到達目標
アメリカ文学の傾向を概観することが目的である。扱う作品には限りがあるが、それぞれの文学史のなかで最も華やかなる時代に注目しながら、歴史的・文化的背景を理解する。また、部分的に作品の原文や翻訳作品に触れながらアメリカ文学を楽しむ。
1. 英米の文学史および歴史に関する基本的な情報を学びとり、自分なりに説明することができる。
2. 各時代の代表的作品について、鑑賞の要所を把握し説明することができる。
3. 作品やその時代に対して、自分なりの解釈を説明することができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 英米の文学史および歴史に関する基本的な情報を学びとり、自分なりに説明することができる。 | 英米の文学史および歴史に関する基本的な情報を学びとり、自分なりに説明することがおおむねできる。 | 英米の文学史および歴史に関する基本的な情報を学びとり、自分なりに説明することができない。 |
評価項目2 | 各時代の代表的作品について、鑑賞の要所を把握し説明することができる。 | 各時代の代表的作品について、鑑賞の要所を把握し説明することがおおむねできる。 | 各時代の代表的作品について、鑑賞の要所を把握し説明することができない。 |
評価項目3 | 作品やその時代に対して、自分なりの解釈を説明することができる。 | 作品やその時代に対して、自分なりの解釈を説明することがおおむねできる。 | 作品やその時代に対して、自分なりの解釈を説明することができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
コミュニケーション能力育成という全体目標の中で、人生に潤いと気品を与える英語の韻文や散文を鑑賞することにより、国際社会に通用する人材を育てるために、鑑賞能力と批評能力を育成する。学年最後には人前で暗唱した詩または英文を表現力豊かに発表してもらうことにより、プレゼン能力を育成する。
授業の進め方・方法:
基本的に毎時間ごとに、文学作品や映画化した映画等を鑑賞し、その中にみられる時代性や英米文化を考察する。その後、レポートを書く等の作業を通して、内容の理解を各自確認する。 また、その場面場面にちりばめられた多くの英語表現を学び、それらの表現を使い作品の鑑賞や批評の仕方を学習する。
注意点:
今年度はノーベル賞作家ジョン・スタインベックに焦点を当て、アートとしての文学を鑑賞する。欠席や遅刻常習者、居眠り常習者に対しては、試験を受けさせないので、そのつもりで履修すること。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
Introduction(授業の進め方および概要説明) |
授業の進め方を理解できる。
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2週 |
Cup of Gold(1) |
1.作品で取り上げられる英文を理解できる。2.作品で取り上げられる英文を要約できる。3. 作品の内容に関する英語の問いに対して、適切な表現で答えることができる。4.作品に出てくる単語・熟語の意味および慣用表現が理解できる。 5.作品に含まれる語法、英語表現のいくつかを応用して適切な英語表現ができる。6. 作品における議論に対して自分の意見を持ち、自己表現することができる。
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3週 |
Cup pf Gold(2) |
上記1~6
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4週 |
Pastures of Heaven(1) |
上記1~6
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5週 |
Pastures of Heaven(2) |
上記1~6
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6週 |
To a God Unknown(1) |
上記1~6
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7週 |
To a God Unknown(2) |
上記1~6
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8週 |
Tortilla Flat(1) |
上記1~6
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2ndQ |
9週 |
Tortilla Flat(2) |
上記1~6
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10週 |
Saint Katy the Virgin |
上記1~6
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11週 |
The Grapes of Wrath(1) |
上記1~6
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12週 |
The Grapes of Wrath(2) |
上記1~6
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13週 |
The grapes of Wrath(3) |
上記1~6
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14週 |
前期のまとめ |
上記1~6
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15週 |
前期末試験(筆記試験) |
これまでの理解力を試すことができる
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16週 |
前期末試験の解答と復習 |
期末試験問題について自らの課題を認識し修正できる
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後期 |
3rdQ |
1週 |
アメリカ文学・文化史/ ケルト文化概説 |
上記1~6
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2週 |
The Wayward Bus |
上記1~6
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3週 |
Cannery Row / The Sweet Thursday(1) |
上記1~6
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4週 |
Cannery Row / The Sweet Thursday(2) |
上記1~6
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5週 |
East of Eden(1) |
上記1~6
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6週 |
East of Eden(2) |
上記1~6
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7週 |
East of Eden(3) |
上記1~6
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8週 |
Winter of Our Discontent(1) |
上記1~6
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4thQ |
9週 |
Winter of Our Discontent(2) |
上記1~6
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10週 |
スタインベックと映画(1) |
上記1~6
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11週 |
スタインベックと映画(2) |
上記1~6
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12週 |
スタインベックとケルト文化(1) |
上記1~6
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13週 |
スタインベックとケルト文化(2) |
上記1~6
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14週 |
後期のまとめ / 1年間のまとめ |
上記1~6
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15週 |
学年末試験 |
これまでの理解力を試すことができる
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16週 |
学年末試験の答案返却と回答 |
学年末試験問題について自らの課題を認識し修正できる
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 英語 | 英語運用の基礎となる知識 | 聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。 | 3 | |
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。 | 3 | |
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。 | 3 | |
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。 | 3 | |
英語運用能力の基礎固め | 説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。 | 3 | |
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。 | 3 | |
工学基礎 | グローバリゼーション・異文化多文化理解 | グローバリゼーション・異文化多文化理解 | それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。 | 3 | |
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。 | 3 | |
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。 | 3 | |
それぞれの国や地域の経済的・社会的な発展に対して科学技術が果たすべき役割や技術者の責任ある行動について説明できる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | レポート | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 40 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 60 | 40 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |