ができる
7週 CADによる平面構成演習課題3 CADによる平面構成ができる
8週 ファイルのデータ形式とソフトウエア間の互換性について ファイルのデータ形式とソフトウエア間の互換性について理解できる
2ndQ
9週 画像処理1 画像処理ソフトウエアを使用することができる
10週 画像処理2 画像処理ソフトウエアを使用することができる
11週 デジタルデザインのための環境について  デジタルデザインのための環境について理解できる
12週 入出力機器1 プリンタ,スキャナー コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。
13週 入出力機器2 デジタルカメラ,プロジェクタ コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。
14週 CG演習  ソフトウエア操作1 ソフトウエア操作が理解できる
15週 期末試験(実施しない)
16週 CG演習  ソフトウエア操作2 ソフトウエア操作が理解できる
後期
3rdQ
1週 デジタルカメラ撮影・ファイル形式 デジタルカメラ撮影ができる
ファイル形式が理解できる
2週 画像処理3 画像処理ができる
3週 CADによるポスター制作 レイアウト演習課題 CADによるポスターが制作できる
4週 CADによるポスター制作 レイアウト演習課題 CADによるポスターが制作できる
5週 CG演習_3次元形状のモデリング 3次元形状のモデリングができる
6週 CG演習_3次元形状のモデリング 3次元形状のモデリングができる
7週 CG演習_3次元形状の属性設定 3次元形状の属性設定ができる
8週 CG演習_レンダリング演習 レンダリングができる
4thQ
9週 CG演習_課題 3次元形状が作製できる
10週 CG演習_課題 3次元形状が作製できる
11週 木製ベンチ作品の3Dデータ入力 木製ベンチ作品の3Dデータが入力できる
12週 木製ベンチ作品の3Dデータ入力 木製ベンチ作品の3Dデータが入力できる
13週 3Dデータのファイル形式変換、複数ソフトウエアの連携 3Dデータのファイル形式を使用するソフトウエアに応じて変換することができる
14週 木製ベンチ作品のプレゼンテーションポスター作成 木製ベンチ作品のプレゼンテーションポスター作成が作成できる
15週 期末試験(実施しない)
16週 発表・講評 木製ベンチ作品について説明できる

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。2前2,前8,前11
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。2前13

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00010090100
基礎的能力00010090100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000