設計製図Ⅴ

科目基礎情報

学校 米子工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 設計製図Ⅴ
科目番号 0093 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 建築学科 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 山根 秀明,白枝 伸,小椋 弘佳

到達目標

1)課題に関連する資料を収集し、調査を行い問題点を把握できる。
2)地域の問題点に対応した企画・計画・設計を行う応用力・発展力を習得する。
3)設計競技の課題に取り組み創造的な設計提案ができる。
4)提案をわかりやすくプレゼンテーションし発表することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
課題に関連する資料を収集し、調査を行い問題点を把握できる。課題に関連する資料を収集し、調査を行い問題点を把握できる。課題に関連する資料を収集し、調査を行うことができる。課題に関連する資料収集・調査を行うことができない。
地域の問題点に対応した企画・計画・設計を行う応用力・発展力を習得する。地域の問題点に対応した企画・計画・設計を行うことができる。地域の問題点に対応した設計を行うことができる。地域の問題点に対応した設計を行うことができない。
設計競技の課題に取り組み創造的な設計提案ができる。設計競技の課題に取り組み創造的な設計提案ができる。設計競技の課題に取り組み設計提案ができる。設計競技の課題に対して設計提案ができない。
構造計画を重視した空間構造物の創造的なデザインができる。構造計画を重視した空間構造物の創造的なデザインができる。構造計画を意識した空間構造物のデザインができる。構造計画を意識した空間構造物のデザインができない。
提案をわかりやすくプレゼンテーションし発表することができる。提案を十分わかりやすくプレゼンテーションし発表することができる。提案をプレゼンテーションし発表することができる。プレゼンができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 B-1 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 C-1 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 C-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
この設計製図では、以下の二つの課題に取り組む。
第一課題は「全国高専デザコンの課題」であり、他高専の学生と競いながら、創造的な提案を求めるものである。
第二課題は「環境デザインに関する課題」であり、身近な地域のなかから具体的な設計課題を設定し、問題を解決したり、改善する環境デザインを求めるものである。
授業の進め方・方法:
第一課題では、資料収集・調査・計画・設計を重視して学習する。
※2021年度・2022年度はデザコンの空間もしくは創造部門を課題とした
第二課題では、企画・資料収集とプレゼンテーションを重視して学習する。
※2021年度・2022年度は鳥取県建築士会開催の住宅デザインコンペを課題とした
※2019年度は米子市協力のもと後藤駅周辺の整備案コンペを課題とした
注意点:

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス、第1課題説明、コンセプト作成とための個人レポート作成 課題内容を理解する
2週 個人レポート発表、チーム決め、エスキス開始 課題を見つける
3週 エスキス 課題の解決策を考える
4週 エスキスチェック1/2 課題の解決策を考える
5週 エスキスチェック2/2 課題の解決策を考える
6週 課題提出 提案をわかりやすく表現する
7週 第1課題提出・発表・講評 人にわかりやすく説明する
8週 第1課題プラッシュアップ 講評を踏まえて提案内容をブラッシュアップする
2ndQ
9週 第2課題説明 課題内容を理解する
10週 エスキス 課題の解決策を考える
11週 エスキスチェック 人にわかりやすく説明する
12週 エスキス 課題の解決策を考える
13週 ドローイング 課題の解決策を図面やパースなどで表現する
14週 ドローイング 課題の解決策を図面やパースなどで表現する
15週 第2課題提出、発表、講評 人にわかりやすく説明する
16週 コンペ提出作業 コンペ提出への作業を行う
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野設計・製図製図用具の特性を理解し、使用できる。4前6,前12,前13
線の描き分け(3種類程度)ができる。4前6,前12,前13
文字・寸法の記入を理解し、実践できる。4前6,前12,前13
建築の各種図面の意味を理解し、描けること。4前6,前12,前13
図面の種類別の各種図の配置を理解している。4前6,前12,前13
図面の尺度・縮尺について理解し、図面の作図に反映できる。4前6,前12,前13
立体的な発想とその表現(例えば、正投象、単面投象、透視投象などを用い)ができる。4前6,前12,前13
ソフトウェアを用い、各種建築図面を作成できる。4前6,前12,前13
各種模型材料(例えば、紙、木、スチレンボードなど)を用い、図面をもとに模型を製作できる。または、BIMなどの3D-CADにより建築モデルを作成できる。4前6,前12,前13
与えられた条件をもとに、コンセプトがまとめられる。4前2,前4,前5,前6,前9,前10,前12,前13
与えられた条件をもとに、動線・ゾーニングのエスキスができる。4前2,前4,前5,前6,前9,前10,前12,前13
与えられた条件をもとに、配置図、各階平面図、立面図、断面図などがかける。4前2,前4,前5,前6,前9,前10,前12,前13
設計した建築物の模型またはパースなどを製作できる。4前2,前4,前5,前6,前9,前10,前12,前13
講評会等において、コンセプトなどをまとめ、プレゼンテーションができる。4前2,前4,前5,前6,前9,前10,前12,前13
敷地と周辺地域および景観などに配慮し、配置、意匠を検討できる。4前2,前4,前5,前6,前9,前10,前12,前13
建築の構成要素(形と空間の構成)について説明できる。4前3,前6,前7,前11,前12,前13,前14
建築における形態(ものの形)について説明できる。4前3,前6,前7,前11,前12,前13,前14
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。3前3,前7,前11,前14
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。3前3,前7,前11,前14
他者の意見を聞き合意形成することができる。3前3,前7,前11,前14
合意形成のために会話を成立させることができる。3前3,前7,前11,前14
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。3前3,前7,前11,前14
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前14
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前14
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前14
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。3前3,前7,前11,前14
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。3前3,前7,前11,前14
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。3前3,前7,前11,前14
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる3前2,前4,前5,前6,前9,前10,前12,前13
複数の情報を整理・構造化できる。3前2,前4,前5,前6,前9,前10,前12,前13
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。3前2,前4,前5,前6,前9,前10,前12,前13
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。3前2,前4,前5,前6,前9,前10,前12,前13
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。3前2,前4,前5,前6,前9,前10,前12,前13
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。3前2,前4,前5,前6,前9,前10,前12,前13
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。3前2,前4,前5,前6,前9,前10,前12,前13
事実をもとに論理や考察を展開できる。3前2,前4,前5,前6,前9,前10,前12,前13
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。3前2,前4,前5,前6,前9,前10,前12,前13
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。3前2,前4,前5,前6,前9,前10,前12,前13
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。3前2,前4,前5,前6,前9,前10,前12,前13
目標の実現に向けて計画ができる。3前2,前4,前5,前6,前9,前10,前12,前13
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。3前2,前4,前5,前6,前9,前10,前12,前13
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。3前2,前4,前5,前6,前9,前10,前12,前13
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを認識できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14
企業人として活躍するために自身に必要な能力を考えることができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14
総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。3
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。3
要求に適合したシステム、構成要素、工程等の設計に取り組むことができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14
課題や要求に対する設計解を提示するための一連のプロセス(課題認識・構想・設計・製作・評価など)を実践できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前10,前11,前12,前13,前14
提案する設計解が要求を満たすものであるか評価しなければならないことを把握している。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前10,前11,前12,前13,前14
経済的、環境的、社会的、倫理的、健康と安全、製造可能性、持続可能性等に配慮して解決策を提案できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前10,前11,前12,前13,前14

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00007030100
基礎的能力0000302050
専門的能力0000401050
分野横断的能力0000000