応用ソフトウェア開発

科目基礎情報

学校 米子工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 応用ソフトウェア開発
科目番号 0023 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 専攻科 生産システム工学専攻 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 自作プリント配布/日経ソフトウェア編集,「最新ゼロから学ぶ!Javaプログラミング」, 日経BP社 等
担当教員 松本 正己

到達目標

(1) ソフトウェアの開発手法と,問題解決のためのシステムを構築する技術を説明できる。
(2) オブジェクト言語の演習を通じて具体的なシステム設計手法を説明できる。
(3) 開発したシステムの評価を行うためのテスト,デバッグの技術を説明できる。
(4) データベースとネットワークを用いたシステム開発を実行できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
ソフトウェア開発手法を説明できる.ソフトウェア開発手法を理解する.ソフトウェア開発手法を理解できない.
オブジェクト言語の演習を通じて具体的なシステム設計手法を説明できる.オブジェクト言語の演習を通じて具体的なシステム設計手法を理解できる.具体的なシステム設計手法を理解できない.
開発したシステムの評価を行うためのテスト,デバッグの技術を説明できる.開発したシステムの評価を行うためのテスト,デバッグの技術を理解できる.開発したシステムの評価を行うためのテスト,デバッグができない.
データベースとネットワークを用いたシステム開発を実行できる.データベースとネットワークを用いたシステム開発を理解できる.データベースとネットワークを用いたシステム開発ができない.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A-4 説明 閉じる
JABEE d1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本講義では,ソフトウェアの品質特性,要求分析手法からテスト技術までの開発プロセスについて学ぶ。具体的には,仕様プログラムの設計法について構造化設計,モジュール,オブジェクト設計をJava言語による演習を通じて習得していく。さらにデータベースとネットワークを用いたシステム開発を行う。
授業の進め方・方法:
開発システムの記述言語として、オブジェクト指向言語であるJavaを用いる。基本的な文法事項は基礎演習を通じて各自で修得のこと。
(オフィスアワーは演習室使用可)
注意点:
次のような自学自習を60時間以上行うこと。
・授業内容を理解するため,予め配布したプリント(教科書)で予習する。
・授業内容の理解を深めるため,復習を行う。
・各項目について課題を与えるので,プログラム演習を行う。
・定期試験の準備を行う。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 概要ガイダンス,ソフトウェア開発の概要 ソフトウェア開発手法の概要を理解する.
2週 Java基礎1,ソフトウェア開発1(ウオーターフォールモデル) JAVAの基礎と,ウオーターフォールモデルによるソフトウェア開発手法を理解する.
3週 Java基礎2,ソフトウェア開発2(XP:エクストリーム・プログラミング) JAVAの基礎と,XP によるソフトウェア開発手法を理解する.
4週 Java基礎3,ソフトウェア開発3(オブジェクトとデータ構造) JAVAの基礎と,オブジェクト指向プログラミングの基礎を理解する.
5週 Java基礎4,ソフトウェア開発4(UML) JAVAの基礎とUMLを理解する.
6週 オブジェクト・プログラミング1(XML) XMLを理解する.
7週 オブジェクト・プログラミング2(Network/Socket) TCP/IP によるネットワークを理解し,Socket による通信プログラムを作成できる.
8週 オブジェクト・プログラミング3(Network/Web) TCP/IP によるネットワークを理解し,Web プログラムを作成できる.
4thQ
9週 オブジェクト・プログラミング4(Eclipse/テストケース) 統合開発環境を用いてテストケースを作成できる.
10週 オブジェクト・プログラミング5(グラフィックスAPI) グラフィクスプログラムを作成できる.
11週 オブジェクト・プログラミング6(データベース/SQL) DBを理解できる
12週 オブジェクト・プログラミング7(データベース/SQL) SQL を理解し,BD へのアクセスプログラムを作成できる.
13週 オブジェクト・プログラミング8(アプリケーション作成1) オブジェクト指向を理解し,アプリケーションが作成できる.
14週 オブジェクト・プログラミング9(アプリケーション作成2) オブジェクト指向を理解し,アプリケーションが作成できる.
15週 オブジェクト・プログラミング10(アプリケーション作成3) オブジェクト指向を理解し,アプリケーションが作成できる.
16週 試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験演習相互評価課題ポートフォリオその他合計
総合評価割合402004000100
基礎的能力0000000
専門的能力402004000100
分野横断的能力0000000